スポーツの秋、芸術の秋。
大平雅巳(2008):西洋陶磁入門、岩波新書(新赤版1117)、岩波書店、196p.
こんな本です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/01/859f61f5230cbde8a1ac13a22df206f1.jpg)
内容は、古代・中世から17,18世紀まで、時代、地域の異なる16の作品(群)-例えば「オランダのデルフト陶器」など-を選び、それぞれの陶磁器やその成立・普及等の背景を物語として綴ったものとなっています。
それぞれの物語は独立して読めるようになっていますが、前書きではそれらの大まかな(歴史的・地理的)つながりにもふれられており、全体を有機的に結びつけています。
紙も真っ白の上質紙を使っておりカラー写真もとても美しい!!
こちらは、酒ブログランキング。今日の涵清閣のランクは?
で、やはり視点は、
お酒がらみの写真です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/3e/ff0681a5a925636a88070695afb5d86f.jpg)
この写真は、森鴎外がドレスデン滞在中に迎えた誕生日のパーティーでザクセンの軍事総監から贈られたビアジョッキ。
また、一見、何かな?と思われる金魚鉢のようなのは
これ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/69/f3f8db239e09a81651b86928916a0e05.jpg)
フランスのファイアンス(錫白釉陶器)。
代表的な意匠である魚介類を施した、ワイン・クーラーです。
磁器には手の届かない人々の「白いやきもの」への欲求を満たした陶器として17-18世紀に多く生産されたとのこと。
さて、読んでいて、お酒の情報として「ふーん」と感心したのが、
これ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/ed/48e7fa5634dc842764099983d916c15a.jpg)
よく見る感じのギリシャ陶器です。
20数年前にアテネに行ったときも、「歴史お土産」として、こうした意匠のものが多く売っていました。
なんとなく、シュンポシオン(饗宴)でお酒を入れるものなのだろうなぁ、と思っていたのですが、「クラテル」という立派な名前がついているとのこと。
その「物語」を読んで驚いたのが、この使い方。
これは「混酒器」とも訳されるようで、その字のごとく、当時の習慣である、ワインを水やお湯で割って飲むためのものだそうです。
(ちなみに、ワインをストレートで飲むのは無作法とみなされていたそうです)
比率は、、、、ワイン対水が1:2とか1:3とか、どうもワインの方が少ないようで、「中には、年代物のワインを20倍に薄めて飲んだという記録もあるそうですから、、、」と、とんでもない比率もあったようです。
その比率、シュンポシオン(饗宴)で都度選ばれる進行役が決めたそうです。
鍋奉行、みたいなものでしょうか。。。。。
★★★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★★
ここをクリック!!お酒の情報満載です。涵清閣のランキングは?
牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx
大平雅巳(2008):西洋陶磁入門、岩波新書(新赤版1117)、岩波書店、196p.
こんな本です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/01/859f61f5230cbde8a1ac13a22df206f1.jpg)
内容は、古代・中世から17,18世紀まで、時代、地域の異なる16の作品(群)-例えば「オランダのデルフト陶器」など-を選び、それぞれの陶磁器やその成立・普及等の背景を物語として綴ったものとなっています。
それぞれの物語は独立して読めるようになっていますが、前書きではそれらの大まかな(歴史的・地理的)つながりにもふれられており、全体を有機的に結びつけています。
紙も真っ白の上質紙を使っておりカラー写真もとても美しい!!
こちらは、酒ブログランキング。今日の涵清閣のランクは?
で、やはり視点は、
お酒がらみの写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/3e/ff0681a5a925636a88070695afb5d86f.jpg)
この写真は、森鴎外がドレスデン滞在中に迎えた誕生日のパーティーでザクセンの軍事総監から贈られたビアジョッキ。
また、一見、何かな?と思われる金魚鉢のようなのは
これ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/69/f3f8db239e09a81651b86928916a0e05.jpg)
フランスのファイアンス(錫白釉陶器)。
代表的な意匠である魚介類を施した、ワイン・クーラーです。
磁器には手の届かない人々の「白いやきもの」への欲求を満たした陶器として17-18世紀に多く生産されたとのこと。
さて、読んでいて、お酒の情報として「ふーん」と感心したのが、
これ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/ed/48e7fa5634dc842764099983d916c15a.jpg)
よく見る感じのギリシャ陶器です。
20数年前にアテネに行ったときも、「歴史お土産」として、こうした意匠のものが多く売っていました。
なんとなく、シュンポシオン(饗宴)でお酒を入れるものなのだろうなぁ、と思っていたのですが、「クラテル」という立派な名前がついているとのこと。
その「物語」を読んで驚いたのが、この使い方。
これは「混酒器」とも訳されるようで、その字のごとく、当時の習慣である、ワインを水やお湯で割って飲むためのものだそうです。
(ちなみに、ワインをストレートで飲むのは無作法とみなされていたそうです)
比率は、、、、ワイン対水が1:2とか1:3とか、どうもワインの方が少ないようで、「中には、年代物のワインを20倍に薄めて飲んだという記録もあるそうですから、、、」と、とんでもない比率もあったようです。
その比率、シュンポシオン(饗宴)で都度選ばれる進行役が決めたそうです。
鍋奉行、みたいなものでしょうか。。。。。
★★★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★★
ここをクリック!!お酒の情報満載です。涵清閣のランキングは?
牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx