きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

引越しを前に

2010-03-31 | 息子keke
引越もカウントダウンに入ったkekeと私だが、泣くも別れを惜しむでもなく普通に、当たり前に今まで通りに暮らしている。

また一人になってしまったら感じる事もあるかもしれないが、この別れを大きいものには受け止めなくなった。
kekeはもしかしたら・・・いや、たぶん、一度出て行ったら、もう一緒に暮らす事はこの先ないかもしれない。そんな覚悟もしている。

就職活動の求人票は、学校の場所を意識したものだと思うし、都心からのアクセスもこの家よりも良いように思われる。わざわざこの家から通うがためにこれからの就職活動を制限する必要もないだろう。

それになんて言っても自分は先にこの世からオサラバする身の上である。
その時に、コミュニケーションを取れる人間関係が他に誰ともありませんでした、では困るのである。その時に嫁サンなり、子供たちなり、友達なり、ガールフレンドなり、とにかくそばに居てくれるような誰かを探してほしいのである。
だから、今から一人で生きて行く力を養ってほしいのだ。

そんな風に考えれば、来るべき時が来ただけの話だと思う。
kekeがお腹に中に現れてから、約20年。
その間に、やりたくてもできない事がたくさんあったはずなのだ。
もうその中のほとんどは、どうでもいい事になってしまっているけれど、その時点に戻って、もう一度始めるのもいい。

離れて暮らすとは言え、まだこの先何が起きるか分からない。
たった一人の親が、死ぬにはまだ早いだろう。

そんな訳で、もう少し生き延びさせてもらうよ。
でも、人生のうちもう3分の2は終わったような気分である。
それでいいと思う。

3分の2は残りすぎか。

桜が今年はなかなか開かないなぁ。

できるかな?ソニックステージ

2010-03-30 | パソコン&ブログ
kekeとPCを交換することになったので、データを保存するためにハードディスクを買った。

私が保存するのは主に音楽である。
最近借りてきたCDを「ソニックステージ」と言うのを開いて保存しているのである。

そのデータをハードディスクに入れようとした所で、私はギャアと言いそうになった。
ソニックステージをⅣにバージョンアップしてから保存した曲はちゃんとタイトルが振られているのだが、それ以前(バーションⅡ)時代に保存したデータはファイルの曲名が分からない。
一つ一つ開いて聞いてみて、タイトルを手書きで記入して保存しなくてはならないようである。
(他にも方法があるかもしれないが、私の認識ではこうなる。)

これはかなり気の遠くなる作業であった。
これから使うPCにソニックステージをダウンロードして、ハードディスクからインポートすればそんな事をしなくて良いのだが、容量が気になるので(今のソニックステージでは空き領域が3割程度しかないほど、曲が入っていた。)、できればハードディスクに残したまま、必要な時に必要な曲だけインポートしたいと思うのである。

今日は、そんな訳で朝からシコシコと曲を聞いては、手でタイトルを打込む作業を繰り返ししていた。
どれくらいこなしただろう。。。
だんだんコツも分かってきて、半分ぐらいまでできたと思う。

こんな面倒な作業を、仕事でもないのにやるなんて、アホとしか言いようがないのだが、「人間ジュークボックス」をめざす身の上なので、頑張ったあげくにアー疲れた。(この作業は終わりではなく、明日も進行中)


そして、それからさておき、ソニックステージだが、今はバージョン5が出ているらしい。
そのバージョン5と言うのが曲者で、私もまだ詳しい事はよく知らないのだが、古いPC(winMEとかでは使えず、ウォークマンの機種も限定されるそうである。

何だかイヤ~な予感がしないではない。
なぜなら、私はまだMDを使っているからである。

もしかしたら、新しいソニックステージ5からMDにはダウンロードできないのではなかろうか。
そんな不安が頭をかすめる。
最近のデジタル機器はそう言うオチがよくある。

そのMDも最近、調子が悪くて、時々表示や再生がおかしくなる。
そろそろ新しいものの購入を考えた方がいいだろう。
kekeの引っ越しもあるので、極力出費を控えているが。

