昨日、1月5日が“小寒”といって、二十四節気の一つですが、
年によって6日となることもあります(昨年は6日でした)。 冬至から数えて15日目です。
この日から“寒の入り”といって“寒中見舞い”をしたり、一年の中で最も寒い時期だといっているのですが、
ちなみに“大寒”は1月20日の日曜日に当たります。
2月3日の節分までが寒の内つまり“寒中”で一番寒い時期とされています。
続いて、2月4日が立春・・となるのですが、まだまだ寒いですよね。
突然、大分合同新聞から・・
「・・節分(2月3日)までの「寒の内」は寒さで雑菌が繁殖しにくく、
日本酒の仕込みに最適な時季とされる。
蔵人の中野淳之専務(33)は「こうじ菌は蒸した米が熱いと死ぬし、冷たいと発酵しない。
温度の加減が酒の味を決める」と、目が離せない日々が続く。
10月中旬から始まった日本酒造りは今がピーク。「今年は香りと甘みが例年よりマッチし、出来がいい。
女性にも愛される日本酒をつくっていきたい」と話した。」
小寒の期間の七十二候は以下の通りです。(ウイキペディアより)
初候
芹乃栄(せり すなわち さかう) : 芹がよく生育する(日本)
雁北郷(かり きたにむかう) : 雁が北に渡り始める(中国)
次候
水泉動(すいせん うごく) : 地中で凍った泉が動き始める(日本)
鵲始巣(かささぎ はじめて すくう) : 鵲が巣を作り始める(中国)
末候
雉始雊(きじ はじめて なく) : 雄の雉が鳴き始める(日本)雊は{句隹}
野鶏始雊(やけい はじめて なく) : 雄の雉が鳴き始める(中国)
こう見てくると、地上は寒い寒いといっていますが、土中や自然界では既に活動が始まっているということですね。
明日7日は“七草”です。 昔は、このように一年中何だかんだと「言葉」(単なる数字・・月日ではなく)
で表現して、日常生活に分かり易く溶け込んでいたのですね。
七草は良くご存じの“せり、なずな・・・”というヤツですが、ちょっと調べてみますと、
こじつけのようでもありますが・・
セリ:一所に競り合って生えているから、人々もこのようにし繁く育ちたい・・という意。 ナズナ:撫で菜・・で、愛しみ撫でる。 ゴギョウ:これはハハコグサ(母子ぐさ)。ハコベラ:はこべ。 ホトケノザ:土器菜。スズナ:唐菜、スズは小さいとか清いという意。スズシロ:清白でダイコン。
パティページをしのびB面(?)から~