うちの会社の営業Aさんは、小便(大便じゃなくて小)をする時も洋式便座に座ってするそうである。理由は、立ってすると飛んで汚れるから。
これを聞いた時、(Aさんのお母様は便所の掃除が大変だから、そうしつけをしたのか、いやはや、男女のあり方を変えるすごい教育だわ)と恐れいったが、なんと、今はこのような(小便も座ってする)男性が増えて来ているのだと言う。
昨日『噂の東京マガジン』と言う番組をチラッと(初めだけ)見た。
この番組は、50代位の男性6人程度が20代の美人を傍らに寄せて、世の中の出来事をああでもないこうでもない、と斬る番組なのだ。しかし、これに出てくる50代の男性はひとりひとり見るとナイスミドルおじ様なのに、何故かここに集結すると、途端に男性御都合主義に走り「浮気は男の甲斐性だ!」くらいのノリで(←判りやすくオーバーに説明してます)、これまた傍にいる20代知的美人は笑って聞いているだけ。スナックのオヤジとホステスの会話を見ているようで、結構感じ悪い。(たぶん番組に登場している性別や年齢層が極端に限られているから、こういうムードになるのであろう)
その番組で、昨日『最近の50代夫婦の不満』と言う題目が取り上げられたのだ。
50代夫婦で夫の妻に対する不満は、「小言がうるさい」これが圧倒的だったそうだ。しかし50代妻の夫に対する不満は、
・食事が用意されると、妻を待たずに自分だけ先に食べる。
・雨が降ってきても、洗濯物を取り込まない。
・トイレが汚い。(小便が飛ぶ)
:等など
この内容で、この番組の50代の男性陣は、「いや~我々思い当たってますな」と皆で笑い、最後のトイレの談に至っては、「年を取ると的がはずれて」くらいの下品ネタに変えて、ゲラゲラ大笑いして終わったのであった。(まさに場末のスナックノリであった)
いやぁ・・・(最近増えて来ていると言う)小便を座ってする男性との、この感覚の違い・・・!
※50代男性の全てがこうと否定している訳ではありません。判りやすい物の例えとして説明しています。
小便を立ってしようが座ってしようが構わないのだが、「はずれたら周りが汚れる」事は「男はそんなものだよ」とゲラゲラ笑って終わりか~うーん。。。この意識の差が、女性を結婚から遠ざける一つの要因のような気もしないでもないのだが。
「座ってする」のが大切なのではなく、「周りに散ったら掃除をする人は大変だ」と言う意識を持つ事が大切なのである。要は気持。気持があれば、自然に食事も一緒に食べようと思うし、雨が降って洗濯物が濡れる事にも気が回るのである。できなくたって、相手に言葉を掛けるだけで違うもの。
今の30代の人が50代になった頃、そして、今の小学生が適齢期になった頃、また結婚観は変わってくるような気がする。お互いに思い合い協力し合っている両親を見て育てば、子供もまた同じように結婚して子供を産みたくなると思うのだ。今の30代の若い世代のお父さん(ここでコメントを戴くような方)を見て育てば、また結婚も子供も増えて来るのでは?
少子化は、男女のあり方で、たまたま歪んだ世代にぶつかってしまっただけなのではなかろうか。やっぱり結婚して子供を産む事は、女性の生理に基づいた幸せだと思うから。
と言いながら、我が家の息子も小便は立って飛ばしたいように飛ばしているようで・・・「せめて便座も上げてしろ!」と何度も言っているのに、ありえない場所が汚れてたりして、う~ん・・。
洗濯物も雨が降っても言わなければ気がつかないし、飯も自分の分だけしか箸を持って来ない。(何度言っても親に思いやりが無~い)まさにタイプ的に「男が小便飛ばすのはしょうがないだろ」的に育ててしまったと言える。
それであの子が結婚できなくても、自業自得だろう・・・何度も言っても全然反省の色がないのだから。
教育の仕方、どこかで間違えたかな~ーー;
いやはや、我が家は時代の流れに乗り遅れている様で、気がかりだ。