昨日出てきた、
「ベースのお酒として蒸留酒ではなく醸造酒(日本酒)を使ったジン」は、
①ボタニカルを漬け込む際に度数は低いけど風味が出るのか?
②そもそも製法上ジンと呼べるのか?
という疑問。
「日本酒ベース」×「ジン」で検索してみたら、いくつか見つかりました。
まずは寡聞にして初耳(ゴメンなさい)の蔵元「叡醂酒造」さん
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その名も酒ジン(SAKE JIN)
確かに「清酒をベースにしたジンをコンセプトに、試行錯誤を重ねて製造した自社オリジナルのジンです」と「清酒ベース」と記載されています。
他に、ウチもお取引のある水戸の「明利酒類」さんが、日本独自のクラフトジン「和GIN(ワ・ジン)」というのを出していました。
ただ、それを見ると、「日本酒を蒸留し10年間貯蔵したスピリッツをベースにした日本独自のクラフトジンです。」と、日本酒を蒸留したものをベースにしているんですね。
今のところ1勝1敗ですね。
他に見ると、梅ヶ枝酒造さんからも「クラフトジン「よきつき(令月)」というのがありました。
「日本酒蔵が造る、長崎にこだわった日本酒ベースのクラフトジン」「県産米で日本酒を造り、香りの由来の温州みかん・レモン・びわ・苺・梅の枝も全て長崎県産です。」とありますが、日本酒にそのまま漬け込んだのかどうかは明らかではありませんね。
1勝1敗1分けといったところですか。
そろそろ勝負をつけたいと思っていたら、長い名前のクラフトジンがありました。
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クラジトジンHIROSE「これ、曰く。酒・ジン」
プロデュースされた会社のサイトでは「長崎県の酒蔵様とコラボレーションし、減農薬で育てたコシヒカリを日本酒へ、その日本酒からクラフトジンを創りました。」と、判断のつかない表現ですが、通販サイトにはしっかり書かれていました。
一般のクラフトジンが高濃度のベーススピリッツにボタニカル(香り付材料)を加えて加水(和水)して作られるのに対し、酒ジンは一度日本酒を作り、そこのジェニパーベリーとボタニカルを加え、さらに蒸留してアルコール度数を上げる二段手法で作っています。
まさに「AではなくB」構文。日本酒に漬け込んで蒸留ですよ。
これで2勝1敗1分けなので、勝負は「日本酒ジンはアリ」ということのようです。
しかもLONDON SPIRITS COMPETITION 2022 SILVER受賞ということで、国際的にお墨付き?のようです。
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と言いつつ、自身は頭が固いのか、うーん、という感じですね。
(守旧派の老人ですか、、、、ダメですね)
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