きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

危うい領収書

2012-06-30 | 今の会社
社長がイライラしているのは某入金がないからである。

そこはnanuさんが遠い遠いと言いながら工事していた所で、某お客さんから紹介されたお店であった。
何回か取引のある所だと少々遅れても安心できるのだが。。。

間に某お客さんが入っているので迂闊な催促もできず、それが一層やきもきさせるのである。でもこのままではいつになるか分からない、ついに紹介してもらった某お客に社長も相談したところ、「それでは明日私が直接お金をいただきにいきましょう、今は出先なので領収書をポストに入れておいてください」と言う運びになったのである。

「それじゃsake君、明日の日付で領収書切ってよ」と言うのでハイと言い、あぁこれで1件落着、と用意して渡すと、「じゃこれ、某お客のポストに入れてくる」と社長は出て行った。。。


「天気もいいし、鬼の居ぬ間にイイ感じ」と昼飯(昨日半額で買ったざる麺)を食べながらのんびりして、午後になると銀行さんが来て「それではここに日付とサインをお願いします」と言うので書こうとすると、「今日の日付は6月29日です」と言うので、「え?今日29日でしたっけ」と言うと「そうですよ」と言う。

私はサインをしたあと、嫌ァな予感がして領収書綴りを開き、さっきの領収書(控)を探すと、切ったのは今日の日付。。。(今日が28日だと勘違い)

(やってもうた。。。◎◎)
もうとっくに領収書は某お客さんのポストに入ってるハズ。

このまま言われるまで気がつかない事にして、しらばっくれるか。
でも問題は、それをうちらじゃなくて某お客が集金に行くわけで、そこで日付が違うから払えませんなんてことになったら。。。
回収できないだけでなく、お客さんにも足を運ばせて恥をかかせることになった暁には。。。
しかも明日は私が休み、居ない日にそんな事が明るみになろうものなら。。。

あかん。。。先に自白して指示を仰ぐしかない。。せめて頃合いだけでも見計らって。。。。と言う所にnanuさんがやってきたので、かくかくしかじか大変なことになりましたいつものパターンですが、と言うと、「オレなら直接某お客に連絡するかなぁ」と言うも、「私が社長を差し置いてそれをした事が分かったらとんでもないことになります」と言うとそうだよなと納得して、「午後からAさんと動いてるようだけど、そろそろ終わってるんじゃないの?もう社長と電話できるかAさんにメールしてみれば?」と言うので、そうしてみると、「直接社長に連絡って何のこと?」と心配の電話がきたので、上記の内容、かくかくしかじかと話すと、「え!」と言い、「それ社長にポストに入れてくれと言われて、今入れた所だよ。」と言う。

「あのポストの口じゃもう取りだせないな」と言い、同じように「気がつくまでばっくれるか」とも考えたけれど、「イヤまずいな、某お客から話が来たら絶対にばれる、直接言って指示を仰ぐしかない」と同じ結論に至ったようである。

それしかないので覚悟を決めて電話をすると、留守電である。

「nanuさん、留守電でしたよ」と言うと、nanuさんはケツがかゆいかゆいと言って、ズボンの中に手を入れて「蚊に刺された」とかく。

「O型は蚊にさされやすいんだ」と言い、蚊取り線香は無いかと言うので、去年のがここにありますよと渡すと、誰もタバコを吸わないのでライター無いからやっぱいいや、と言うので、去年使ったチャッカマンをとってありますよ、と渡した。

「そう言えばnanuさん、最近事務所にいないですね。」
「いけないか?」
「いえ、よっぽど仕事が忙しいのかなぁと思って。」
「くつろいでいるのが悪いのか?」
「違いますよ、課長や秀クンは最近ここにいるのに・・きっとお忙しいんだろうなぁと思ったんです、今お茶入れますね。」

