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先日偶然ネットで見た、「ワイナリーの四季」というボードゲーム。
買おうかな?と思いつつ、レビュー数も多く、ボードゲームの中でも人気だとしたら、似たようなものもあるのかなとamazonを見てみたら、こういうのもありました。
ビール侯爵
こちらはビールですか。
プレイヤーはいずれ自分の領地に立派な宮殿を建てたいと考える弱小貴族。小さな畑しかない領地で、最初はビール用のホップ・小麦・清水しか生産できないが、それらを上手く売ることで資金を得て、やがていろいろな建物を建てることが可能となっていく。
ワインとは様子がちょっと違い、ビールはお金儲けの手段で、その収益で宮殿を建てるのが目的。しかも宮殿を建てる際にはホップ畑等をつぶすという、ワイナリーの人が聞いたら怒りそうな展開です。
ビールでもう一つ発見したのは、「エール&ヘブン」というもの。
さあ、酒場であなたの修道院ビールを待ち望んでいる呑み助たちに、乾杯を。
1杯の偉大なビールには、それ以上の価値がある。
何年もの試行錯誤と研鑽ののち、あなたの修道院ビールは次第に名声を獲得し、
地元の有名な酒場からも注文が舞い込むようになった。
しかし、需要に的確に応えるためには、ビールづくりの腕以外にも、醸造の計画性や需要の予測といった販売戦略も必要になってくる。
修道士たちにとってこれは全く新しい挑戦の始まりとなったのだ。
修道院ビールのゲームのようですね。
お値段もお手頃だな、と思ったら、これは拡張版で、基本セットは何万もするようです。
(ベルギービールの販促とかで頂けないかなぁ)
いやぁ、ワイン、ビール、、、お酒造りって普遍的に面白いというかゲーム性があるんですね。
それでは、ウチの新規事業で日本酒版(「杜氏の四季」とか)も作ろうと思ったら、既にあるようです。
こちらは「世界のボードゲーム専門店JELLYJELLYSTORE」さんというお店。
その名も「酒魅人」
「酒魅人」は日本酒造りの8つの工程を楽しむ事が出来るゲームです。
『宣伝』『酒米選び』『種麹造り』『米磨き』『アルコール添加の有無』『市場の操作』『神様への捧げ物』と言った各工程のどこに、各プレイヤーの酒蔵がどれだけこだわるかのバランスを考えながらチップの取り合いを行います。
日本酒を作っていく最中でそれぞれの日本酒には名前が自動生成されていきます。
どの様な名前になっていくのかも楽しむポイントです。
なるほど、というか、ものすごーく示唆的。
ワイン(ワイナリーの四季)やビール(ビール侯爵)は、畑から入っていくのに対し、この酒魅人(日本酒)は酒米選びからスタート。
自身、感じたりよく話したりすることに「従前、ワインは農業で、日本酒は工業(醸造プロセス)だった」を地でいっていますよ。
まぁ、蔵元さんの営みを普通に再現するとこうなりますよね。
そんな中、近年ではワインを意識して「(地元の)テロワール」などを掲げる蔵元さんも出てきているので、ゲームの姿も変わっていくのでしょうか。
その意味でも、ある時期の「姿」としてこのゲーム、コレクションしておこうかなぁ。
(でも、売り切れのようですね)
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