きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

kekeにも言ってみる

2024-02-02 | 息子keke

お弁当を作っていない訳じゃないけれど、写真はまた今度にして。

今日はやっぱり言っておこうと思って、kekeに「被害者も加害者もない!」という話をすることにした。お父さんだった人は家を出てから、決して幸せにはならなかった。仕事もうまくいかなくなって、結局再婚した人とも別居して実家にいたんだよ。だから養育費も最後の1年は催促するのをやめたんだ、と言って、「最初の10年は私も自分を被害者だと思っていたけれど、そうじゃないんだ。」「離婚していなかったら、もっと大変だったかもしれない。こんなに平和に暮らしていなかったかもしれないんだよ。」という話をして、「被害者や加害者は神様が決めることで、人を悲しませると後で自分が悲しむことになるんだよ。」

「被害者とか加害者は心の持ちようなんだよ」と私は言った。

「じゃ(別れた父親が)もしも幸せに暮らしていても、同じように考えられたの?」とkekeが訊くので、う~ん・・・(-_-;)と自信はないが、「たぶん最終的にはそういう結論に至ったと思う。実際でないから自信はないけど。」

「まだkekeは若いからそう思えないかもしれないけれど、60年も生きていると、人を悲しませる人はやがてバチが当たるって言うのを何度も見るんだよ。そういう人は結構いるんだよ!それにね、自分がすごい被害者になるのと、すごい加害者になるのとどちらか選べと言われたら、被害者になるほうを選ぶと思う。」
「それはそうだね。」
「つまり、加害者だからって被害者よりもいいって訳じゃないんだよ。」

それからと言って、私は思うことを言ってみた。前から思っていたことだけど、よく家族とか殺されて、でも犯人は死刑にならなくて(無期懲役とか)、「死刑にならないのが悔しい」ってインタビューされるのあるじゃない?同じ体験をしていないから分からないのかもしれないけれど、あれは違うような気がする。死刑になったからって万歳とは思えないと思う、犯人が死刑でもそうでなくても自分だったら変わらないような気がする。

そんなことないだろ、無期は模範囚だと出れるの知らないの?とkekeが言うけど、「いや、たぶん今の私だったら、そういうの関係ないと思う。もう亡くなった人が帰ってこないのは同じだから。思い出したくないし、相手の顔も二度と見たくないだろうと思うけれど、相手がその後どうしているとかはもう自分と関係ないと思うんだよね。」

だからいろいろあったけど、今恨んでいる人は誰~もいないんだよ。本当に。
被害者というのは自分の考え方次第なんだよ。


(・・・・・とはいうものの、これで戦争とか平気でやらかして、この国をウクライナみたいにするような政治家や評論家は絶対一生恨み続けると思う。それは「過ち」ではなくて「故意」だし、国民の命を平気でネオコンに差し出すという意味だから。悪くないというなら大馬鹿。)

今は分からないと思うけれど、いつか分かってもらえる日が来るといいなぁ・・・・。



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ちゃんと話せてよかったですね (ゆめ)
2024-02-02 09:22:23
コメントの返信ありがとうございます
keke君とちゃんとお話しできてsakeさんは本当に偉いと思います
私は息子とちゃんと話せる自信がなくて何時も黙ってしまいます
今回の事もsakeさんのおっしゃる通りだと私も思います
返信する
>ゆめさん (sake)
2024-02-02 22:26:58
話はしてみたけれど、どこまで分かっているのかは・・「?」です。
自分は被害者だと思い込んでいるのを、変えていくのは難しいですよね。
今、もしも父親と交流があれば、子供ながらに父親を話したり、「こういう人なのか」と判断できると思うのですが、それがないので、「自分が置いていかれた」という気持ちもあるのかもしれませんね。

でも私自身がもう顔も見たくないと思っていたので、最初は2回ぐらい会わせていたけれど、私自身がもう思い出したくもなくなってしまったんです。そういう意味では、やはり子供から責められても仕方ないのかもしれません。

今思い出すと、小学生の頃って問題が無いように見えても、子供の心は傷つきやすい時期だったのかもしれませんね。片親というのがすごく恥ずかしかったのでしょうね。。。(-_-;)
返信する
子供ときちんと話せる人 (onecat01)
2024-02-03 20:18:13
 sakeさん。

 貴方と少し違う考え方をしていますが、子供とこういう問題について、きちんと話せる貴方に敬意を表します。

 一般論で言いますと、被害は心の持ちようで変わるのは確かです。被害者のつもりでいても、案外加害者だったりすることがあります。

 同じ民族同士なら、文化や生活習慣が同じですから、貴方のように自分を反省し相手を思いやる姿勢は、幸せを招きます。

 しかし文化や生活習慣が異なり、宗教も違うとなりますと、寛大であることは死に繋がりかねません。自分だけでなく、親や子にまで被害が及びます。

 kekeさんが、そういうことまで考えておられるとしたら、話は噛み合わなくなります。

 でも、私の意見は貴方には、野暮な話です。貴方のは日本人の中で暮らし、お弁当を楽しんで作り、綺麗な写真を撮り、貴方を理解する人が沢山います。

 kekeさんも、そんな貴方の優しさや真剣さを理解しているから、親子の会話が成り立っています。

 かく言う私は、今になっても子供ときちんと話せない親なので、「ねこ庭」で子供に残す言葉を書いています。

 羨ましい限りです。これからも、どうかよろしくお願いいたします。
返信する
>ねこ庭さん (sake)
2024-02-03 22:00:53
ねこ庭さん、こんばんは。
海外での文化の違い・・・先日図書館で「50代は旅適齢」という本を借りました。結局最初だけ読んで返却日になってしまい、そのままほとんど読めずに返すことになりましたが、その本の作者さんは国内旅行は荷物は最小限としながら、海外旅行では、財布すら2つ持って行くそうです。海外ではいつ強盗に遭うかもしれないので、相手に渡せる財布を用意しておくのだとか。このくだりには驚きました。
日本は特別に安全な国のようですね。
私と息子の会話は、そこまでは想定していないものです。

息子は私の話をどこまで聞いていたかわかりませんが、やはり前の日は言い過ぎたと思ったのでしょう。反論もせず聞いていました。

ねこ庭さんの息子さんも知らない所で政治に関心を持ち始めているかもしれませんね。私も政治に関心を持つようになったのはここ最近です。

私の息子は、選挙も行ったり行かなかったりで、今は政治の話は全然無理そうです。やはり時期があるのでしょうか。。。(^_^;)
返信する

コメントを投稿