アルジェリアでは大変なことが起こってしまいました。
日本政府も日揮も総力を挙げて安否確認をしていますが、厳しいといっています。
このような人がまだまだいるんですね。
こんな時になんですが、園芸友の会のノートを見ていましたら、「先祖がえり」が目に止まり、ちょっと調べてみました。
学研の“国語大辞典”では、「先祖にはあったが、現在では一般に見られない形質が突然ある個体に現れること。」
とありましたが、 植物に限定してみると、
ネットでは、「先祖返りとは、交配や突然変異をして品種が改良された植物が、交配前の品種に戻ってしまう
ことを言います。」とある。 この場合の交配とは、人為的に交配させたものや、自然に交配したものも含んでいる。
例えば、斑入りの葉っぱを特徴にもつ植物が交配して種ができ、その種から成長する植物の葉っぱが斑入りでなくなり、
元来の緑葉に戻ったりするのも先祖返りのひとつです。
もともと、斑入り植物は、緑一色の葉っぱを持つ植物が、突然変異で葉緑素を一部なくした状態のもので、
このような自然界の突然変異株を選抜して人工栽培し、斑入り品種として流通してきたものが、斑入り植物のルーツなのです。
もともとが緑一色の植物ですから、「先祖返り」とは、斑入りがなくなり、あるいは斑入りでない葉が出現して、
それが優生なので、劣性の斑入り葉が減っていき、最後には緑一色の植物に戻ること、またその経過をいいうのだそうです。
だから、先祖返りを見つけたら、すぐに緑一色の葉を取らなきゃいけない。枝全体が緑色になっている場合は、
枝ごと切り取る必要があるといいます。
緑一色の葉は斑入り葉よりも強健ですので、斑入り葉が駆逐されてしまいますので、見つけたらすぐに
緑色の葉を摘み取る必要があるのです。
先祖返りは、ほぼすべての斑入り植物にありうる現象だそうです。
これと似た現象に「枝変わり」とか「葉変わり」というのもあります。
枝変わりとは、「植物にみられる突然変異のひとつで、一部分だけ枝葉、花、果実が
他の部分と違った性質になって、子に伝えられていくもの。
これにより新しい品種が得られた例が果樹に多い。花の例では、もともと花の色が赤であるのに、
一枝だけは白い花が咲くような状態。」
ウイキペディアでは、
「枝変わり(えだがわり、bud sport)とは、植物のある枝だけに関して、新芽・葉・花・果実などが、
成長点の突然変異などによって、その個体が持っている遺伝形質とは違うものを生じる現象である。
動物であれば、体細胞の突然変異が新たな個体に反映することはまずあり得ないが、植物では成長点から先舳先へと
体が作られてゆくため、変異しなかった部分と区別され、形質として固定する可能性がある。」・・・(この、動物と植物の体細胞の仕組み・違いについて別途勉強してアップしたいと思います。)
枝変わり コニファの例
(ウイキペディアから)
葉変わり(はがわり)
植物の一部の葉に生じた突然変異なんだそうで、その葉っぱだけがまわりと違ったのが出る・・というのですね。
先祖がえりで、もう少しネットを見ていたら、読売オンラインに次のようなくだりがありましたので部分掲載します。
「“先祖返り”の鍵をこじ開ける 山中伸弥・iPS細胞研究所長らが開発した
iPS細胞には、そうした問題がない。私たちの体を形作る60兆個の細胞は、受精卵から発生が進む過程で、
それぞれ心臓や肝臓、目などの細胞に変化し、その後は他の細胞にならないよう指令が出される。
専門の細胞になった後は、“先祖返り”しないように遺伝子に鍵がかけられるのだ。
だが、山中所長らは、鍵を開ける遺伝子があると信じた。ES細胞だけにあり、ES細胞が別の細胞に変化した後は
働かなくなる遺伝子を探した。
それは数百個あった。24個まで絞り込んで、その遺伝子すべてをマウスの胎児の細胞に入れ込むと、
ES細胞に似た細胞ができた。
次に、加える遺伝子を1個ずつ減らしていくと、4遺伝子が組み合わさった時に鍵が開くとわかり、
