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コロナ禍になってから週末ジョギングも皇居を周回というより、街道や川沿いにお散歩ジョグという感じ。
道すがら、公園や神社、お店などに寄ったりもしているのですが、この一年ちょっとを振り返ると、「佃煮屋さん」にも何度か立ち寄っています。
佃煮、その甘辛さというかしょっぱさ、血圧的にはさておき、日本酒にもご飯にも合いますよね。
で、昨日の週末ジョギングは、神田川沿い。
途中、あまりの暑さに秋葉原のヨドバシカメラの巨大店舗で涼んだりして、その先、隅田川に出る浅草橋へ。
ここで冒頭触れた「佃煮屋さん」になるのですが、この辺りを通ったら、何回かに一度は「鮒佐」さんにお寄りしています。
立派な店構えの「鮒佐」さん。
「鮒佐」というと、三越の地下で見かける佃煮屋さんで、室町にもお店があるのでその本店?支店かなと思っていたのですが、金看板には「本店」の文字も。
wikipediaによれば、室町のお店はこちらの浅草橋のお店の「のれん分け」のようです。こちらの創業が幕末の文久2年、室町のお店が「のれん分け」したのが戦後すぐの昭和23年ということですから、「最近ののれん分け」という感じですね。
風情あるお店の中に入るとすぐにカウンターがあるのですが、そこには折詰とか曲げ物とかが入っているのですが、佃煮屋さんでよく見かける大皿がありません。
その代わりというわけではありませんが、カウンターの後ろにある衝立に、「あさり」とか「昆布」とか「しらす」とか書かれた木札がぶら下がっていて、それを見て注文する形。
昨日は「しらす」をお願いしたのですが、値札を見ると100gで税込み3,040円!
都内の佃煮屋さんの中でもなかなかのお値段です(ジョギング中で手持ち現金もそれほどなかったので、50gを量って頂きました)。
(左の包みは前日にお仲間から頂いた、空也の最中)
タレに使っているのは、ヤマサ醤油ということで、店内にも山笠マークが。
(ちなみに三越にあるほうの鮒佐はキッコーマン醤油らしい)
ガツンと醤油で煮た鮒佐の佃煮は、甘辛いというより「しょっぱい」辛口で、ちびりちびりと(食べ)舐めながら燗酒に、という珍味ですね。
と、いうわけで、これを機に、これまで写メした写真も使いながら、佃煮紀行を綴ってみましょうか。
乞うご期待!!
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