昨日は「全国きき酒選手権」で「大学対抗の部」というのがあって、そこには16大学18チームが参加しているけど、そもそも日本酒のサークルなんて昔はあったっけ?というお話をしました。
まずは件の「全国きき酒選手権」での「大学対抗の部」ですが、これは2013年の第33回大会からだということですが、要件はサークル等ではなく「2名1組」ということなので、その時点ではサークルが沢山あった、わけではないと思われます。
もう少し調べてみると、色々な大学で日本酒のサークルがあるようですが、「いつ頃設立された」という情報はあまり出ていないんですね。
その中で、酒ストリートというサイトに「大学の日本酒部を訪ねる」という企画記事がありました。
連載自体、2回で終わっているようですが、そこでは東京農業大学と中央大学の日本酒サークルが取り上げられており、設立は両校とも2019年ということでした。また、記事の中では中央大の代表の方が「最近、Twitterでも関東にある大学の日本酒サークルアカウントが増えたと思うんですけど、一番最初はウチです!」と、高らかに宣言!しているので、関東では2019年から?で、やはり新しいんですね。
(ちなみに取材は2020年)
また、日本酒サイトSAKETIMESでは2018年の選手権優勝者として京都大学の日本酒サークル「SakeLab.酛」への取材が掲載されていて、そこでは「2017年4月に別の日本酒同好会に在籍していた4人のメンバーが、「より日本酒を深く知りたい」「日本酒についてもっと学びたい」という想いで新たに立ち上げ」とありますので、京大では2017年4月以前から何らかのサークルがあったようです。
そうそう、酒類総研の研究員の方の取材記事では、「広島大学の学生時代、西条酒まつり」に参加し日本酒の魅力に気づき、4年生の2015年に酒類総合研究所の研究生となり、その2カ月後「広島大学日本酒サークル」を立ち上げ」とありました。
やはりその辺りの年代ですが、経歴はいかにも酒どころ広島という感じですね。
同じく酒どころでは、神戸大学でも「正宗会」という日本酒のサークルがあるようで、直接設立に係る記載はありませんが、SNS発信は2012年まで遡れます(のでその辺り?)。
更に酒どころを探求すると、新潟では酒造組合に関連記事が。
県内の大学で現在活動している日本酒サークルは主に2つ。
創立約40年の長岡技術科学大学の〈しゅがく〉と、新潟大学の日本酒サークル〈雪見酒〉だ。
おっと、伏兵!ではありませんが、長岡技術科学大学が創立約40年ということなので1980年代には成立していたということですね。これは古い。
(ちなみにもう一つの新潟大学は、記事では2011年に活動開始だそう)
少数の事例から無理無理まとめると、2010年代からとかが主流で、長岡科学技術大が突出して古い、となるのかなぁ。
調べる中ではご懇意先の人気酒造さんが大学サークルとの交流会を開いたようなので、もうちょい調べたくなったら聞いてみましょう。
(でも調べたくならない気もする)
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