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金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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97:川口明子 『大塚女子アパートメント物語 オールドミスの館にようこそ』

2017-10-27 19:47:04 | 17 本の感想
川口明子『大塚女子アパートメント物語 オールドミスの館にようこそ』(教育史料出版会)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

1930年、独身の職業婦人のために、日本で初めて建てられた
「同潤会大塚女子アパートメントハウス」。
ここは、元祖キャリアウーマンの城であり、
「オールドミス」と揶揄されながら
「個」の人生を生きた女性たちを守るシェルターでもあった。
さまざまな女性がやってきて、さまざまな人生が交錯し、
働く女性に新しいライフスタイルをもたらした
大塚女子アパートメント、その73年の物語。

*************************************

仕事の関係で読んだ本。

「職業婦人」が働いている女性全体を指すのではなく、
女医や教師、芸術家などの「精神労働者」に限って
使われた言葉だというのは初めて知った。

駅近で、レストラン(食堂)とサンルームが
ついているなんて、夢のようなアパートだ。
外部の人もレストランには入れるけど、
居住スペースには入れない造りになっていて
防犯面もしっかり。

著者の個人的な反発のように受け取れる記述が
邪魔くさく感じられる部分もあったけれど、
初めて知ったことが多く、
谷崎潤一郎など意外な有名人が関係者として登場するのも
おもしろかった。


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