昨日は妹とケンカしてしまった。
足の患部も清潔にしなければならないのに父がシャワーを浴びようとしない事や、夕飯の前に布団を敷いて寝ている・・・etc。
妹に前に「もう少し父となるべく接した方が痴呆にもいいのではないか」と言ってしまったことも、妹を傷つけてしまったらしい。「ここでどうにか食い止めなければ」と必死の妹に対して、やはり私は危機感が薄く、心のどこかで「責任がないからまぁいいや」、と言う気持があったのも事実で、それを妹も感じていたのだと思う。
「姉は母子家庭で忙しい」と言うのも妹はわかっていて、だからこそ、今まで黙ってきた事もたくさんあったのだ。でも、「離婚したのは姉本人の選択で、父の問題は娘二人の問題なのに」と言う思いもあるのだろう。
それを言われるのは、一番痛い。
だからつい、「そんなに大変なら施設を考えようよ!お父さんだって構わないって言ってるんだから。」と言ってしまった。
そう言えば、私が離婚したての頃にもこんなケンカをした。あまりに私が年中「自分だけが不幸のカタマリ」と言う態度を取っていたので、最後に妹がブチ切れたのである。
その時も、私らは泣きあった。
そして、それから私は少しだけ愚痴らなくなった。
言い合いながら、最後には私達はおさまった。妹は「今日の電話は無かったことにして。」と謝っていた。
でも、最近妹が気を配って父と接しているのをいい事に、私が手抜きをし始めたのも事実だと思う。あの日曜の買い物(女子中学生の会話の盗み聞き)の後だって、本当は実家に寄ろうと思えば寄れたのだから。。。私の心の中に「まぁ、妹は旦那さんも居るし仕事もしてないんだから、少々いいだろう」と言うひがんでいる気持があったのも事実なのだろう。。。
でも、「いずれは施設を」と言うのは、私の本心。
子供には子供達の人生がある。父だってそれは判っていると思う。
私が年老いて同じ状況になったら(確実になるだろう)、やはり子供達は自分の家族を守ることが一番大切な事だと思う。もう相方も居ない私は誰の迷惑を掛けたくない。
今考えることは、そのゴール(?)に向かうまで、どう在って行くか・・・・。
TVを掛けると、TBS50周年と題して今までの歌謡曲を流していた。
「ダンシングオールナイト」「ルビーの指輪」・・みんな父がカラオケで歌っていた得意曲だ。懐かしい、本当にこの頃帰りたいと思って、泣いた。逆算すると父は50前後でこの歌を熱唱してたのか。若かったのか・・それとも当時の歌謡曲は年齢層が広かったのか。。。
それから90年代の曲に入った辺りで、私はチャンネルを切ってしまう。もはや私の中での古き良き時代は80年代までだったのか・・・。
そう言えば、この前kekeさんに「木村カエラの歌、今度借りて覚えようっと」と言ったら、ゲゲッと言う顔で「ほんとに歌うの?」と言われてしまった。