と言った辺りで電話のベルが鳴り、「あー恐怖の電話がきたきた」と言って取ると社長が「何?」と言うので「私のミスで申し訳ありませんが」と領収書の日付を今日にしてしまいましたと言う話をすると、「別に構わねぇだろ」と言い「オレは明日って言ったよな?」と言うので「言いました、申し訳ございません。」と言うと、何も言わずに電話は切れた。

「大丈夫でした、無事に済みました。(汗)」と言うと、nanuさんは「臭いから、コレどっかやって」と蚊取り線香を指さし、「アンタAさんにメール打ってるの?」と言うので「心配してたから無事なことを伝えるんですよ」と言うと「え?まじでぇ~?とか言ってなかった?」と言うので「そんな事言ってませんよ、普通に心配してましたよ。」と言うと「そろそろ現場行ってこよ」と言ってnanuさんは出て行った。

モモイさんに尾ひれ

2012-06-29 | 今の会社
北澤が事務所にやって来た。
「今は雰囲気が違うので淋しいっす」と奴は言う。

昔はくだらない話もよくしていたけど、今は忙しいそれどころじゃないって空気が充満してて特に社長辺りがいた折には無駄口叩くものならタダじゃおかねぇぞ的な、でも私は顔だけでも笑っていたいと思い、お茶を出しながら「何か話さなきゃ」と思ってみたものの、いざ口から出て来た言葉は「アンタ最近パチンコは出てるの?」と言うものだった。

「パチンコばかりしてる訳じゃありませんよ。」と北澤は言い、(たしかに!もっと他に話題があるだろに、こりゃ失礼!)と自分に突っ込みを入れていると、北澤は「時々あそこ(パチンコ屋)でモモイさんに会うんですよ。」と言う。

「あらっ、私もあそこでモモイさんを見かけたわよ、何度も。」
と、2~3回しか見てないのが、5~6回は見てたかのように語ると北澤も負けじと

「パチンコの閉店後にスーパーでも会うんですよ。女の人といますね。」(と話題を盛り上げ)

「あらっ!私も見たわよ~!仲良さそうに買い物してるのよねー。」(と日常的目撃するかのごとく)

「sakeさんが見た女性は年増ですか?」
「いえいえ、すごく若い人だったわよ!まぁ、あの人他にもいるの?」
「いつも会うたびに違う女の人と歩いてますよ。」
「あらー私は若いので、てっきり娘さんかと。」
「娘はいないんじゃないですか?」
「え~!何人も子供がいると聞いてたけどみんな男だったの?!あらまぁ。」

と、ここで解説すると、北澤も私もB型なのである。
(B型がみんなそうではないのかもしれないが)北澤と私は人のウワサ話になると、ついつい掛け合い漫才のように乗ってしまうのである。
言い訳をすると、B型(?)はその場を明るくしたくてそうしているだけで、これがモモイさんの悪口とは夢にも思ってないし、ただの愛嬌=自分達が逆に同じように居ない所で笑いのネタになってもいいじゃん!と考えてしまうタチなのである。
(ウワサのユーモアとほんとの悪口とに明確な線引きがあるのだ!)

北澤は「たぶん息子ばかりだと思いますよ」と超テキトーに答え、「でも別宅に違う子供もいるのかも。。」と言い始めた。
「こっちで4人、あっちで2人とかいるかもしれませんね。」と奴は言うので、私は待ってました!とばかり、「それはゼッタイ無いわよ、なんたって、あの人はパイプカットをしてるんですからね!!」とエッヘンと、とどめの自慢話をしようとしたが、隣の社長室に社長がいるのを思い出し、キャラにも無くお下劣なのでそれはよしておいた。


そしてこの話は「その話は全然(真相を)知らないや。」と言いながら聞いていたA型の秀クンによって、尾ひれがついて、あちこちに飛びまわる。


・・・・かもしれない。

毎日がハッピニング

2012-06-28 | 日記
さて、二日間ワクワク買おう買おうと、はやる心を寝かせておいて、いよいよ伊藤ヒロミさんの「とげ抜き~」と言う本を買う決心をつけた私は、近くの本屋に向かう。

もうある位置も分かってるので、テクテク棚に向かって本を探そうとすると、無い。
右左よくよく見てみるけど、たしかに無い。
あの赤い背表紙の文庫本が見当たらない。
昨日のこの時間、たしかにココにあったのに、その箇所には1冊分の本の空きスペースがあり、私より前に誰かが購入したのだろうとしか思えない。

「なるほど、そうきましたか。」

これはこれは待ってましたとばかりに私は駅前の本屋に移動した。
そこはもう少し大きな本屋なので間違いなくあるだろう、まぁ見ててごらんなさいな、とつぶやくと、タタタタと本屋の棚を探す。

そして講談社文庫の棚をみつけるが、やはりない。
それも偶然だろうか「イ行」の棚に2~3冊の空きスペースまである。

でもこれだけ大きな本屋なら・・と、来たついでにそこらに居る店員の兄ちゃんに「本はこの棚に並んでいるのが全てですか?」と尋ねてみると、「在庫もあるので検索して調べましょう」とPCの画面で「何て言うタイトルですか」と言うので、「トゲヌキと言うタイトルのイトウヒロミさんの本です」と答えると、カチャカチャとキーボードを打ってくれたが、やはり在庫も無しだったのであった。

「ホホホホそうきましたか。」

なかなか面白いじゃないか。
まさに私らしいこの展開。
毎日がハッピニング。
(ハッピーとハプニングを掛けて作ってみた言葉です。)

父のエプロン

2012-06-27 | 父の記録と母の思い出
もう6月終わりですか。
なんて早いんでしょう。

これからが夏だ花火だ祭りだ、みたいな気持でこの時期が来るので
毎年実感がないまま、秋になってはたと今年も終わり掛けて行くのに気がつく
毎年のパターン。

伊藤比呂美さんの「とげ抜き~新巣鴨地蔵縁起」が近くの本屋にあったので、買おうと思って2日間待った。
ほぼそのつもりだけど買ってしまうと、もうそれきりになってしまいそうで、「明日買おう、とうとう明日こそ買っちゃおう」と言う気持をまだしばらく秘めていたいのである。
(680円なんだけどね。)

週末の父は元気で箸でご飯をかき込んで食べていたが、最近やはり言葉が通じてない。
「もうすぐご飯だよ」と言っても「ご飯」がよく分かっていないし、看護師さんが「エプロン掛けますね」と言った時には「エプロン?」とつぶやいていた。

「この触ってる青いのがエプロンよ」と教えることが優しいのか、(でも次の瞬間忘れるわけだから)余計なことを考えさせないで何も言わないのが優しいことになるのか。

遠い昔、祖母が足腰立たなくなって(それでも家で看ていた)、はいつくばってトイレに行ってた光景を未だに忘れられず、その時母(実の娘)は「少しでも自分でやらせないといけないから」と言っていた。
何故その光景が忘れられないかと言うと、祖母の足に少量ながらもウ○コがついていたからである。そしてそれがついたまま祖母は自分の布団にはいつくばって戻って行った。。。

今、父を見て、「少しでも自分でやらせなければ」ならないので、お昼は箸で自分で食べてもらうようにしている。(施設でもその方針)
しかし、エプロンの解説はそれとはちょっと違う気がして、言うことが混乱を招くだけのような気がして悩む。
「この青いのは今身につけているもの」と言う概念すらたぶん理解できないのではないかと。。。

いつも私が来る時間と同じ時間にきて、自分の父親にスプーンでご飯を食べさせている60代の女性はまたその日も同じように来て、一通り食べ終わるとサッサと帰って行った。
私はまだそこまで徹しきれずに、しばらくその場にいたりするのだが、今更会話も無く、特に最近支離滅裂なので返事に困る。
(例えば私の腕を指さして「これはどうやって入れるの?」と言ったりする。)

尋ねて明確に返事をしたくても、思考自体が支離滅裂なので尋ねて解明する意味が無いと言うか、本人を混乱させるだけと言うのも分かってる。

そして途方に暮れたながら、私は席を立つ。
居ても居なくても分からない様に、だんだんと会話を避け、声を出さず、ではサヨナラの言葉もなく、すーっと消える。

間違いなく近い将来、父はあの世に行くんだろうなぁ。
分かっているような分かってないような感じで、後悔も焦りも何もなく、私はすーっと消える。

でも、それだけでもない。
あの60歳の女性も、たぶん気持は同じではないかと思う。

今目の前にいる父と、遠いいろんな思い出のある父とはまだ一緒になってこないと言うか。
考えちゃうとどこまでも行ってしまうから、ここで止めておく。

kekeの散髪

2012-06-26 | 息子keke
まだ続いています、万歩計。

30分歩くと約1キロ。
歩数にして3,000歩増える。

昨日は母の墓の方向に歩いて行った。
遅くて閉まってて入れなかったけれど、kekeのバイトが決まったよ。

何て言うんだろうねぇ。
万歩計持ってお墓に足を向けてから、何となくうまく行きそうな気がするよ。
お母さん、おばあちゃん、すれ違って会えなかったおじいちゃんやおばあちゃん。
いつもありがとうね。

今、気がついたんだけど、生きているってこの世にいるって、動かない確実なものって無いのかもしれないねぇ。
お金とか、学歴とか、好きだったの。あれば間違いないような気がしてね。
「絶対」って言う感じがあるじゃない。確実にとか。
安心とか、そういうところ。

でもたぶん、生きている限り、きっとそんなものは無いんだろうねぇ。
そっちの方向に向かって行けば、そうじゃないかって気がしただけなのかもしれない。

もしも本当に確実なものがあるとしたら、あの世とか宗教とか、そう言う世界なのかもしれない。

これからもいろんなことが目の前を通り過ぎて行くだろうけど、淡々と眺めていられたらいいよねぇ。
自分の性格濃すぎて、執念とか執着とかありすぎで、そう言うのをこれから流したいと思うのよ、まさに「とげを抜く」とはそう言うことなのかしら。


家に帰るとkekeはゴロゴロしていて、それをどうとも思うこともなく、「夕飯どうしようか」と言うと、起きてきて、「あっ!床屋に行ったの?!」と言うとウンと言う。

短く切られ過ぎた、と言うけれど、昔の(野球やってる頃の)kekeみたいで、笑うと顔が丸く見えた。
かわいいなぁと思った。
何か、いかにもこれから働きますって感じが良いなぁと思った。でも言わなかった。

買い物と皿洗いと二手に分かれよう、どっちにする?と言うと、皿洗いにするとkekeは言う。
私はスーパーに行き、材料とビールを買って帰ってきた。

ずいぶん皿洗いに時間が掛かるなぁと思ったら、その前にこの周りを片付けたんだ時間掛かったと言う。
鶏肉の照り焼き煮と豚ともやしのトマト炒めを作ると、kekeは冷ご飯をチンした。

「鶏肉のは揚げなくていいんだね。」
「そうだよ、kekeはこう言うの好きだよね?」

味付けは無難に市販で売られてた調味料で、「どう?おいしい?」と言うとウンと言う。
豚肉ともやしの方はあまり好きじゃないかなぁ?と言うと、そうではないと言う。

kekeのストライクゾーンが広がった気がする、このごろ。
食べるっていいなぁ。

電子証明書

2012-06-25 | 今の会社
うちの会社はネットバンキングで振込みなどをしているが、最近セキュリティ強化云々のため「電子証明書方式」が推奨されているようである。
それはダウンロードみたいな事をして、その電子証明書とやらが入っているパソコンで無いと、ネットバンキングできないようにする仕組みらしい。

ヤマトさん(銀行の担当者)が社長にメリットなどを説明して「それじゃやってみるか」と言う流れになって、書類にサインした。
この様子を傍らで見つめながら、私は既に一抹の不安を覚えていた。

しかしまだこの時点では、私の会社のパソコンが最近ハンパ無く重いので、余計なものを取りこみたくないと言うだけであった。

数日後にはもういつでもダウンロードしてください、と言う連絡が来たので、社長に「明日ゴルフに行っている間に例の電子証明書をダウンロードしておきます」と言うと「おぉ頼むよ」と言われて、やってみることにした。

コールセンターなるものに電話して、「電子証明書をやりたいんですけど」と用件を話すと、「それではご準備していただきたいものがあります。それは使われるPCと、経営者パスワード(仮称)です。」と言われ、は?!何ですかそれは?と言うと、ご契約した時に決めた経営者パスワードと言うものがあるのだ、と言う。

「私は一社員なんで知りません。それを知ってる人じゃないとできないんですか。」と尋ねると「そうです。」と言う。
この瞬間に一抹の不安が、それ相当の不安に変わった。

一つはあの人が自分でPCにダウンロードしなくてはならないと言うことである。(今までそんな事をしたことがない!)
もう一つはあの人が私のPCにもダウンロードしなくてはならないと言うことである。(ましてや部下のPCにあの人がわざわざするのか?!)

パスワードを教えるのもイヤだろうし、社長のPCをいちいち使わなければ残高が分からないなんて言うのも誠に迷惑。。。

しかしどうにもならないので、社長が帰ってきてからかくかくしかじか、「経営者パスワードを知っている人でないとダウンロードできないそうです」と説明すると、「それじゃやっとく」と本人言いながら、私もそれ以上は恐れ多く突っ込まないまま月日は流れた。

ある日、社長がネットバンキングができないできない、お前自分のPCから入れるかやってみろ、と言うのでやってみると確かにできなくなった。
慌ててヤマトさんにTELしてみると「たぶん電子証明書を落とす期限が来てしまって何もできなくなってしまったんだと思います。コールセンターに電話して事情を話してみてください」と言われたので、そのようにすると、「それでは期限を延長しますので必ず○○日以内にやってください」と言われ、ひとまずネットバンキングはできるようになった。

しかしそれからFAXやおハガキで「電子証明書を所得せよ」と言う内容の文面が届き、まったくもって想定していた展開が繰り広げられ、私はもう本人に突っ込みたく無いので、ヤマトさんだけが頼り、「これこれこう言うFAXが来たからヤマトさんから社長にそれとなく言ってください。」とつつくばかり。

そしてさすがに社長も腰を上げざるを得なくなったのか、ある日突如自らコールセンターに電話したようである。
壁の向こうの様子を聞き耳を立てていると、「え?経営者パスワード?何それ?」と言う声が聞こえてきた。
そして「sake君、その経営者パスワードが書いてある用紙無い?」と言うので、無いです、と言うと、また電話で「そう言う書面ってないの?」と言う声が聞えて、「なきゃ分かるわけないでしょ!そんな何年も前に決めたきりのものを!」と言っている声が聞えてくる。

オレが経営者本人なんだから、それを今ここで教えろと、どうやらコールセンターのお姉さんに詰め寄っているようだが、それはできませんと断られているであろう最中に、たまたまヤマトさんがピンポンと来たので、「今大変です、例の電子証明書をやろうとして、大変なことになってます!」と私は慌てて社長室に彼を連れて行くのだが、時既に遅し、カンカンに怒っていて、「もうこんなの解約する!」と言う状況になっていた。

ヤマトさんは状況を飲み込み、ただひたすら平謝りに謝って、「それでは後日解約用紙を持ってきます」と帰って行った。


ふぅ。
なにやらともあれ一件落着。

虫歯はコリゴリ

2012-06-24 | 健康とか病院とか
昨日は久しぶりに歯医者に行った。

ここの歯医者との付き合いはkekeが小5の頃なので、10年前に遡る。
詰め物か何かが取れて妹に「近くに歯医者ができたよ、結構いいよ」と言われて行ったのが当時である。

レントゲンも撮られて、他のほとんどの歯も治療要だと告げられたが、その歯の治療が済むとトンズラするかのごとく、私は消えた。
kekeが小5だったので少しでも早く家に帰りたいと言う名目だったけど、歯の治療が大キライと言う理由の方が大きかったと思う。予約の日、覚えていながらキャンセルもせず(キャンセルするとその代わりの日を決めねばならないから)、逃げるようにその前を自転車で走りぬけた自分の姿を今でも覚えている。

その後この歯医者に訪れたのはそれから4年後ぐらいである。
また詰め物が取れたか、何かしたのだろうその時もレントゲンを撮られて「更にひどくなりました」と見せられ、今度はちゃんと治療をしてしまいましょうと言われた。

私もバカではないので、ここでしなければ数年後に同じ事になると思ったのと、今だったら母子家庭である、医療費1割のうちにと治療に専念することにした。

そして月に2~3回ペースで通う事になるのだが、数ヶ月ぐらいした頃先生に「全部の歯が治るまでにあとどのぐらい掛かりますか?」と尋ねると「予約状況にもよりますから」等と話をはぐらされ、でも治すと決めたんだから治そうとまな板の鯉のような状態になりながら、右上、右下、左上、左下と順調に終わり、「やっともうじき終わりか!」と思った辺りで、「実は一番やっかいな歯が3本残っています、これは神経を抜いてお薬を中に入れてフタをしなければなりません」みたいなことを告げられ、またまたこまめに通い、食事も片方の歯で食べたりしながらと言う時期が続き、「やっとこれでとうとう終わりか!」と思った所で、「残ってる親知らずは抜いてしまいましょう、あってもハブラシが届かずまた虫歯になるからです。」と言われ、こうなったらその通りにします!とばかりになすがまま。これらも終了して「やっと私の歯は完璧か!」と思ったら、「今度はブラッシングの練習です!」と言う回が数回か続き、気がついたら1年半の歳月が流れていた。

そして半年に1回ほど「定期健診」と言う召集令状みたいなのが届き、「ここがよく磨けてません」とレッスン指導があり、3週間後にちゃんとやれているかチェックが入り、そしてまた半年後に定期健診・・・と言う流れで現在に至る。

そして私はと言うと、もうこのハミガキレッスンを何年にも渡って指導されているにも関わらず、恥かしくなるほど覚えが悪い患者。言い訳すると毎日30分もハミガキしてる暇が無いわけです。
先生は「夜TVを観ている時に磨きましょう」と言うけど、我が家は夕飯を食べている時にしかTVはついておらず、それも終わると眠くて寝てしまうので、ふとんの中で歯をこすってやってみるけれど、3分も磨いてないうちに翌日の朝になっている始末。

とてもそんな事を言えず、一応しっかり毎日20分は磨いてますと言うことにしているので、先生も首をかしげながら、「歯や唾液によって汚れがつきやすい人もいるものです」とか言いながら、「sakeさんは定期健診を4ヶ月ごとにしましょう」と言われ、今では4ヶ月ごとにハガキが来るようになった。

しかしこの定期健診、タダなら毎月でも行きたいが金が掛かる。
初診で2,400円取られて、次のチェックでも指導料が掛かり、先生お勧めのハブラシも何本も買うので5,000円ぐらい掛かってる。
年間10,000円のものが15,000円になるのは困る。
ので、私は勝手にハガキが来ても2ヵ月後に歯医者に予約をしている。

ちゃんと磨きさえすれば、半年に1回でも別に良いハズ!!と言いながらも、また夜になるとハブラシを放り投げて寝ている。
ひどい時は、枕の周りに3本ぐらいハミガキが放置されている。
(今ではハミガキの習慣が子守唄のよう)


そして半年。。。。私はやはり何となく不吉な予感を抱えつつ歯医者に向った。

予想通り・・いや予想以上に今回の汚れはひどいようで、「こんなに裏側に汚れがついてますよ」と言われ、歯石と汚れを落としましょう、いつもは下の前歯の裏だけなのに、全般に渡って裏側にガーッと当てられ、「このブラッシングは歯槽膿漏を予防するためのものですが、これではまた虫歯になりますよ!」ときつい一言を浴びせられる。

いつもはニコニコ穏やかな先生が(顔こそ怒ってはいないが)ここまで言うことには、よっぽど見るに見かねるものがあろうとさすがの私も察する。
何年にも渡り、何回も同じような事を言い、それでその時はハイハイと言いながら、磨き方は芳しくないばかりか検診も勝手な都合で延び延びと言う。。。

今度こそ、今度こそ改めよう。。
食事の後は即行ハミガキをする。(寝ながらはしない)

そして、もう観念して4ヶ月に1度ブラッシング指導を受けよう。。。

報告

2012-06-23 | 息子keke
いつものように家に帰りながら「野菜食べたいなァ」と考えた。

kekeがまだ何も買ってないと言うので、「今日は鍋でも作りたいんだけど」と言うといいねと言う。

そして買ったばかりの服を着たkekeが「バイト決まったんだけど」と言う。


えっ!ほんとに?

どこでよ、いつからよ、なんて訊きながら、よかったねと心から喜んだ。

「それなら夕飯作りも続けられそうだね」と言うと「言われると思ったー」と言う。


それじゃ鍋の材料を買ってくると、私は家を出て、公衆電話から妹に電話をした。

妹も心から喜んでくれて私が「続くか心配だなァ」と言うと、それは絶対に言わないようにしよう、外に出れば今までできそうに無いこともできるものだから、と言う。
きっとこれで成長するよ電話をくれてありがとう、と言う。


今までの紆余曲折がなかったら、このような境地にはおそらくなってはおらず、全てに出会いに感謝して、取り急ぎ報告した次第です。

見守るということ

2012-06-22 | 友人
月曜には「これからは勉強を優先する!あんまり時間とってやるの止めるんだ」と言う宣言メールが来たかと思えば、二日後には「T男からあれから電話が来ない。調子が悪くて会社を休んでいるのかと思ってメールも出したけど返事も来ない」と言うメールが来て、挙句の果てには「T男を第一優先にしたのがよくなかったのかな」と言うメールがきた。

G子である。

私は「私はあくまで考え(感想)を述べてるだけで責任は取れないけど」と言って、「時間をとってやるのを止めるって書いてあったけど優先順位を下げた理由は何て書いたの?」と送った。

すると「T男が気持悪いと言うのなら、勉強を優先する事にします、時間がある時に誘ってください、それがいいでしょうと書いて送った」と言う。

「彼は別れを切り出されたと思っちゃったんじゃないかなぁ?自分で決めないで【T男さんが気持悪いなら一歩引いて勉強を優先したいと思うけどその方がいい?】と言う風に相談を持ちかける風にしてみたら良かったのかも。。それに時間がある時に声掛けてって言ってるんだから、時間が無い時は何も連絡無くてもおかしくないかも。。。」

と言うとG子のメールは来なくなり、しばらくすると「そう言う風に書いて送ったら、すぐに返事が来た。」と言う。「今日は一緒に帰るんだ」と言う。

そうかと思うとその翌日は「私のことが何もかも嫌いなんだって」と言うメールが来て昼休みには電話するねぐらいの勢いだったので「さすがに嫌われているんじゃ、もう何をしてもダメかしら」と思ってたら、昼になったら「今は機嫌がいいみたい」と言う。
まだ今週は週半ばなのに毎日が盛りだくさんである。

夜も毎日のように着歴がある。(私は早寝なので一度も出ていないが。)
んんんー、いったい今週はどうしたんだろう。

私は夜は電源を切って寝ることにした。
自分から電話を切れないタチなので1時間2時間になると後で眠れなくなるからである。

その代わり、「自分の意思でG子に付き合う」ことを徹底した。
○○してあげている、と言う考えを一切無くすことにした。

寝る時間、他にやることがある時間、kekeと話をしている時間は関わらない。
だけれども、関わっている時間は自分の意思で関わる。
ある程度の距離をおいて、毎日亀レスではあるけれど、本当に困ってる時はすぐに行ける所にいつもいるよ。見放しはしないよ。心底困ってる時に1人にはしないよ。

そう言う風にしないと、そのうち「娘の時間を返せ」みたいになりかねない。
できる時にできる事しかしないけど、やってる時は自分がやりたくてやっている。
その結果は問わない。
たまたま上手く行って喜んでもらえたら幸いだし、そうじゃなくても、自分ができる事はしたから良い。

もしかしたら「見守る」と言うのはこう言うことなのかな。

モスとカレーの日

2012-06-21 | 息子keke
帰りに電話をするとkekeが出てきたので「もう何か買ってある?」と言うと「まだ」と言うので、「何か買っていこうか」と言うと「それでいい」と言う。

1ヶ月ぶりにモスバーガーに入り店員さんに「トマト抜きのモス2個」と言って、いつかkekeがおいしいと言っていたカツバーガーを1個頼んだ。

すると家にkekeが居ないのでどうしたのかしら?と思っていると、やがて帰ってきた。
「モス買ってきて良かったんだよね」と言うとウンと言い、「明日のためにこれからカレーを作る」と言う。

私は「あっ!」と言い、夏服も買ってきたんだね、と言うとウンと言い、ユニクロで買ったそうである。
それじゃプリンターと合わせて1万円ぐらいでいいのかな?と言うとウンと言う。

そうそう、プリンターは台風の日に届いたのである。
白いプリンターである。
「1~2週間に1度は印刷した方がいいんだって」と言うとウンと言うが、あとは私の管理できることではないのだなぁと思う。

それでkekeはカレーを作り始めた。
後ろでただ見て(監視して?)いるだけと言うのも何なので、「TV観ててもいいかしら」と言うと「どうぞ」と言う。

料理や掃除って、今日はやりたいって言う時と、今日はちょっとやりたくないな、って言う時があるので、作りたいって言う時に作った方がいいよなと私も思う。

「そのうち要らないものを片付けてきれいにするからね、今は車に乗らせてね。」と私は言う。
kekeは「何年先の話なんだ」と苦笑する。

包丁の音が聞こえる。

kekeはカレールーは普通幾らぐらいするのか?と言うので、「安いので128円ぐらいじゃないかな」と言うと、98円だったので2個買ってきたと言う。
一つは辛口で一つは中辛だった。
「どっちがいい?」と言うので、私は辛口の方がいいけど、辛いのがイヤだったら混ぜるのもいいかもと言うと「今日は辛口にしよう」と言う。

カレーもできあがり、モスバーガーを食べるけど、よく考えると自分の分を1個しか買ってこなかったので私は物足りなくなり、「あのカレーを食べてもいいか」と言うと「ご飯無いけど」と言われ、それでもいいから食べたい食べたいと言って食べることにした。

やはりkekeの料理は分量が正確なせいかハズレが無い。
今日のカレーもできたてなのに美味しい。
本当に定番のカレーの味がする。

じゃがいもはOMさんの田舎で取れたじゃがいもなので「やっぱりおいしいね」と言うと、kekeは「洗っている時にいい匂いがした」と言う。

私はもう1杯カレーを食べたいと言い、「でも明日の分だっけ」と言うと「5人分作ったからいいでしょう」とkekeは言い「さすがに明日の分が無くなると困るけど。」と言う。

でも、本当においしいカレーだった。

その日、kekeに「明日の6時半にご飯が炊きあがるようにするにはどうすればいいの?」と言われて、ご飯を予約セットした。