くそぉと思うけれど、ソニックステージを使ってしまっているから、アイパッド(アイポットだっけか?)ではなく、ソニーのウォークマンを購入する事になるだろう。
当面は、MDで古い曲ばかり聴くからいいんだけど。

あぁ~~考えるだけで、やたら面倒くさいなぁ。
kekeの引っ越しでPCを入れ替えるだけで、ウォークマン買い換えようかの騒ぎだよ。

くそ~


今、郵便局で、印紙を買う度にスタンプを押してくれて、それが3つたまると、アイポットの懸賞に応募できるので、何となくためている。

でも、アイポットだと、ソニックステージの曲はダウンロードできないのだろうか。。。


あぁ・・・考えると本当に面倒くさくて嫌になる。
よく知らない人間はこうして、金を多く払って、企業のいいように(思惑通りに)買わされるしかない。

勉強不足もあるけど。くそ~

運転用メガネをつくる

2010-03-29 | 日記
今日は前回のメガネの話の続きである。

先日メガネを作ったのだが、やはり運転しづらい。
行き先看板は20mぐらいまで寄らないとはっきり字が見えないし、夜の運転は行き交う車のランプがぶれているように思う。

私はどうしても運転専用のメガネがほしいと思い、また違うメガネ屋を訪ねる事にした。
先日のメガネは無料でレンズ交換してもらえるのだが、視力担当のネエちゃんが「この度数なら手元の文字も読みやすく、運転にも事務仕事にも使える1.0が見えるレンズです!」と自信満々で言った商品にケチをつけるのに気が引けるというか、またあの人に検査してもらうハメになったら、どうーせ同じ結果になるだけだと思ったのである。

今度はメガネ○ーパーと言う店を訪ねた。

そして、どうしても今のメガネは運転するのに看板が見えにくいんです、と説明した。
それでは測ってみましょう、と言うことになった。

この列を上から順に読んでください、と言われて、「と、つ、く、り」と読んでみせる。
「それでは次はその右の列を読んでください。」

???????

同じ大きさの文字なのに、その右の列が全く読めない。



何故か。

理由が分かった。

私はコンタクトも真面目に定期健診を行っていて、視力検査をもう何十回も受けているのである。
それでどうやら「ひらがな」と「数字」は何となく配列がわかってしまっているようなのだ。
おぼろけなシルエットで読めてしまうのである。

右の列が読めないのは、それがカタカナだったのである。
カタカナは視力検査で慣れていなかったのである。

他にもいろいろ検査をしてもらい、今のメガネは視力1.0が出ていないことが判明した。
新しいメガネのフレームは気に入ってたので、これは事務仕事のメガネ専用にして、古いメガネのレンズを運転用に変えてもらうことにした。
出来上がりには一週間掛かるという。

そして、そのメガネを今日取りに行った。
掛けてみると、たしかに店内がクリアになった。

視力検査をしてもらった店員さんに尋ねてみると、前のメガネより左右2段階度数を上げたそうである。
それで今は視力はどのぐらいになっていますか?と尋ねると、これで0.9~1.0程度になっているそうである。

さっそく掛けてみた。
まだ夜の運転をしてみないと分からないが、昼の運転は申し分ない。
「これだよ、これだよ」と私は満足した。

参考までに私の視力のカルテみたいな数値を出してもらった。
この前のメガネ屋でも出してもらったので比べてみると、視力は同じだが、乱視は右が一段階違っていたり、AXISという数値は(何だかよく分からないが)だいぶ違うようである。
メガネ屋によって、或いはその時のコンディションなどでも視力の判定は簡単に変わるのかもしれない。

正直、視力測定に関しては今回のメガネ屋の方が信頼できると思う。
時間も掛けてくれたし。

父はメガネを作る時は、私を必ず地元の老舗のメガネ屋に連れて行ってくれた。
そんな事も思い出す。

さすがに何万もするメガネを自分に作る気にはなれないが、kekeがもしも必要になったら、ある程度金を掛けたいと思う。
安ければ良い早ければ良いと言うものとは言えないのかもしれない。

測定する人との相性もあるんだろうけど。

引越し第一便

2010-03-28 | 息子keke
kekeが未だに水道だのガスだのに電話してないので、耐え切れず自ら電話。
荷造りもほとんどできてない。

それから、kekeのデスクトップのPCを車で運ぼうと最初は話していたが、箱は捨ててしまっているし、この段階に及んで液晶やHDが壊れないか不安になり、「私のノートを向こうに持っていかないか」とkekeに言うが、それも面白くないらしい。
そこからあれもこれもの大喧嘩になる。

私は風呂に入りながら、どうしてもデスクトップが気になってしまい、本当に私の車であの長距離を持っていけるかどうかOROに相談してみようか、と考えた。こんな夜9時に何の用事だと思われるかもしれないが、仕方あるまい。
風呂から上がって電話をしようとすると、「ノートにする。」とkekeが言う。

「それがいいよ!助かる!」
「それから、引越しは来週の日曜にする。」
「金曜は家から学校に行くの?」
「うん。」
「そうか。そう言う方法があった。それで来週PCも運べばいいや。フレッツもその後に段取ればいい。kekeのPCを私が使うことになるから、アカウントを取っておいてよ。」
「うん。」

翌日、「今日は面談とガス屋が来るだけだから、電車で行っちゃうか」と言うと、kekeはガックリした。
なんで?と尋ねると、ダンボールを一つ用意していたのである。
そこには教科書とノートが詰められていた。

途中、渋滞に巻き込まれてハラハラしたが、予定の30分前にいいタイミングで到着した。
面談では単位が取れなかった理由やら、これから取らなければならない単位の話などを伺いながら無事に終え、(遅刻4回で単位を落とすと知っていたら、もっと徹底的に起こしていたのに。。。)、不動産屋でカギを受け取って、ガス屋を待つ間に昼食を取ることにした。

今日はココ壱番にした。
ココイチなんて、久しくきてなかった。kekeとはもしかしたら初めてなのではないか。。。
kekeは友達とは来ているらしい。せっかくだから、イチ辛に挑戦してみたら、等と言う。

ビール無しでイチ辛は辛かった。。。

kekeはひと休みしたいと言うので、私は1人で周りを探索することにした。
歩いているうちに、こののんびりした街並みがエラく気に入った。
これからこの街で生活を始めるkekeが楽しみになった。

コインランドリーもみつけた。ここにあればまだ洗濯機はいいか。

kekeの部屋に戻っても、まだガス屋まで時間があるので、布団を買いに行くことにした。
今は1式5,000円で布団カバーを揃えても7,000円で買える様である。
こういう事も当初は全部自分でやらせるつもりだったが、もういいか、と私は思った。

kekeの部屋の近くにある大型スーパーはほしいものは何でも買える。(値段も手ごろだ)しかも24時間営業。これはいいぞ。

その後kekeが惣菜コーナーが見たいと言うので、一緒に見た。

部屋に戻ってきてもガス屋までまだ時間があった。
kekeは「トランプを持ってくればよかった」と言って、仕方なく英語文法の本を読むことにした。
私も仕方なく、帰り道を確かめるために地図を読んだ。

「ケッコウ、床が冷たいから何か敷いた方がいいかもね。」
「うん。」
「布団も一枚じゃ寒いかも。もう一枚(薄がけの)布団を来週持ってこよう。」

それでもガス屋が遅いので(もともと二時間の幅があり、いつ来るか分からない)、退屈になり、布団カバーをしようか、と言うことになった。二人で布団にカバーを掛けた。
共同作業。

「なかなか来ないね、すぐに来てもらえるなら、来週にすれば良かった。」
「でしょ。」
「うん。」

布団に寄りかかって語った。

kekeのダンボールはものの見事に教科書とノートしかなく、関係ないのは中学の家庭科でもらった「栄養素」の本と、雑学的な漢字ブックであった。
これから栄養が足りなくなるかどうか心配らしい。

