きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

彼らのその後

2012-09-16 | 前の会社
そして前に居た会社の飲み会である。
私は少しでも支出を減らせたらと思い、「うちで飲んでもいいですよ」とYさんに言おうとしたが「もう少し人数が増えると思います。sakeさんの悪いようにはしませんからワタシに全部任せてください。15日だけあけておいてくださいね。」と言い、MTさんは「Yさんが1人ではりきっているよ」とまるで他人事である。

そして当日、MTさん、Yさんは二人の女性を誘ってきた。私が辞めた後に入った女性である。二人とも20代半ばである。
二人は「この方がいつもお聞きしてるsakeさんですね!」と言い、「K女史がsakeさんの歩き方をよく真似しているんですよ。」と言う。

しかしこの二人の女の子は真面目でかつ、でしゃばる事もせず、私とYさんの掛け合い漫才を聞いて笑ってくれた。
考えてみれば、私はこの10数年、仕事上で年下の女の子と言ったら、飲み屋のホステスさんしか面識がない。
そう言う人は私を年増の女と見るや、上からポーズ(上から目線とは少しニュアンスが違う)で自分がチヤホヤされるようにキャハキャハしてるので、「だから若い女って苦手だワ」と思っていたけれど、彼女達はちっともそう言うオーラがなかったのであった。

ところが、男達は図に乗っており、Yさんはそうでもなかったけれど、MTさんは酒が進むにつれ、片方の女性の手を握り、背中をくすぐって騒がれて喜んでいる始末。
4年半の月日が彼をここまでオッサンに変えたのか、と言うより当時は年下でからかえる女が身近に居なかっただけなのだろう。これが彼の本性だったのか。。。
そして2時を過ぎると、サッと彼は「もう眠いから帰る。」と言い、女性が引き止めると「これ以上居たらシャレにならない(浮気と思われる)。」と言った。片方の女性が「sakeさんも(家が近いのだから)一緒にどうですか?」と言うと、「sakeさんは自分でどうにかするよ」と更に冷たい一言を投げて去って行った。
(私はこの映像を生涯忘れることはないだろう。)


20代の女性に「どうするの?」と尋ねると1人の子は電車がなくなってしまったので、二人で始発までここで時間をつぶすと言う。
私も彼女達を置いて帰っていいものか。。と思ったが、「私達はこう言う事がよくあるんです、sakeさん気にしないで帰ってください、お子さんもいるんですし。」と言い、隣を見ると、Yさんはまだ歌を選んでいるが、もうそろそろ飽きている様子である。
彼なら安心なので、私も帰ることにした。


私は今日のことをいろいろ消化(検証)していくことにした。
(これはイベントの後に私が必ずしなければならない作業だった。そうしないと気持が落ち着かないのである。)

まずはMTさんの本性。それは上記に書いた通りである。
それから疑問なのは、彼女達二人は終電を乗り過ごしてまで、こんなオッサン達とどうして付き合おうとするのだろう。
どうして「電車がなくなるので帰ります」と言わなかったのだろう。

私はこっそり1人の女の子に「彼氏はいるの?」と尋ねると「いません。」と言う。
そしてもう1人を指差して「(彼女も)いないんです。」と言う。

この職場にいる男は2人は妻子持ちで1人は略奪婚の妻子持ちで、もう1人は飲んだくれギャンブラーである。
私は「これじゃぁねぇ。。。」と言い、彼女も「これじゃぁですよねぇ。。」と言った。
「あなたはほんとに可愛いわよ、うちの子がもっとしっかりしてたら嫁に来てほしいくらいよ」と本当にそう思って言ったけれど、それもオバサンの戯言に聞えただろうか。

それから、Iさんのこと。
私が居た当時は不倫問題で離婚するしないだったような気がしたが、離婚を経て、再婚したらしい。
そしてお子さんもいるらしい。

それにも関わらず1人の女の子にちょっかいを出しモロ「チョメチョメさせろ」と言っていて、知らんフリをしていたら、最近はやたら冷たくなったと言う。
この話を聞いてMTさんは「節操の無いヤツだ。女(奥さん)も女だ!」と言っていたが、彼は自分のこの日の行動に節操があると言えるのだろうか。

いろいろ考えていくうちに「この飲み会は私をネタに、彼女達とお酒を飲みたかったのかもしれない」と思い始めた。

そして自分が彼女達ぐらいの頃を必死に想像してみた。
30半ばのオヤジの飲んだくれに、付き合ってみたかもしれないなぁと想像した。
あの時分は、ある意味許容範囲が広くて、周りの出来事に友達とアハハハと笑えたなら、楽しく済ませられたかもしれないなぁ、と思い出した。

そうこうしているうちにタクシーは着いた。
また再び彼女達二人に会う機会はあるのだろうか。

でも、若い後輩がいても良いかもしれない。
私がこんな風に思ったのは初めての事だ。

再会の飲み会

2012-09-06 | 前の会社
昨日から、とんだ横槍が入って予定が変わったりいろいろ。

今日はMTさんが会社にきて社長と打ち合わせをしていたので、何となく帰りづらくて帰れなかった。
それから、久しぶりにこうして会って何も話ができないのも不自然だと思う。

