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数字で見ると難しそう、、、、クラフトビールからリサイクルしたペーパー

2025-03-13 13:02:38 | 附属酒類経済研究所




先日、事務機器の関連で「リコー」の方と名刺を交換しました。





色が茶色なのはさておき、左側にビールジョッキらしきものがあしらわれています。
ジョッキの下には、細かい(というか細い)文字でCraft Beer Paper Sampleとあります。

クラフトビールペーパーサンプル?

裏を見るとちゃんと書いてありました。




クラフトビールペーパー
クラフトビールを醸造する過程で出るモルト粕を紙に混ぜ込んで作られたクラフト紙です。

なるほど、そういうことですか。

QRコードのサイトにはその他いろいろな情報がありました。


クラフトビール醸造所(以下、ブルワリー)が多く密集する横浜ではモルト粕の廃棄を課題に感じるブルワリーも多く、株式会社kitafukuでは課題解決に向けた手段のひとつとしてクラフトビールペーパーの開発・製造を実施しています。
これまでクラフトビールペーパー製造で回収したモルト粕は累計で1000kgを超え、回収にご協力いただいたブルワリーは全国8か所となりました。(2022年12月現在)

なるほどなるほど、ですが、ちょっと気になったのが「累計で1000kg超」というモルト粕の量。

実はビールって結構モルト粕が出るんですよね。
前職で20年位前でしょうか、リサイクルの調査をした中では、キリンビールの生麦工場から出るモルト粕も対象にしたことがあります。
追っかけていくと、横浜からカーフェリーで苫小牧に行って、北海道の農場で使われているということが分かったのですが、量的には一回に車両何台とか何十台とか言う単位でした。

例えばビールを1L作るのにモルトが200gとか300gとか必要だとして、その8割はモルト粕になると仮定すると1Lあたり200gぐらい。
バッチ500Lの醸造所だと、1バッチで100kg。

先ほどの「累計で1000kg超」が事実だとすると、10回分でその量になっちゃいます。
(もちろん1バッチの量も醸造所によって違いますし、色々あるのだと思います)

あるいは自分の計算の桁間違い?、、、、、いずれにせよリサイクルって難しいってことですね。




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