今日は、初めて勤めた会社の同期女友達と会う事になっていた。
合計4人。
まだその会社で働いている2人、脱退者2人。
既婚1人、独身3人。
4年ぶりの友達2人、7年ぶり1人。
集まるのは既婚してまだ小さな子供が居る友達のお宅。
その友達の家に行くまでには、私は思い出の駅を幾つも通り過ぎることになる。
高校時代降りた駅。
勤めた会社の駅。
元旦那が家出した先。
みんな私の軌跡。一つ一つ思い出していく。
もちろん、話の中心は18年前の同期の仲間の話。
誰が課長になったとか、部長になったとか、誰が結婚したとか。
それから、どんどん話は遡って18年前の話になった。
あの頃、誰が誰とつきあっていて、それからどうしたとか。誰がいつ何かやらかして大笑いしたとか、誰のあだ名の由来はなんだったとか、社内旅行で誰が何をしてたとか。
「あぁ~あの頃の話してたら、年取ったって感じるよね」
「だって独身3人居て、その後どうなった?じゃなくて、昔話ばかりなんだもん、私たち。(笑)」
「でも、久しぶりに(記憶戻して)頭働かせた~」
「うん、今日のこの話が無かったら、二度と思い出せなかった事ばっかり。(笑)」
ーでも、みんな変わってないね。ー
私以外の独身の2人は、一度も結婚した事がない。
「これから結婚考えてる?」
「ん~、いい人が居れば考えるかもしれないけど、このままならこのままでもいいかな・・って。」
そうだよなぁ~
2回結婚しても、最後離婚したら同じだし。
独身の友達は、楽器を習っていたり、ゴルフレッスンを受けていたり。そんな楽しみもいいなぁと思う。でも、その代りに子育てを与えられた自分の人生も、まんざら捨てたもんじゃない。
あれから4人、全く違う道を進んだ女友達。
でも、その中で誰が一番でも、誰がビリでもない。
それぞれ、自分のやりたい道をそのままに進んで、そのまま生きて、そしてお互いに認め合ってる。
みんな全部ステキな生き方。
ほーれ、ごらん。結婚して子供を産むだけが女の生き方ではないのよね。
(どこかの会社の男達へ)
同期の男の子達で、まだ結婚していない男の子も何人も居るそうだ。それがまた「なんであんないい子が?」と言う子が結婚していなかったりする。
内心、「この年で今更そんないい人が見つかる訳ないじゃん」と思っていた私であるが、遠い知り合いでも「あんなにいい子」が独身で何人も居ると聞くと、全国レベルで考えたら、男も出会いも、これからまだまだ星の数ほどあるかもしれないな、そんな気になる。
(かと言って、焦って探し出す事でもない。)
結構、生き続けているって楽しい事なんだな。
帰りもまた同じ駅を通過する。
ぼんやり昔何百回通った景色を眺めてる。
あんなに毎日見ていた景色でも、何が変わって何がそのままなのか、よく思い出せない。
全て今ある景色がそこにある。
もう、私はこれからを見つめて、歩いていこう。
私の前にあるものは、これからの自分だ。