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金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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134:宮城谷昌光 『太公望〈上〉』

2005-11-11 12:39:36 | 05 本の感想
宮城谷昌光『太公望〈上〉』(文藝春秋)
★★★★☆

『夏姫春秋』以来、十年ぶりの宮城谷昌光。
とんとご無沙汰だった歴史小説ですが、ひさびさにそのおもしろさに
触れたなぁ!
鬼公・土公・箕子の英雄たちのやりとり、幼いながらに先を見据えて
自らを高めていく望のあり方にわくわくしたし、
壮大な物語に対する期待も高まります。
中国史はやっぱりスケールがちがうよ!
漢字という表意文字の持つ意味、呪術的な側面にも改めて気づかされて、
続きが楽しみです。
でも、最後で望がいきなり出てきた女と結婚しちゃったのがムカついたので
★4つ(笑)。
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