きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

チャーハンとラーメン

2012-03-31 | 息子keke
たまたま仕事で家の近くまできたので、(時間もあったし)寄ってみると、kekeが寝ていた。
時計は1時半。。。

親はどうして子供に期待してしまうんだろう。
この姿は充分すぎるほど、【想定内】なのに。

私はまるで修行をしているようだ。
「怒ってはいけない」「期待してはいけない」と言う修行である。

そして最近は、修行ではなくなっている。
怒る事がその後何の変化をもたらさない事は痛いぐらい分かっていて、そうだな、エサを食べようとするたびに電気ショックを与えられ「エサを食べたい」と言う意識をなくしたパブロフの犬に近い心境で、子供に期待しないように追い込まれてる。

「これはちょっと寝すぎじゃないか」
と一言二言感想を述べて、私は家を出た。

「別にいいさ、寝てばかりいれば仕事は一生できないし、稼ぐことができなければ、そのうち餓死するだけのことだ。」と思いなおす。

でも、そう思いながらも私でさえ、14年間働いている。
縁は無いかもしれないけど、あるかもしれない。
まだ希望が無いわけではない。


家に帰ると、kekeが買い物に行ったようだ。
帰ってきて、「sakeがラーメンを弁当に持って行ったから無くて買ってきた。(夕飯はそれにするつもりだったんだ)」と言う。
それからチャーハンを作る、と言う。
そして、料理の本を取り出した。

これを見ればいいのかと言うので、「そうだね」と言う。
卵とネギのシンプルなチャーハンにするんだ、と言う。

「今日は2品も作るんだね。」と私も喜んだ。
居なくてもいいと言うので、風呂に入ることにした。


風呂から上がると、もうチャーハンはできていて、「これは失敗だ」といり卵のようなものが、小皿に入っていた。
フライパンを見て「きれいにできてるね」と私は言った。

そして、麺をゆでる鍋をわかしていた。その間にkekeはネギを切り、麺がゆだると焼き海苔とネギとチャーシューを入れた。

kekeは「いつもアンタがラーメンに乗せるチャーシュー(5枚入り)より、今日買ってきたチャーシューの方が安い」と言い、「sakeのは45グラムで198円だけど、これは145グラムで270円なんだ。」と言う。
「それは気がつかなかった。チャーシューはチャーハンにも入れられるし、サラダにもなるから、これからはそっちにしよう。」と私も言った。


今日も私とkekeは夕飯をおいしく食べた。

チャーハンはもう少し味を濃くした方がいいと思うが、炒め方はいいし、麺もゆですぎでは?と思ったが、食べてみると適度にコシがある。
私は今日もうまいうまいと言って食べた。

「チャーハンのチャーシューはもう少し多く入れても良かったかも。」と言うとkekeも「そう思った。」と言う。
料理になると、やたら褒めているように思うが、実際私が「最初はこんなもんだろう」と言う予想より、kekeのレベルが高いのである。
(と言うより、私の料理が下手なのかもしれない。)

今日は2品もできていて、しかもチャーハンは本を読んでやってみたとは。。。

来週もこんな風になったら良いなと願いつつ、次は私の当番だ。。。。
恥かしいけど、あまりやる気がしない。

kekeに「最悪見切りでもいいか?」と言うと、「どうぞ」と言われる。
「何だかんだ言っても5日間みんな手作りできた。」とkekeは言い、自分の部屋に行った。。。

寒さ暑さは彼岸まで

2012-03-30 | 息子keke
家に帰ると、台所に灯りがついてない。

んんー?!と思うと、kekeが出てきて「ビーフストロガノフ作った」と言う。
鍋を開けると、煮込まれてある。
あとは温めるだけ。

ご飯も先ほど炊けたようだ。

今日の朝は皿が洗えなかったのに、シンクはきれい。
「ここも片付けてくれたんだね」と調理台を指差すと「ゴミを片付けただけ」と言う。

そして皿によそってディナーにした。
「いろんな物が作れるようになったねー」と言う話をしながら、「これはこの前やったからできた」とkekeは言う。
箱の裏にやり方が書いてあったり、1度やってみたものはできるのだが、料理レシピを見ていきなり作るのは、まだ敷居が高いのだろう。

私みたいにハチャメチャで失敗してもいいやって、ぶっちゃけた所があると、果敢に挑戦するんだけど、kekeはたぶん、そこが神経質なんだろう。そこで失敗しちゃうと傷ついてしまうのではないかと思う。

だから、ゆっくり振り返って確信して、確実にできるようになってから、次のステップに踏みたいタイプなのではなかろうか。そう考えると、何となく今までの行動も分かるような。。。。?

でも、そんな事をしていたら、ある程度の料理ができるようになるまでに何年掛かるか・・・さらには社会に踏み出すまでに一体何年掛かるんだろう。

状況は何も変わっていないのだが、なんせ陽気が春だ。
暑さ寒さは彼岸までと聞いたとおり、あの寒さはなくなった。

それでも朝晩は冷える。
春と秋は陽気がいいと言うイメージがあるが、実際に昼が暖かければ朝晩冷えるし、朝晩が過しやすい陽気は真昼は暑い。朝から晩まで快適な一日なんてほとんどない。
その上、私は不安症なのか、温度が最適な時ですら「このままでいいのだろうか」と不安になる。

会社も今はエアコンのまん前に居るようになって、車でもいつでもエアコンが操作できる状態でいて気がつくと、ちょっとのことで「暑い(寒い)のではなかろうか」と不安になって、年中温度を変えているのである。
つまり、最適な状況にあっても、まだまだ何かを求めているのである。

こう言うアホな性格なので、kekeがどうなってもこうなっても、きっと不安で居るにちがいない。

だったら、あまりいろんな事を考えないで、このまま流されるだけ流されるのもいいかもしれない。
基本、二人の毎日が楽しければいいのかな。

完璧な人生

2012-03-28 | 息子keke
喪中で年賀状が書けなかったMEGUちゃんはどうしているのだろう?
最後に会ってからそろそろ1年だ、とメールを出してみた。

GWはお父さんの遺品の片付けに田舎に帰るらしい。
それから、娘さんの中学受験の準備がもう始まるらしい。
(こちらを最優先したいと書いてある。)


受験か。。。。


なんだか最近分からなくなってきた。
結局大学に入学したって、その後どうなるか分からない。
たぶんイイ所に就職できたって分からないし、結婚だって分からない。

いったい成功って何を指すのだろう。

私は本当にMEGUちゃんの向っている道があってるのかな、と考えた。
でも何とも言えなかった。

「それはもしかしたら違うかもよ」と言ったら、「どうして?」って言われるし、
でも、どうして?って、何て返事をすればいいのだろう。
説得できる言葉がみつからない。

親はできれば子供に幸せになってほしいし、イイ大学に入ることや、イイ会社に入ることは、それに近づくことだと信じてきたけれど。

だからそれ以上私は何も言えない。
親子がそれを目指している以上、それでいいのだろう。
それで上手く行くかもしれないし、そうでないかもしれない。
またそれはその時考えればいいことなんだろう。

完璧な人生なんて、親が与えられる事じゃなかったんだ。

kekeのガーリックソテー

2012-03-28 | 息子keke
昨日は家に帰ると、kekeが玉ねぎのみじん切りをしている。
予定通りハンバーグを作るらしい。

200gのひき肉は、昼間に買い足したようだ。
みじん切りをチンしていると、「付け合せにこれを作る」とニンテンドーDS(お料理ナビ)を持ってきた。

「ポテトのガーリックいため(記憶が定かでないので仮称)」と言うメニューである。

じゃがいもはどうすればいいんだ?と言うので、皮をむいてじゃがいもの芽を取るのではないか?と答えた。
「皮付きだと書いてある」と言うので、「あれ?芽は取らなくていいのかな?ジャガイモの芽って体に良くないんじゃなかったっけ?」と私も自信が無かった。
(私は農薬も気になるし、皮付きのままジャガイモを料理することが無かったのである。)