「でも、よく考えるとうちの食事もそんなに栄養バランス考えてないような気がする。」
「まぁ、お惣菜買ったりマックとか牛丼とか、そんな感じよ。時々豚汁作ったり、煮込みうどんをすればいいんじゃないかなぁ。」

面談の先生はどう思われたか分からないが、今回単位を落としたのは、今年落とせなかった専門授業の課題に力を注ぎすぎたのである。それが取れなかったら「中退」と思っていたので、他の科目にやる気がなかったのだと思う。

しかし寝坊は甘えだし、メンタル面を強くして気合みたいなものが入ってくると、すごく変わると思うのだが。
そう言う意味では、この1人暮らしは正解かもしれない。


最初は何もかも1人でやらせて世の厳しさを教えようと思ったが、今は行ける時は行ってやったら良いと思う。
日曜日kekeがバイトがなくて、私が行けそうな時にホイホイ行ってやろう。
そして、一緒に食材を見て歩いたり、必要なものを買ってやろう。
私も少し気負いすぎた。

私はこの街がとても気に入ったし、ここで生活するkekeが楽しみだ。
大学は1年留年してもいいと思う。
そうすれば、どうにか卒業できるだろう。

私はせっかちで不安症なので、あれこれkekeに言い過ぎるのである。
ガス屋も、PCも、引越しの事も、荷造りも、自分のペースでゆっくり考えているのに、私が横から口を出してしまうのである。
kekeももう少し「今こう言う風に考えていて、こうなんだ」と言うのを口に出せばいいのに、この子はそう言う表現がすごく苦手なんだろうな。

・・と思って、そう言うトコ、元旦那によく似てると思い出した。

そうか、たぶん彼も自分のペースで考えていたのに、私が横から全部口を出していたんだろう。
何もしてない考えてないようで、自分なりには考えていたんだろう。言わなかっただけで。

そんな事を12年経った今、初めて気づき、kekeの嫁になる人が現れたら、それだけは最初にアドバイスしてやろうと心に誓う。この子とうまくやっていくには、それが不可欠なのである。

ガス屋が来てから、車に乗って家に向った。
途中、古本屋で「スタッフ募集」の看板が見えた。
「いいね!来週まであいてたらいいね。」と二人で言った。

帰りはさらに渋滞がひどく、4時間近くになった。
「これだったら、電車の方がいいかなぁ、毎週これじゃ大変だなぁ。」と私は言う。

kekeは地方から出てきた友達もお母さんが夏休みに訪ねてきただけなので、それでいいと言う。
「でも、日曜にバイトがなくて暇なら惣菜とか持っていくよ。」と私は言う。
結論は出ていない。

それはそれで、その時ケースバイケースで考えていけばいいだろう。
今決めなくても。

駐車代も考えると、1人なら明らかに電車の方が安くて速い。
ただ、暇だ。
座れるわけも無く、退屈。音楽も飽きてしまうし、読みたい本も無い。
しかも半分近く、地下鉄だし。

車だと、途中高速練習はできるし、道も覚えられる。
景色の移り変わりも楽しめる。

でも、片道4時間はきつかった。
今日は慣れない夜だから、最後は前の車のランプもブルブルふるえるように見えた。

鳴らされたクラクションは往復で2回。
途中どこかで何かしてしまったようで、「ライトが上を向いてるよ!」と注意される。
夜道なので、何が何だかどうして良いか分からず、家も近いのでヒンシュクのまま急いで帰路。

kekeに「私の(マヌケな)運転を見てると、自分でもできそうな気がするでしょ?」と言うと、「うん!」と自信を持って言われる。

あー、肩こった。

ぼやぼやできない

2010-03-26 | 息子keke
私はあれからGReeeeNの「遥か」をリピートリピートして車で聴いた。

すると、歌マジックで未来がグングン開けてくるような気がした。
このお別れはほんの通過点で、その先のどこかでまたkekeと一緒になれるような気がした。

この歌の最後の方の「いつもそばにいるから」と言う所が気に入っている。
そうだ、私とkekeはいつもそばにいるんだ、例え一緒になれなくても、いつもそばにいるんだ、それは間違いない。

この部屋で一人になったら、まず部屋を少し片付けよう。
ドライブ三昧で、いつしか掃除もままらなくなってしまった。
ゲーム類はkekeの部屋において、とにかく要らないものを処分しよう。

それから髪を切るのもいいかもしれない。
何となく「これから行くぞ」と言う気になれそうだ。

それから、バイトなんてどうだろう?
7時から2~3時間なんて難しいと思うけれど、探すだけ探してみるのも悪くない。
金がないと何もできないから。

kekeではないが、急ぐ事はない。
ゆっくりゆっくり、次の自分を探しに行こう。
もちろん、夜はヒマなんだから、週2ぐらいカラオケ練習はするかな。
 
泣くのもいい。
すっごく淋しくて哀しいのも、何もないよりはいい。
喜怒哀楽は生きてる証だ。

 

家に帰ると、学校からハガキが来てた。
あれ?こんなに早くに始まるんだったっけかな?

kekeに「来月になったらすぐに学校が始まるよ、それじゃ急がないと」、とまた言う。

「あのコンロはやはり火力が弱いみたいだね、IHのコンロを買った方がいいかねぇ」
「ガス屋はどうした?電話した?」
そんな言葉ばかりが次々出てしまう。

今日のkekeは元気が無い。
行くのがイヤになったのか、風邪でもひいたのか、それとも別な理由が他にあるのか。
逆に私が元気なのが面白くないのか。。。

元気が無いので、思わず「イヤなら家から通ってもいいし」と言うと、怒る。

「もう眠いだろうから、とりあえずネギトロとメンチを買ってきたよ。先に食べる?」
私はクズ野菜で、焼きそばとチャーハンを炒める。

kekeが元気が無いので、「一緒に食べようか?ちょっと炒めるまで待っててよ」と言う。
チャーハンと焼きそばをテーブルに置いて、しばらく食べていると、kekeはもう食欲がないと言う。
そして、部屋に行ってしまった。

うぅ・・・この間の悪さ。。。。。(;_:)


土曜には荷物も車で運ぶ予定なのだか、kekeは用意をしているのだろうか。
そんなコトばかりが次々気になってしまう。
 
あの子の気持を逆なでするつもりはないのだが、ここで一緒にメソメソしている訳にもいかないしなぁ。。。

3日目のお好み焼き

2010-03-25 | 息子keke
3日目のお好み焼き。

またkekeは眠くて仕方ない。
「なんで私が帰って来ると眠くなるの?」と尋ねると、「sakeがネットできるように眠くなる時間を合わせてるから。心やさしいボク。」と言う。

いやいや・・・たまたま今、そういう周期になっているだけですから。。(^_^;)

仕方ないから、キャベツを切って混ぜているとkekeがやってきて、「キャベツばっかりで美味しそうじゃないね」と言う。

「さすがに、これはキャベツが多過ぎてまとまらないか。粉と水をもう少し入れよう。」
「他に入れるものはないの?」
「あとネギしかない。紅しょうがも冷蔵庫にないんだけど。」
「他のものが食べたくなってきた。(ーー;)」
「それじゃ、牛丼買って食べなよ、ついでに紅ショウガを何袋か多くもらってきて。」
「そんな恥ずかしいことする勇気がないから、これでいい。。。。」

「どうにかまとまってきたよ、あと焼いてみる?」と言うが、「焼くだけならできるから」とまた部屋に入ってしまった。


ここで思い出したのだが、kekeの部屋ってガスコンロじゃないんだ。
80年代の建物だから、IHヒーターなんてものではない。
単純にホテルに備え付けてあるような、小さい電気コンロなのである。

お湯ぐらいは沸かせるだろうけど・・・・どうなんだろう?
焼き物・炒め物なんてできるのかしら。

間取りも狭くて4畳半よりやや広い程度。
日当たりも悪い。

その代わり、立地条件はいい。
24時間営業のスーパーが目の前にあるし、病院もある。
ちょっと歩けば二駅利用できる。


ガス屋も電気屋もまだ電話してない。
「最悪、風呂は入らなくても1週間ぐらい平気だから」と言う。

「PCはどうするのよ?プロバイダーとか、早く入らないと使えないよ」とついつい言ってしまう。
この調子じゃ、最後までケンカだろう。

まぁ、涙涙よりいいかもしれない。家に居るかぎり、私の呪縛から離れられないんだから。


お好み焼きを食べながら、見ているTVでは沢田知可子がGReeeeNの「遥か」を歌っている。

「この歌いいね、カラオケで歌えるように練習しよう。」
「ふーん。」
「妹からもらったCDにあったっけ。」

 ♪さようなら また会える日まで 
 ♪不安と期待を背負って

そうなんだ。
こちら系の曲はヒットしても私はあまりよく知らない。
ゆずとか、湘南乃風とか、エグザイルとかあそこら辺。
時々、秀クンが歌ってるけど。

これでは「人間ジュークボックス」を目指す私の名がすたる。

いつかひと回り大きくなって帰ってくるのかなぁ。。。。


今日の弁当は、昨日の残りのお好み焼きだ。
しんみりしたくないから、思い出さないようにして食べよう。

未来へ荷造り

2010-03-24 | 息子keke
「keke~お好み焼きセットを買ってきたよ~」と言うと、kekeはやるつもりでやってきたが、すごく眠いから焼いてからすぐ寝る、と言う。

「それからツマミで、半額のネギトロ巻き買ってきたよ、それからこっちは明日作るカレーうどん。こっちはまぜるだけのカルボナーラ。」と言うと、「もういいよぉ~」と言う。

そして、「混ぜて焼くだけならたぶんできるから、もう寝る・・ねむい。」と言う。

「ネギトロ巻き、今日の9時までで色もあまり良くないから食べちゃうよ」と言うと、いいよ~と言う。

バタン、とドアが閉まる。


まだ電気屋もガス屋も電話してないらしい。
見切りのネギトロ巻きと昨日の残り物をつまんで缶ビールをプシュ。(おかんさん曰く『ひとり宴会』)


友達からメールが来てる。
新卒で入った会社で、一番仲の良かったMEGUちゃん。

「車、買ったんだよ」と送ると、「sakeちゃん、もしかしてピンクとか派手な色なんじゃない?」と言うから、「鋭いねぇ!実はピンクにしたかったんだけど、kekeがゼッタイに乗らないと思って、チョコレートケーキの色にしたんだ。」と書いた。
そしたら、「もしかして最近流行ってる車かなぁ。日産で少し車高が高めの?」と書いてある。

うわ!ドンピシャ。

「この前、MEGUちゃんのうちの近く通ったんだ。」と書くと、「すごいねぇ。私は相変わらず娘の下僕で市内中心だよ」とある。

「kekeが今度1人暮らしをするかもしれないんだ。」と書くと、「一人暮らしの時私は寂しかった記憶があるの。sakeちゃん、転職して二人で暮らすという選択肢はないの?」と書いてあった。


小学生のお母さんは、そう思うかぁ。そうだよなぁ。

それはないんだなぁ・・・・絶対に。


今、リピートして聴いているのは、倉木麻衣の「Growing of my heart」

  ♪未来へ荷造りすませてbaby 明日の物語へ歩き出す
  ♪見下ろす大地の向こう側まで 終わらない夢を敷きつめてく

と言う歌詞で始まるのである。
名探偵コナンのオープニング曲だったらしい。(2005年)
その頃はうちら観てなかったようだけど。

2005年という事は、5年前。
このブログが始まったのは2004年4月でkekeが中2。
中2で寝室が別れる様になって、だんだん部屋に引きこもるようになった時期であろうか。

今から振り返ってみると、心理的には親から離れたいながら、物質的に離れられなかった、もどかしい時期なのかもしれない。
そんな時期が長らく続いて、今ここで、1人で生きていこうと言う気になった。
そんな力がついたと言おうか。