iPS細胞の開発につながった。」と。
日本政府も日揮も総力を挙げて安否確認をしていますが、厳しいといっています。
このような人がまだまだいるんですね。
こんな時になんですが、園芸友の会のノートを見ていましたら、「先祖がえり」が目に止まり、ちょっと調べてみました。
学研の“国語大辞典”では、「先祖にはあったが、現在では一般に見られない形質が突然ある個体に現れること。」
とありましたが、 植物に限定してみると、
ネットでは、「先祖返りとは、交配や突然変異をして品種が改良された植物が、交配前の品種に戻ってしまう
ことを言います。」とある。 この場合の交配とは、人為的に交配させたものや、自然に交配したものも含んでいる。
例えば、斑入りの葉っぱを特徴にもつ植物が交配して種ができ、その種から成長する植物の葉っぱが斑入りでなくなり、
元来の緑葉に戻ったりするのも先祖返りのひとつです。
もともと、斑入り植物は、緑一色の葉っぱを持つ植物が、突然変異で葉緑素を一部なくした状態のもので、
このような自然界の突然変異株を選抜して人工栽培し、斑入り品種として流通してきたものが、斑入り植物のルーツなのです。
もともとが緑一色の植物ですから、「先祖返り」とは、斑入りがなくなり、あるいは斑入りでない葉が出現して、
それが優生なので、劣性の斑入り葉が減っていき、最後には緑一色の植物に戻ること、またその経過をいいうのだそうです。
だから、先祖返りを見つけたら、すぐに緑一色の葉を取らなきゃいけない。枝全体が緑色になっている場合は、
枝ごと切り取る必要があるといいます。
緑一色の葉は斑入り葉よりも強健ですので、斑入り葉が駆逐されてしまいますので、見つけたらすぐに
緑色の葉を摘み取る必要があるのです。
先祖返りは、ほぼすべての斑入り植物にありうる現象だそうです。
これと似た現象に「枝変わり」とか「葉変わり」というのもあります。
枝変わりとは、「植物にみられる突然変異のひとつで、一部分だけ枝葉、花、果実が
他の部分と違った性質になって、子に伝えられていくもの。
これにより新しい品種が得られた例が果樹に多い。花の例では、もともと花の色が赤であるのに、
一枝だけは白い花が咲くような状態。」
ウイキペディアでは、
「枝変わり(えだがわり、bud sport)とは、植物のある枝だけに関して、新芽・葉・花・果実などが、
成長点の突然変異などによって、その個体が持っている遺伝形質とは違うものを生じる現象である。
動物であれば、体細胞の突然変異が新たな個体に反映することはまずあり得ないが、植物では成長点から先舳先へと
体が作られてゆくため、変異しなかった部分と区別され、形質として固定する可能性がある。」・・・(この、動物と植物の体細胞の仕組み・違いについて別途勉強してアップしたいと思います。)
枝変わり コニファの例
(ウイキペディアから)
葉変わり(はがわり)
植物の一部の葉に生じた突然変異なんだそうで、その葉っぱだけがまわりと違ったのが出る・・というのですね。
先祖がえりで、もう少しネットを見ていたら、読売オンラインに次のようなくだりがありましたので部分掲載します。
「“先祖返り”の鍵をこじ開ける 山中伸弥・iPS細胞研究所長らが開発した
iPS細胞には、そうした問題がない。私たちの体を形作る60兆個の細胞は、受精卵から発生が進む過程で、
それぞれ心臓や肝臓、目などの細胞に変化し、その後は他の細胞にならないよう指令が出される。
専門の細胞になった後は、“先祖返り”しないように遺伝子に鍵がかけられるのだ。
だが、山中所長らは、鍵を開ける遺伝子があると信じた。ES細胞だけにあり、ES細胞が別の細胞に変化した後は
働かなくなる遺伝子を探した。
それは数百個あった。24個まで絞り込んで、その遺伝子すべてをマウスの胎児の細胞に入れ込むと、
ES細胞に似た細胞ができた。
次に、加える遺伝子を1個ずつ減らしていくと、4遺伝子が組み合わさった時に鍵が開くとわかり、
iPS細胞の開発につながった。」と。