それじゃ皮をむいて芽も取りましょうということになり、kekeは皮むき器でむき始めたが、1個で既に疲れてきたようだ。ところどころ皮も芽も残ったジャガイモをゆでることになった。

あまりに薄いのと厚いのが混沌しているので、「同じ厚さにした方がいいよ」と言うと「なんでだ?」と言うので、薄いのは崩れちゃうし、厚いのは中まで火が通らないってことがあるからだよ、と申し訳なさそうに答えた。

私はハンバーグを練るかたわら、薄いじゃがいもを早めにすくい出すことにした。

その時、kekeが買い物袋から出してきたのは、乾燥したニンニクのスライスチップであった。
なぜ普通のニンニクを買わないのか?◎◎というより、よくこんな物を見つけたなと思う。

よくよく注意書きを読むと「10分間水にひたして戻しましょう」と書いてあり、kekeはその通り10分間浸す事にしたが、この時点でかなりめげており、「こんな大変だとは思わなかった、じゃがいもは懲りた。」と言う。

何も無い所から料理を作るって、最初は(私の場合は未だに)大変なんだよな。。。
でも、そうとも言えず「慣れてないからだよ」と私は言う。

書いてある通りkekeはオリーブオイルをフライパンに大さじ1入れ、戻したニンニクスライスを入れると、みるみる焦げていった。。。。

それでも、じゃがいもをソテーして、塩コショウして、ハンバーグも焼いて終了。。。。


今日(翌日)の朝、私は「(昨日は大変だったし)今日は水曜だから、惣菜を買ってきて休んでもいいよ」と言った。

夕方家に帰ると、kekeは「ラーメンとネギトロを買ってきた。(自分は)さっきバナナを食べてお腹がすいてないから、後でラーメンを食べる。半額のサンドイッチは行ったけど買えなかった。」と言う。

台所に行くと、kekeが昼に焼いて食べた牛肉と玉ねぎの炒め物の残りがあったから、「昼の分も自分で作ったんだね!残りは食べていいかい?私はこれとチャーハンでも作って食べるから!」と言った。
そして、先に風呂に入ることにした。

風呂に入っている最中に、kekeが皿を全部洗ってくれたので、シンクはきれいになっていた。

「本当はいけないのかもしれないけど、ずっとこのままでもいいかもしれない。。。」

私は今日もそんな風に思いながら自分のチャーハンを作り始めた。

kekeの酢豚

2012-03-26 | 息子keke
今日は帰ると、kekeがニッポンハムの惣菜シリーズ「玉ねぎがあればできる酢豚」を炒めようとしているところであった。
「いいねぇ」と言うと、ネギトロも買ってきたとkekeは言う。

「今日は2品もあるの!!うれしいねぇ~!」と私は喜んだ。
kekeは「半額で買ってきた」と言う。

「(酢豚は)玉ねぎを240グラムも入れたから、野菜が多くなった。」と言うので、「本来は何グラムなんだ?」と尋ねると「200グラム」だと言う。「もうちょっとだから玉ねぎを使い切ってしまった。でもよく考えたら1.2倍だった。」と言う。「だから肉類を増やそうとフライを買いに行ったらネギトロが半額だから買った」と言う。

それぐらい大丈夫だろう、と私は言い、「それじゃちょっとCD返してくる。西野カナの新曲借りたんだ♪」と言った。
帰ってきたらkekeが作ってる間に部屋も片付けるね、と言った。

でも実際に片付ける時間も無く、食事の時間になった。
その2品+今日で賞味期限切れのハムの3品だった。
しかもネギトロは2パックあったので、私は更に喜んだ。

「今日は豪華だねぇ~^0^」と二人で言った。
kekeは酢豚を食べると、「この前自分で作ったよりうまい」と言う。
「今日の玉ねぎは素揚げしたみたいだ」と言うが、私にはその違いは正直分からなかった。
kekeは自ら「酢豚に(キライな)ピーマンは入れなかったから緑が無い。」とカミングアウトするが、私は「それは作る人の特権だから、いいんだよ。^^」と言った。「その分玉ねぎが多くて丁度良いよ」