うまく飛び立てるのかなぁ。。。。。

あれから12年

2010-03-23 | 息子keke
電気・水道・ガス・・・・今は引越シーズンで忙しいので、早く連絡を取って手続を急いだ方が良いとの事。

kekeに早く電話しなさいよ、とせかす。
それから、大家さんでしょ、隣の人も何か手土産でも持っていこうかしらね、と私は言う。

それから、最近ここらも求人の張り紙増えてきたよ、今が切替時期なのかもしれない。
早く履歴書用意した方が良いのでは?そのうち無くなっちゃうかも。

それから、気をつけなさいよ、麻雀は。
賭けが高くなると、すごく借金増えるんだからね。借金だけは気をつけるのよ。

「もういいじゃん!」とkekeは言う。
あれもこれも心配してたら、心配ばかりだよ、と言う。

「そうよ、心配ばかりなの。」
「もっとどっしり構えればいいじゃん。(バイトがなければ)その時に考えるからいいよ。」

これではどちらが親だか分からない。

昨日は100円の焼くだけギョーザを買ってきて、kekeに焼かせることにした。
油をしいて、ちょっと焼いて水を足して蓋をする。
後は時々見て、水がなくなったら、おしまい。

今日はお好み焼きだ。
夜、kekeに焼かせようと思ってお好みセットを買ってきた。

  ふぅ。

kekeは「(自分は)ケッコウ生活力あると思うんだけど」とチラッと言った。
ほんと??

でも、そうだよな。
離婚、転校、それから倒産、転職・・・・。
この12年間で私の周りに何があったか。

夜中にポスティングした事さえあったんだ。ごく短い間だけど。
その時kekeはなんて言ったと思う?
「自分が代わりに配る」と言ったのだ。

あれを一番近くで見ていたんだ。
生きる力が無い筈がないだろう。
本当は何だってやれる子なのでは?

・・・いや、それは過信しすぎかな。(汗)

食べ物屋で働こうかな、とも言っていた。
もしかしたら残り物を食べれるかもって。
去年は「食べ物屋はできない、見てるだけで気持悪くなるから」と言っていたのに。

口で言っているだけかもしれないけれども。(汗)


12年と言えば、私がkekeと二人で越してきたのはこの時期だ。
12年前のこの頃に、二人でこの場所で暮らし始めたんだ。
築20年の小さな部屋から始まったんだ。

広い部屋から狭い部屋に越すのは悲しかった。ダンボールで部屋いっぱいになって泣いた。
あれから12年。

そして、12年後の今、kekeが独り立ちします。
たぶん。

今まで私が守ってきたつもりで、私も支えられていたことが分かった。

夜はとても悲しい。
何を話す訳でもない。
別々の部屋でそれぞれ過ごすだけ。

だけど、それだけで良かったんだった。

12年間、今までありがとう。

わずかな時間

2010-03-22 | 息子keke
不動産屋のお姉さんに「どんなバイトがしたいのかな?」と言われて、「雀荘で」と言うkeke。
募集もあったと調べている。

「いくら麻雀が好きだからって止めなさい!どんな人が出入りしてるか分からないでしょ?」

ふぅ。。。。
本当に大丈夫なのかなぁ。

「うちに帰ってくる時には(家にいるから)連絡するように」と言うと、「カギを持ってるから別に・・」と言って、「家のカギ、置いていこうかな。持っていると心が折れるかもしれないから。」と言う。

