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本当にまだ書いていなかった?佃煮紀行21「室町 日本橋貝新」さん

2025-02-28 11:59:20 | 週末ジョギング佃煮紀行



先日、お酒関連の本の記事をリスト化してみましたが、ネタにしたいと思ってまだ御紹介していない本も結構ありました。
同じことを思って、こちらも渾身のシリーズもの「江戸東京佃煮紀行」のリストを見てみた(記事の末尾にアリ)。

すると、昨秋に書いたつもりの佃煮屋さんの記事がないことに気づきましたので、今日はそのご紹介。

発端は何年に一回か、週末開催×ジョギングの際に気が付けば寄っている「べったら市」。
昨秋も行ったのですが、その際、べったらに加えこんな屋台も出ていました。




「つくだ煮 日本橋貝新」とありますよ。佃煮紀行としては立ち寄らずを得ませんね。

お店の人と「そういえば貝新さんってデパ地下とかでもお名前見ますよね」👤「ウチは日本橋のコレド室町の裏にあるんですよ」などと噛み合っているようないないような会話をしながら、べったら市の目玉というセットを購入して帰りました。

それからしばらくしての週末ジョギングで室町の方を通りかかったので、寄って見ると、確かにお店がありました。








残念ながらお休みでしたが、思い出して冷蔵庫の中のべったら市で買ったセットを頂きました。





貝新という名前の通り、貝(蛤やあさり)のしぐれ煮がスペシャリテのようで、甘辛い味付けはご飯にもあうしお酒のおつまみにもぴったり。
(佃煮界のLVMHともいえる浅草橋の鮒佐に比べると控えめな塩辛さ)

どんな歴史なのかな、とネットを見たら、桑名の発祥(だから蛤とかなんですね)のようですが、驚きの事実も判明。
自分がお店の人に「デパ地下とかでもお名前見ますよね」と言っていた貝新は実は「銀座貝新」
ご縁はあるようですが、違うお店だったんです。

浅草橋の鮒佐と日本橋の鮒佐とか、前も書きましたが海老屋總本舗とか総本店とか、佃煮屋さんというのは歴史が古いだけに色々あるんですね。

日本橋の貝新さんには失礼しました!とともに、銀座貝新さんも試してみねば。
(うーん、ここまで来てこんな記事書いた記憶もあるんですよね)


江戸東京佃煮紀行

その21:日本橋室町「日本橋貝新」(この記事)

その20:三ノ輪橋「安井屋」
番外編:自宅で佃煮を作ってみた
その19:土浦「田中屋川魚店」
その18:築地「江戸一」
番外編:麻布「佃可祢」
その17:佃島「佃源 田中屋」
その16:築地「佃茂」
番外編:茅場町のあおさの佃煮

その15:深川牡丹町「佃屋」
その14:佃島「つくだ煮処 つくしん」
その13:鳥越「入舟屋(入船や)」
その12:厩橋「海老屋総本店」
その11:深川「築定」

その10:合羽橋「佃煮処 湯葢」
その9:吾妻橋「海老屋総本舗」
その8:四谷「有明家」
その7:佃島「つくだに 丸久」
その6:東雲「佃宝本店」

その5:谷中「中野屋」
その4:佃島「天安本店」
その3:新橋「玉木屋」
その2:東上野「鮒藤商店」
その1:浅草橋「鮒佐」






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