一昔前、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という新書本が一世を風靡しました。
町内を巡回している「さおだけ屋」さん、物干し竿なんて単価が安そうだし、そもそもそんなに売れそうにないのにナゼ商売として成り立っているの?という疑問に、会社会計の考え方から答えるという本。
正解は「物干し竿を売るのをきっかけに物干し台やベランダ工事等を受注する」、という単価アップ作戦や、「本業は他の商品の配送で配送途中にアナウンスを流すのでコストはゼロに近い」、というものでした。
先日銀座を歩いていて、「稀少なワインを扱う」という触れ込みのポップアップストアでお話を聞いてこの本のことを思い出しました。
そのワイン屋さんの「稀少」というのは「これまでに日本に入っていない」というのと「そもそも1万本くらいしか醸造していない」というワインを「200本とか少量を輸入」しているというもの。
全部で15種類くらいあったでしょうか。
それぞれ1本5000~10,000円くらいとお手頃な価格で、稀少と言われるとちょっと心が動くのですが、同時に思ったのは「これ、どうやって儲けるんだろう」という素朴な疑問。
仮に1種類200本、15種類として輸入するのは合計3,000本。
1本7,000円と仮定すると、全部売れると2,100万円。
現地での買い入れ価格と輸送料金でこの金額の半額以下、例えば40%とすると、粗利益は1,300万円くらい。
ここからポップアップストアの出店費用やそのほかの経費を除くと、1人とか2人の給料でも厳しそう。
どうやりくりしているのでしょうか?
どこかに「さおだけ屋商法」がありそうです。
(なーんかわかってきたぞ)
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