そしてkekeはンンと計算して、「酢豚の素(300円弱)+ネギトロ(300円弱)+玉ねぎ1個(40円)だから今日の2品は合わせて640円(2人前)だ。」と言い、「なら牛丼屋で食べるのといっしょか。。」と言うので、「いや!これだけオカズが多ければ、ご飯はもう一杯ずつお代わりできるし、さらに明日の朝まで食べられるから、絶対こっちのが得だよ!」と私は言った。

実際に酢豚もネギトロも1/3ぐらい残ったが、私もkekeも満腹だった。

TVではネプチューンのクイズ番組をやっていて、私は分かる答えは言ってしまうのだが、今日はkekeに悪いような気がして、「kekeは運動は得意なんだよね」と言うと、「そうでもない、普通だ」と言う。

「でも、私はオートマでも2回落ちたんだよ、kekeはマニュアルでも1度も落ちなかったでしょ」と言うと、「それは普通。アンタが特別運動神経が悪いだけ。」と言う。


そう、私は特別に運動神経が悪い。

運動会の徒競走は小学校時代6年間全部ビリだったし、走り幅跳びみたいな記録系は、何をやってもクラスで一番ビリだった。
だから、二十歳を過ぎて、父は免許を取れと何回も言ったけど、絶対取らなかった。

と言うか、自分は車の運転なんてできないと思ってた。
周りができるのに自分だけができないと言うのを、私はいっぱい経験していたから、車の運転もそうだと思っていた。

でも40を過ぎてから、ある日車に乗るようになって、そしたら楽しくて毎日乗りたくてたまらなくなって、ついに車を買うようになって、現在に至る。
休日は6時間は乗れるし、首都高も乗れるようになった。
まだ駐車も下手だし、センターラインの無い細い道は通れないのだが、何より面白くてたまらないのである。

だから、kekeも今は絶対できないと思っていることも、いつかできるようになるかもしれない!
そして、その時は爆発的に好きになるかもしれない。



このままでもいいか、今日もそんな風に思えた。

将来のために汗水流して努力する事も大切なのだが、こうしていることが、とても幸せなような気がする。
それに、私とkekeはいつまで一つ屋根の下で一緒に暮らしていられるか分からない。

もしかしたら、この時間は神様が与えてくれているのかも。。。。
今日はそんな事を思いつつ。。。

ちなみに冷蔵庫の合挽きはkekeが明日ハンバーグを作ってみると言う。
先週、kekeに教えて作ったハンバーグの復習をするらしい。

「たくさん作って冷凍しておいて、面倒な日はそれをチンして終わりにしたい」と言う。

200グラムで、そんなにたくさんはできないのでは・・・・と思いつつ、そこには触れなかった。

恋多き女

2012-03-26 | 巷の話題
吉田美和、再婚。すごいなぁ。

ドリカムが売れ始めた当時は子育て真っ最中で関心がなく、妹がよく歌っていたけれど、「学級委員みたいな歌だなぁ」といつも思っていた。

優等生で歌もうまくて完璧。

だから私はあまり好きでなかった。と言うか共感できなかった。
入りこむ隙が見当たらなかった。
初めて覚えたのは「決戦は金曜日」とその後の「晴れたらいいね」だと思う。

そんな私が「およ?」と思ったのは彼女が「略奪婚の上に結婚をはたした」と言うニュースを聞いた時だ。(事実かどうかは別としてそう言う報道であった。)
こんな優等生が不倫してたんかいナと思ったが、当時はまだ略奪婚をされた立場で心の傷も癒えてなかった時代だったので、ますます面白くなかった。

しかしドリカムの歌を聴くようになったのは、実はここからである。
私は完璧な人間が好きでなくて(サイボーグみたいだから)、どこか弱みや悩みや欠点があるものに心惹かれると言う性質があったのだ。

そして、内縁の夫と言う方がお亡くなりになり、今度は19歳年下の彼と結婚すると言う。それも堂々と発表している。(ここに私はもっとも好感を抱く)
こんな事があると前の不倫だとか内縁のことをうんたらかたらと言う人が居るのだが、私個人はそう言う方こそ不潔感を感じてしまうので、今日はそれを(勇気を出して)書いてみることにした。

決して不倫がいいとは言えないが、最近の私はそれをことさら強調して、それだけで他人を責める人をみると要求不満でもあるんじゃないかと心配になってしまうのである。
と言うのも、かつての不倫が大嫌いな自分は、その傾向があったと思われるからである。

自分を振り返ると、それまで本当に心から双方が愛し愛され幸福に満ちて生活していたのか、今となっては疑問に思う。少なくても片方の我慢(諦め)のもとに平和な日々が無難に積み重なっていたのではないかと思う。
そうでなければ風俗ぐらいはあっても、離婚にまでは至らないだろう。

「いや、軽い浮気でも私は許せなくて離婚したのよ」と言うのなら、既に夫に愛情が無いのだと思う。本当に愛していたのなら、それでも好きなはずだから。

本当に愛し愛され燃え上がりながら何十年も添い遂げている夫婦もどこかには居るのだろうが、1度や2度の結婚でそう言う風に続くとはあまり思ってない。人は慣れてしまうと、どうしてもダレるのである。
だけども離婚も浮気もいけないことなので、夫婦関係を改善しようともせず(しようとしても今更できそうにない)、そこに『正義』を見出そうとしている・・・・。
そんな気がしてしまう。

あくまでも私の偏見である。
今の生活に愛し愛されがあって満足している人は、ことさらここで人を責めないような気がする。「私はしないけど、そう言う事もあるかもしれないね。」こんな感じではないかと思う。(それは偏見ではなくいろんな人と接してみた経験上のイメージ。)

人の心は上から言われて、抑えられて変えられるものではない。
不倫はいけませんと言うより、不倫されないように自分を変えて行くべきなのではないか。(と偉そうに書いてみる。)そして、それでもそうなった場合はそれを受け入れる(他の女を好きな旦那でも大切に思う)か別れるしかないのではないか。それは当たり前の事でまったく恥ずかしいことではない。でも決して油断(ダレさせて)してはいけない。他人と他人が心から満足して添い遂げる事は大変なことだから。

と、今では思っている。

「不倫はいけません」とことさら強調したりバカにする人は、この感覚がほとんど無いような気がする。
同じ相手と添い遂げるのが当たり前で、それが出来ない事はとっても恥ずかしいこと、単純にそう言う概念しか無い、そうすることでしか満たされてないような気がする。
私が内心同情してしまうのは、この部分である。

結果がどんなに泣くことになっても、たった一度の人生だから経験はした方がいいと思う私は、恋多き女がやっぱり好きだ。
自分がそうなるかどうかは別として。

旅の途中

2012-03-24 | 息子keke
昨日は少し早めに家に帰宅。

玄関を開けると台所に灯りがついている。
丁度、麻婆豆腐が出来上がったところだ。
髪が短いので「床屋にいったの?」と言うとウンと言う。

kekeは「これから風呂に入る」と言う。
ご飯はあと15分で炊きあがるようにスイッチが入っている。

「お風呂はゆっくり入るんだろ?」と言うと「30分ぐらい」と言うので、(今日は雨だから)見切り品があるかどうか見てくるよ、明日も食べられるし、と言うと「どうぞ」と言う。

せっかくkekeがマーボ豆腐を作ったのだから、お弁当類は安くてもやめよう、肉とか魚が安かったらと思ったが、まだ時間が早すぎて半額モノはほとんどなかった。

半額の冷やし中華をカゴに入れて、それからkekeにデザートでも買って行こうと思うと、イチゴとコーヒーのムースが半額であった。
イチゴとコーヒーとどちらが喜ぶだろう?でしばらくそこで悩んだが、イチゴのムースをカゴに入れた。
それからビールは自分用に買った。

そして家に帰ってそれらを冷蔵庫に入れると、kekeが出てきた。
そして、もう一度麻婆豆腐に火を入れていた。
(今日は風呂に入ってから、もう一度火を入れると言う作戦だったのか。^^)

そう言えば、kekeが高校1年の時だっただろうか。
文化祭委員をやって、学年で工作物を作ることになっていて、kekeのクラスの作品が一番段取りが早いと担任の先生から褒められたことがあったっけ。

そして今日は麻婆豆腐である。

kekeはワインの試飲のように、一口食べると味を確認して「この前ほどおいしくない」と言う。
私もパクと食べて「そんな事は無いよ、料理は最初に作った時が一番感動するものだよ。今日のも同じようにおいしいよ。」と言った。
少なくても、私がいつも作っている麻婆豆腐より数倍おいしいのは間違いなかった。

ところで、冷蔵庫に残ってるひき肉は明日はどうするの?と言うと、kekeは「ハンバーグでもしようかな」と言うので、「それもいいけど、ハンバーグは合挽き(牛が混ざったひき肉)で作ることが多いから、味がちょっと変わるかもしれないよ。」と言いながら、料理の本を取って来て、「こんなのも参考になるよ」と言った。

kekeはそれをペラペラ見ると、餃子もこの肉でできるのか?と言うので「できるよ」と言うと、やってみようかな?いつものうちのが美味しくないから、と言うリアクションだった。
「ちょうど今、キャベツも家にあるよね?こうやって切って塩をまぶして、絞って水分を抜くんだよ」と言うと、「そんな事してるのか?」と言うので、いつもしてるよと答えた。
そうしないとタネは水分だらけでまとまらないからね、と言う。

ちょっと面倒臭そうだなぁと言って、また明日考えようと言う。

でも、よく考えると土日は私が料理をする曜日なのである。
kekeの出方次第で、一緒に作ってもいいし、私が1人で作ってもいいし、餃子じゃなくてもいいと思う。

kekeは家にいるし、私もいつもと同じ変わらない生活だけど、何だか「私達は旅をしているのではないか?」と言う感覚になる。
これがどこか遠い所だったり留学だったりしたら、「人生のうちの1~2年、そう言うのも経験だよ」と思うだろう。

たまたま家の中にいるから【ニート】になっているけれど、長い人生のうちの1~2年のちょっとしたお休みと言う意味では同じような気がする。
私は「専業主婦」と言う7年間のお休みがあったけれど、そう言う時期があるのも良いかもしれない。

その時期がなかったら、一生考える間も立ち止まる無く働き、勉強し続けていくことになるかもしれない。
(本当はそれが【普通】なのだろうけれど。)
その結果、最後に名誉や出世があれば「オレはここまでやってきた」と言う自負につながるけれど、そうでなかったら???


人生と言う電車に乗りながら、たまにぶらりと改札口を抜けて、ちょっと街の空気を味わったり、食べ歩きをしたり・・・そんな寄り道を味わいながら、また電車に乗って旅をする。

たしかに特急列車に乗って、早く目的地に着くことも大切なのだけど。
でも、何歳までに何をしなければいけない、と言う約束はもうどこにもないのだから。。。

今、kekeは人生の電車を降りて、ちょっと温泉に入って休んでいるんだな・・・・。
(と思いつつ、また明日になると不安になるのかもしれない。)

今日の夕飯

2012-03-23 | 息子keke
私は朝、皿を洗うようになった。

kekeが台所に立つ時に少しでも取りかかりやすいように、と言う気持からだ。
kekeはそれに気付いているかどうかは、分からないけれど。。。
今まで朝は忙しくて皿なんて洗ってられないと思っていたけれど、やろうと思えばできるものである。家族は二人。せいぜい10分15分なのだから。

私は野菜を切ってどんぶりに入れ、冷蔵庫にしまった。
肉とこれをいためれば焼きそばがすぐに作れるように。
いっそ作ってしまえばいいのだが、作りたての方がおいしいだろう。。。

kekeにはカレーの残りもあるし、焼きそばも作ればできるよと言い残して家を出た。

帰って来ると、kekeは焼きそばを作っている所である。
「本当は麻婆豆腐にしようと思ったんだけど、切った野菜が悪くなると思ってこっちにした。」と言う。

焼きそばかぁ~何か他にも買ってこようか?と私は言うと、「サンドイッチがある」と言う。
テーブルにはいつもの店のサンドイッチ(3つ)が置いてあった。

「半額で買ったの?」と言うとウンと言う。
kekeは自分はサンドイッチは1つでいい、ポテトサラダを食べるからと言う。

そして夕飯。
私はやきそばをまたまたオイシイオイシイと言いながら食べた。
まるで居酒屋やカラオケボックスで食べる焼きそば風だ、と私は思う。

kekeは油を多めにしてみた、と言う。
でも、皿に油が残ってるから入れ過ぎたのかなぁと言う。
私はそんな事はどうでもよく、本当に人の作ったものはオイシイと思う。

kekeは明日こそ麻婆豆腐を作ると言った。
ひき肉も買ってきたし、豆腐もネギも冷蔵庫にあるから買い物に行かなくてもいい、と言う。
それはいいねぇと私は言いながら、「それからどんなものをこれから作りたいの?」と尋ねると、kekeは「クッキー」と言う。

クッキー??(-"-)

あの甘いクッキーか?
「自分が食べたいから」と言うが、あの手のものは買ってきた方が安いのでは。。。

しかも、私でさえ辟易するほど、手間暇が掛かるハズ。。。
(過去にもやってみたが懲りた)

難易度高すぎなのでは?と思うが、作りたいものがあることはイイことだ。


しかし、「素数」と言い「クッキー」と言い、kekeの回答は予想外で面白い。
私は今までなんて、kekeと会話をしてこなかったんだろう。

クッキー男子か。。。。

このままでいいのか、ふと悩む。

kekeの初カレー

2012-03-22 | 息子keke
昨日は帰ると、台所に灯りがついていた。

kekeはこれからカレーを作ると言う。
玉ねぎも肉もニンジンも冷蔵庫にあるから、買い物は要らないらしい。

片手鍋を見ると刻んだ玉ねぎが入っている。
「いいねぇ~」と私は喜んだ。
今日は他にもやることがあり台所には一緒に立てなかったが、次に覗いた時には材料を煮こんでいるところだ。
蓋を開けてもいいかい?と言うと、ウンと言う。


昼は前の日に2人で車で行った買い物でkekeが自ら選んだ「マヨネーズを挟んだ鶏肉」を焼いたらしい。

「あれはどうだった?」と尋ねると「まずかった。マヨネーズの味が変。まだ残ってる。」と言う。
「マヨネーズは私は苦手だからなぁ・・・(××)」と言うとチーズみたいな味がする、と言うので、チーズなら食べられるかもしれない。

それではサラダでも買ってこようと私はスーパーに行き、次に台所を覗いた時は、もうカレーは煮こまっていた。
kekeはどのぐらいのトロミで良いのか良く分からない、と言う。
「そんなもんじゃないか」と私は言う。



そして二人で食べた。
豚の薄切りと玉ねぎとニンジンのオーソドックスなカレーである。
「具と汁の配分がとてもいい!」と私は言った。

味はもう少しカレーのルーを入れてもいいかなぁ?と思ったが、明日になれば丁度おいしくなるだろう、と思った。

「ニンジンの味がすごいする」と二人で言い、「kekeは角切りにしたんだ」と言う。
(私は早く火が通るようにイチョウ切りだったのだ。)
「これのがおいしいね。」と私も言った。

kekeのマズイと言うマヨネーズをはさんだ鶏肉は、別にまずくも無く、私でも十分に行けるものだった。チーズと言うより、やっぱりマヨネーズだと思う。
どうしてマヨネーズの好きなkekeがこれを「まずい」と言うのか、さっぱり分からない。
きっと感性が豊かなんだろう、と私は考えた。

kekeはカレーの味をかみしめているので、「また反省会をしてるのか?」と言うと、ウンとも違うとも言わずに、部屋に戻って行った。。。