借金が膨らみどうにもならなくなったダルマさん(仮名)は土地と家を売り、新規一転やり直すつもりだったが。。。
「実はまだ払ってない税金があって、それを払わないと年金がもらえない」とか、「現場に行く高速代を立て替えるお金がない」とか。。。そのたびにお金を借り、また借金となっていくのであった。。。
そしてついに今日は「車検の費用を払う金が無いから貸してほしい」と言って、「少しは貯めろ!」と社長を怒らせた。
仕事もそのような感じである。
約束の時間に来ない。することが無くなると「事務所に戻ります」と言ってそのまま帰ってしまう。(他の人から「ダルマさんそっちに行ってる?」という電話が時々あるが、来るわけが無い。)みんな内心はムッとしている。
あんなにお金が無い無いと言いながら、私より5万も手取りが多いのだ。どういうやりくりをしているのか知りたい。でも夫婦で1台づつ車を所持していると、確かに車検代に行き詰るかもしれないなァ。。。
そんなことを思い出しながら、スーパーで買い物をして、お金を払った後にレジ袋に入れようとすると、目の前に仙人様みたいにものすごく長い髪を後ろに束ねて、スーパーの袋に買った品物を入れている人がいた。
横顔を見るとまぎれもなく中学1年の時のクラスメートI君だった。(ブログによると14年ぶりの再会のようだ)
「I君・・・・?」と声を掛けると、「sakeちゃん・・」というI君は何故か和服姿なので、(将棋の先生でもしているのかなぁ)と思って「何の仕事をしているの?」と尋ねると、「家で仕事をしているんだよ、○○協会の事務の仕事なんだ」というので、「どうして着物を着ているの?」と尋ねると、「この格好がいいなぁと思って。」と言う。
「・・でも和服で汚れたら大変じゃないの?」と言うと、「これポリエステルだから洗えるんだよ、クリーニング代が掛からないんだ。」と言う。
@@?
(洋服のシャツだってズボンだって家で洗えるのに)どうしてわざわざ和服なの?というと、I君は素直に「これが好きだから、いつもこの格好でいいかなと思って。」と言う。
「そうだよね、好きだから着ている、それでいいんだよね。」
「うん。」
そしてレジ袋に買ったものを入れると、それじゃぁね~と別れた。
またそのうちどこかで会うだろうか・・・でもあの姿なら見かければすぐにI君って分かるだろう。
でも服はともかく、髪の毛は切った方がいいのではないかなぁ。。。