金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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127-130:えすとえむ 『いいね!光源氏くん1~4』

2020-06-19 23:24:58 | 20 本の感想
えすとえむ 『いいね!光源氏くん1~4』
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

いとをかし、いけめん居候コメディ。
藤原沙織(ふじわらさおり)さん(27)都内在住OL
『コレ、最近の話なんですけどー、部屋に突然現れた男が
“光源氏(ひかるげんじ)”らしいんです。
そう、平安時代のアレです、
モテまくり貴公子のお話『源氏物語(げんじものがたり)』の主人公。
最初、コスプレ不審男だと思って金属バッドでブン殴っちゃった手前、
しばらく面倒みることにしたんです。
それからほぼヒモ状態なんですけど、すごく優雅で悪びれなくて…。
なんか毎日楽しそうにしてますよ。
ツイッターに和歌とかあげてて、フォロワーもそこそこいるみたい。
女の人はホント好きですねー、彼。
だけど私には手を出してこないんですよね。
あっでも手を出されたいとかじゃないんですよ。
まあ、なんかワケが分かんないまんま、美形のニートに
住み着かれちゃったなぁみたいな…?』 
平安貴族がタイムスリップ!? 平安貴族は働かない。
ニートなの?ヒモなの!? 
ゆる笑な毎日と、美しい和歌に、いいねボタン必須!!

**********************************

大河ドラマの後に入っていた予告みたいな宣伝で
ドラマの存在を知った。
光源氏が現代に転生してくるとか、しょうもな~と思って
放送中は興味もなく見ようとは思わなかったのだけど、
原作の漫画家さんが読んだことある方だとわかって購入。
『このたびは』しか読んだことなかったのだけど、
絵と間の取り方が好きだったので。

おもしろかったー。
ヒロインが源氏にときたまキュンしつつも、
ラブ度は薄めのコメディなのがよい。
ドタバタしていない、だけどくすりと笑わせる
ユーモアのセンスと間の取り方。
ちゃんと既存のものではない和歌を詠ませてるのもよい。

しかし、源氏と頭中将は京都御所を知らないんじゃないかな?
紫式部が生きていた時代、あそこは里内裏にもなってないのでは。

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125・126:栗美あい/雪村花菜 『紅霞後宮物語~小玉伝~』1・2巻

2020-06-19 16:49:58 | 20 本の感想
栗美あい/雪村花菜 『紅霞後宮物語~小玉伝~ 1 ・2』
★★★★☆

なんでだかブログに感想記事が残ってないんだけど、
富士見L文庫の原作は既読。
ずいぶん前なので記憶が曖昧なのだけど、
1巻は確実に読んだし、2巻も読んだ気がする。

武人のアラサーが皇后になった、という変化球の後宮もので、
ヒロインのキャラクターが魅力的。
ヒロイン無双には決してならないほろ苦い展開も好み。
おもしろかったのだけど、文章に引っかかるところが多くて
原作を読むのはやめてしまったのだった。
漫画版はその引っかかりがない分純粋に楽しめた。

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