書誌情報から:
土屋守(2000):スコッチ三昧(新潮選書)、新潮社、236p。
スコッチの歴史から製法、蒸留所、飲み方、文化等、さまざまなジャンルに渡り、全編Q&Aでまとめられた、いわばスコッチ事典。
帯には「ウイスキーの薀蓄、ここに極まる/この一冊で、あなたもスコッチ通になれる」とありますが、確かに、薀蓄、極まってます(スコッチ通になれるかは別にして)。
酒の本に限らず、Q&A形式の本にはがっかりさせられることが多い気がします。
と、いうのも、「ジャンル別に無理やり作ったQ&Aに」「分担性で」「インターネットで検索したような情報を並べる」本が多いから。
でも、この本はちょっと違います。
一人の著者が、(想像ですが)自分の話したいことをQ&Aの形で、自分の言葉で語っている、という印象を強く受けました。
Q&AのQuestionも体系だっているようで体系だっていないし、また、Answerの中にはオーバーラップしているところもあります。
でも、そこが良い。碩学に思いつくまま質問を投げかけ、彼が自分の経験も踏まえつつ、その質問を切り口にスコッチを語る、というまとめ方。一つ一つの答えは、問いに直接対応するというより、問いをネタに語っています。
そうです、Q&Aは事典の分類ではなく、スコッチを語る切り口なんですね。
こんな風に語れるようになりたい、ものです。
お薦め度:★★★★☆
升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx
土屋守(2000):スコッチ三昧(新潮選書)、新潮社、236p。
スコッチの歴史から製法、蒸留所、飲み方、文化等、さまざまなジャンルに渡り、全編Q&Aでまとめられた、いわばスコッチ事典。
帯には「ウイスキーの薀蓄、ここに極まる/この一冊で、あなたもスコッチ通になれる」とありますが、確かに、薀蓄、極まってます(スコッチ通になれるかは別にして)。
酒の本に限らず、Q&A形式の本にはがっかりさせられることが多い気がします。
と、いうのも、「ジャンル別に無理やり作ったQ&Aに」「分担性で」「インターネットで検索したような情報を並べる」本が多いから。
でも、この本はちょっと違います。
一人の著者が、(想像ですが)自分の話したいことをQ&Aの形で、自分の言葉で語っている、という印象を強く受けました。
Q&AのQuestionも体系だっているようで体系だっていないし、また、Answerの中にはオーバーラップしているところもあります。
でも、そこが良い。碩学に思いつくまま質問を投げかけ、彼が自分の経験も踏まえつつ、その質問を切り口にスコッチを語る、というまとめ方。一つ一つの答えは、問いに直接対応するというより、問いをネタに語っています。
そうです、Q&Aは事典の分類ではなく、スコッチを語る切り口なんですね。
こんな風に語れるようになりたい、ものです。
お薦め度:★★★★☆
升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx