さくらももこの『ひとりずもう』一気に読んでしまった。
自分の高校時代の過ごし方にそっくりだったので驚いた。
やる気がなく、うだうだ過ごしている所もそっくりだし、異性に年頃らしくキャーキャー言っている連中を見て白けている所もそっくりだった。
さくらももこさんは、部活は『物理部』に入ったそうである。理由は楽で早く帰れるから。
私が『電子計算機サークル』に入ったのは大学時代である。理由は同じ学部の先輩が多くて、過去問題を仕入れることができるから。(なぜかうちの大学は、毎年試験問題が同じなのだ。そうしないとみんな留年してしまうからだと思われる。)だから、サークルの活動には興味がなかったし、そこで何を習ったか全く記憶にない。
極めつけは、さくらももこさんが文化祭をさぼって家でお笑い番組を観ていたくだり。私も文化祭やら体育祭やらが嫌いで、『みんなで一丸となってやりましょう』と言うものをことごとくサボった。
たしか私の通う高校には毎月『一斉清掃日』と言う生徒全員で清掃しなければならない日があったのだが、これをサボって屋上だかどこかで友達とたむろっていた記憶がある。(そんな私でも、主旨を共にする友達が居たのである、違うクラスだったが。)
だからと言って、そこでタバコを吸う訳でもない。ただ、クラス一丸で何かをする事に辟易していた。それだけ。
何でそんなにイヤだったのかって?
たどたどしい記憶を辿ると、周りの人間の不純さがイヤだったのだと思う。例えば、日頃真面目に授業を聞いていない連中が文化祭になると急に張り切りだして「ガンバロー」みたいのがイヤだったんだろう(と思われる)。
その「ガンバロー」って盛り上がっているのが、大抵、彼氏彼女でやんやら(つまりはミーハー)な人達だった。で、私が胡散臭く感じたのは、彼等は「クラス一丸でガンバロー」と言いながら、ほんとは自分達の思い出のためにクラスを動かしているようにしか見えなかった。この人達は自分達が主導権を握ると「さぁガンバロー」となるが、うっかり他人(他のグループの人)が指導権を握ると影で悪口を言ったり参加しなかったりする。そういう不純さが私はイヤだったのだ。
(と言いながら、結局参加してない私も今から思えば同類だったのだが。)
この『ひとりずもう』では、「自分は万引きや売春行為をしてないから真面目だと思っていたが、実は部活をサボり、文化祭をサボり、不真面目な人間なんだ」と書いてあった。
これを読んで、「そうか!」と思った。私もタバコや万引きも水商売もしてなかったから、真面目なつもりでいたが、実は不真面目な高校生活だったのだ。ただ、迷惑を掛けたのが親や警察でなく、周りのクラスメートだったのだ。
あれが私の反抗期だったのかな。^^;
そんな自分の思春期を思い起こさせる一冊だった。私も変わり者だと今まで思っていたけど、さくらももこさんもそうだし、思春期をこう過敏に反応しながら過ごした人は案外多いのではないのだろうか。
つまりは、そういう年頃だったのだろう。
考えてみれば、今kekeさんもこの時代を生きているのだ。
お疲れ様、と言う気持になってくる。
自分の高校時代の過ごし方にそっくりだったので驚いた。
やる気がなく、うだうだ過ごしている所もそっくりだし、異性に年頃らしくキャーキャー言っている連中を見て白けている所もそっくりだった。
さくらももこさんは、部活は『物理部』に入ったそうである。理由は楽で早く帰れるから。
私が『電子計算機サークル』に入ったのは大学時代である。理由は同じ学部の先輩が多くて、過去問題を仕入れることができるから。(なぜかうちの大学は、毎年試験問題が同じなのだ。そうしないとみんな留年してしまうからだと思われる。)だから、サークルの活動には興味がなかったし、そこで何を習ったか全く記憶にない。
極めつけは、さくらももこさんが文化祭をさぼって家でお笑い番組を観ていたくだり。私も文化祭やら体育祭やらが嫌いで、『みんなで一丸となってやりましょう』と言うものをことごとくサボった。
たしか私の通う高校には毎月『一斉清掃日』と言う生徒全員で清掃しなければならない日があったのだが、これをサボって屋上だかどこかで友達とたむろっていた記憶がある。(そんな私でも、主旨を共にする友達が居たのである、違うクラスだったが。)
だからと言って、そこでタバコを吸う訳でもない。ただ、クラス一丸で何かをする事に辟易していた。それだけ。
何でそんなにイヤだったのかって?
たどたどしい記憶を辿ると、周りの人間の不純さがイヤだったのだと思う。例えば、日頃真面目に授業を聞いていない連中が文化祭になると急に張り切りだして「ガンバロー」みたいのがイヤだったんだろう(と思われる)。
その「ガンバロー」って盛り上がっているのが、大抵、彼氏彼女でやんやら(つまりはミーハー)な人達だった。で、私が胡散臭く感じたのは、彼等は「クラス一丸でガンバロー」と言いながら、ほんとは自分達の思い出のためにクラスを動かしているようにしか見えなかった。この人達は自分達が主導権を握ると「さぁガンバロー」となるが、うっかり他人(他のグループの人)が指導権を握ると影で悪口を言ったり参加しなかったりする。そういう不純さが私はイヤだったのだ。
(と言いながら、結局参加してない私も今から思えば同類だったのだが。)
この『ひとりずもう』では、「自分は万引きや売春行為をしてないから真面目だと思っていたが、実は部活をサボり、文化祭をサボり、不真面目な人間なんだ」と書いてあった。
これを読んで、「そうか!」と思った。私もタバコや万引きも水商売もしてなかったから、真面目なつもりでいたが、実は不真面目な高校生活だったのだ。ただ、迷惑を掛けたのが親や警察でなく、周りのクラスメートだったのだ。
あれが私の反抗期だったのかな。^^;
そんな自分の思春期を思い起こさせる一冊だった。私も変わり者だと今まで思っていたけど、さくらももこさんもそうだし、思春期をこう過敏に反応しながら過ごした人は案外多いのではないのだろうか。
つまりは、そういう年頃だったのだろう。
考えてみれば、今kekeさんもこの時代を生きているのだ。
お疲れ様、と言う気持になってくる。