心が折れるという発想もあるのか、・・・そしてそれでも出てくのか。


掃除するのにも雑巾、バケツ。
料理するのに包丁、まな板、フライパン。

あそこらに100均あるのかなぁ。こっちで買って運んでいくか?と言うと、「向こうでどうにかする」とkekeは言う。
たぶん、ゼロから出発したいのだろう。

今日は二人でチャリで墓参りに行った。
スーパーで買ったお榊だから安いけど、ちょっと貧相。
それをさらに2束に分ける。かなり貧相。
まぁ、この後で妹も来るからボリュームアップになるだろう。

kekeの後ろを自転車で追いかける。
やっぱり成長してたのかも。
頼もしくなってたのかも。


昨日はOM君のお母さんに会った。
「この前はお邪魔しちゃって・・・」と言うそばから「kekeを1人暮らしさせることにしたんです」と言うと、たいそう驚いた。

「うちも今は無理だけど、社会人になったら一人住まいさせたいわ。そうしないと分からないと思うから。」
「そうなんですよ。やってみないと始まらないのでやる事にしたんです。今の状況からして、4年間で卒業は無理かもしれません。でも、せめてその間に社会勉強でもさせようかと。ダメで帰ってきても、人の苦労を少しは分かるのではないかと。」

OMさんは「そうよそうよ!」と言い、この話はさっそく息子にしなきゃ、と言った。

OM君は、やっとここで延び延びになった車の免許を取ったそうだ。
そして、「運転してみたい」と言うそうで、中古を買おうかと考えていると言う。


車か。。。。

車がなければもう少し仕送りもできたのだが。


今日も朝から、近場をドライブ。
1人でいるとせつなくなるから、気晴らしに出かける。
車、買っておいてよかったのかな。

kekeと二人で見るTV。


がんばれ

2010-03-21 | 息子keke
不動産屋に行ってきた。
強風のせいで電車は30分遅れたけど、もともと30分早く出ていたから、ちょい遅れたぐらいだった。

私と同じぐらいのお姉さんはとても親切に物件を探してくれた。
kekeが選んだのと、他に幾つか。
最終的に3つにしぼって、案内してくれた。

最後に「どうしましょう?」と言われ、私は「ちょっと周りを散歩しながら考えたいです。」と答えた。
お姉さんの車が帰ってしまってから、kekeは「どうしてそんな事を言うの?!」と言う。

「こう言う大事な事は、ちょっと時間を掛けて考えようよ。」
「最初から選んだ所でいいんだよ。それに散歩って何?変じゃない?」
「変かしら?」
「せめて、昼食をとってから伺いますとか言えばいいのに。」
「そうか。」
「本当だったら、もう車で店に戻ってたのに。」

そう言ううちに、天気なのに雨が降ってきた。

「アナタ(sake)といるとロクな事が起きないね。雨が降ったり電車が遅れたり。。」
「でも、傘を家まで取りに戻って良かったよ。」
「戻らなかったら、その前に電車に乗れてたと思う。」
「・・・・(ーー;)」

仮契約を済ませてから、昼飯を食おうと言うことになった。
牛丼屋に入ろうとしたが、kekeが「サイゼリア・・・」と言う。

「さっき、バイト募集してた。」
「そうか、店内の様子をみてみようか。^^」

店の中で、これから必要なものを考えたりした。
PCは車で運べるか?とか、教科書、テーブルは小さいのを買おうとか、布団とか。
服はとりあえず春物だけ運んで、あとはダンボールでつめて後で送るか、とか。

「なんでハンバーグが残ってるの?」とkekeが言うので、「おいしいものは最後に食べるんだ」と私は答えた。
kekeがおかずの残りの量よりご飯の量がずいぶん多いので、「珍しいね」と言った。

ちょっとシンとなって、kekeがウルウルしているような気がした。
気のせいかもしれないけれど、そう思ったら、私も泣きそうになる。

でも、それは今はダメだ。
終わったら、いくらでも泣けるんだから。


kekeは引越しとは少々面倒だと言う事が分かってきたようだ。
電気、水道、ガス・・自分で全部連絡する事や住民票も取りに行かないとならない。

「住民票をうつしたら、成人式はどこのに出るのか?」と言うので、「うちの会社の人(秀クン)で移してない人もいるけど・・・誰か友達にきいてごらんよ」と答えた。

「あーあ、何だか面倒くさい。」

「それじゃ、最初の払うもんだけ全部払って、やめて家に戻るか?」と私は冷やかすと、「ここまで来てそれはないでしょう」と言う。



そうだそうだ、がんばれ!