日曜の昼下がり、囲碁番組からそのままテレビをつけていたらいつのまに落語になっていました。
用事をしながら聞くとはなしに聞いていたら、突然「永代橋」とか「新川新堀のかじまやのこうきちと申す~」というくだりがありました。
「おっと」とテレビの前に行ったら、「小猿七之助」という演目。
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調べたらこのこの高座の収録らしい
「かじまやのこうきち」は酒問屋の手代で、集金したお金を博打ですって永代橋から身投げをしたら主人公の「小猿七之助」の舟の脇に落ちてきて救われて、という具合。
で、結局この「かじまやのこうきち」は再度隅田川に突き落とされて殺されてしまうのですが、気になったのは「かじまや屋のこうきち」の「かじまや」。
新川で「かじまや」と言えば清酒「惣花」で知られる「加島屋」さん?
あるいは、埋蔵金騒動でも知られる鹿嶋清兵衛の鹿嶋本店は江戸時代は鹿嶋屋と呼ばれていたらしいのでこちらでしょうか。
番組ホームページを見るとあらすじが出ていたのですが、お店の名前は出ていません。
【あらすじ】すばしっこいので小猿と呼ばれた船頭の七之助と売れっ子芸者のお滝、二人が乗った船が永代橋を通ると、橋の上から身投げの男。助け上げると酒問屋の手代で集金した30両をばくちですってしまったという。それもイカサマ賭博で相手の名前は「網打ちの七蔵」、これを聞いた七之助は…▽連続講談の一部を落語に仕立て直した一席
さてさて、「かじまや」は加島屋さんなのか鹿嶋屋さんなのか、どちらでしょう。
もうちょい調べてみると、これは河竹黙阿弥の「網模様灯籠菊桐(あみもようとうろのきくきり)」と云う世話物が原典で、関連するネット等を見ると「新川新堀の酒問屋「鹿島屋」の幸吉」とか、「鹿島の若い者で名は幸吉」とかあるので、どうも鹿嶋屋のようですね。
(確かに今の加島屋さんに幸吉さんという人はいない)
そう聞くと、同じく新川酒問屋だったウチもそうなのですが、加島屋さんも下り酒問屋の株を得たのは江戸末期から明治初期の頃という後発組。
この落語が成立したころにはまだ比較的地味な酒問屋だったとも思われますので納得です。
ただ、その豪商の中の豪商とも謳われた鹿嶋屋さんは100年近く前にお酒の商売を畳んだようですが、後発組の加島屋さんは今でも元気に惣花を売っておられます。
いや、何が良いのかわかりませんね。
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