何か言いたくて、ほんとに背中を誰かに押されたような気持で電話をしてみた。

「今度こそ飲みにでも行きましょう」と言うと、今度Yさんと二人で飲みに行く計画があるんだ、と言うので、「それなら私も一緒に行きたい~!(^o^)丿」と言った。

「こっちだって、いろいろ大変なんですよ」と言うと、「またぁーそっちはボーナスたくさん出たんじゃないの?」と言うので「隣の芝生はよく見えるものです」と言うと、MTさんは笑った。

それじゃ後で連絡しますよ、とMTさんは言った。

それから私は二本シバリを買いにスーパーに行った。
作ってもらっている間にYさんから電話が掛かってきて、「飲み会はオタクの会社の経費で落としてくださるんですか?」等と昔と変わらないギャグを飛ばし、「取り急ぎこの日にしましょう、また近くになったら連絡します」と言う。

Yさんとお酒を飲むのはひみつのしゃぶしゃぶ事件以来かもしれない。
私はちょっと楽しみになった。^^

不幸中の幸い

2010-10-21 | 前の会社
今日は朝から出金伝票を書くのを忘れたり、打ち込みも3件も同時に抱えてて忙しい。

そんな折、nanuさんから「もしかして、Aさんの車の車検切れてたりしない?」と言う電話が掛かってきて、え?!と思って調べてみると、本当に切れてました。。。(ーー;)


それも、ふと思い当たることが。。。

ちょっと前に営業マンが会社にやってきて、「お宅の会社の車検はどうしてますか?」と言うので、「知り合いの車屋さんにお願いしてますよ。」と答えると、「(Aさんの乗ってる)××(車名)もそこでお願いするんですか?」と言うので、「そうですよ。」と何も考えもせず答えたのである。(その後彼は素直に帰る)

てっきり飛び込みの営業マンだと思って軽くあしらってしまったが、おそらく彼は、Aさんの車の担当者だったのだ。
(入社する前のことなので知らなかった。)

まぁここで愚痴っても仕方ないが、普通車検の案内って、まずはハガキが最初に来るものではないかと言う先入観があったから、彼がその意で来たとは全く思わず、全然調べもしなかったよ。><

この前も駅ビルの非常階段から外に出て、中に入れなくなって(私1人の心の中で)大騒ぎした事件があったが、毎日必ず何かしら、やらかしている。
大きな声では言いたくないが、(自分の周りに居ると事件に巻き込まれてしまう)時々台風の目のようになっていることがある。

このような失敗も、大事でないうちは結構周りを笑わせ、キンチョウをほぐして良いのだが、たまにエスカレートすると、笑えなくなるような事件に発展する事があるから恐ろしい。
(しかも、そうなるまでは夢にもそんな展開になると思っていないのである、本人は。)

本当に気がついてくれて良かった。
これで事故にでも遭っていたら、大変な事態になっていた。
不幸中の幸いとでも呼ぼう。


話は変わって以前、「フライパンと玉ねぎがあれば酢豚が作れます」と言う肉やニンジンやたけのこや調味料が入っている何とかシリーズを買った。
(kekeが酢豚が好きなのである。)
そのうち食べよう食べようと思っているうちに時が流れ、気がついたら賞味期限1ヶ月超えになっていた。

捨てるのがもったいないので、作ってしまい、食べてしまった。
(kekeはお腹を壊すと可哀想だから、別の物を食べてもらうことにした。)

ニンジンやたけのこは良いが、さすがに肉はやばいかもしれない。。。(ーー;)
おそるおそる食べているうちに、食欲がかなり減退する。
     ↑
 それでも食べてしまう辺りに問題があるのかもしれない。


これも無事に完食できたら、不幸中の幸い(?)である。
お腹が無事だったら、明日の弁当にも入れてみようかな。。。。

赤ちゃん拝見

2010-08-23 | 前の会社
K女史の家に赤ちゃんを拝見することになる。

「sakeさん、何時ぐらいに出ますか?」
「1時間前に出れば、幾らなんでも着くと思います。(^o^)丿」
「早いですよ!20分あれば充分です。私はお客さんの所に行くのでギリギリまで帰れませんから。」

それでも心配で予定通りに家を出ると、渋滞もなく、30分前に到着。
コンビニで時間をつぶす。

K女史の団地を見て、そこが誰もが知る超有名企業の社宅だと知る。
赤ちゃんはとても元気で、ずっとご機嫌である。
みんなにいつもこうして愛想を振りまいているのだと言う。

前の会社の人の話も聞いた。
誰もがあの頃のまま、変わりが無いらしい。
Iさんも再婚したことぐらいか。


それにしてもK女史はどうしてこんなに順風満帆なのだろう。
不思議なくらい幸福な人生を送れる人と、次から次へろくでも無い事が起こる人がいるらしくて、人生は平等にはできてないと聞いた事がある。
(人から相談を受ける仕事をしている人はそう思うようである。)

今までそれを私は、「運」と一言で終わらせていたが、彼女を見ていると、きっとどこかで賢く、人生を切り替えていたら、私の人生は変わったように思ってしまう。彼女だったら、「私」からどこかで切り替えたに違いない。

「sakeさん、懐かしいですか?」
「そうですねぇ。。。そんな気もしますが。」
「20年前では思い出しませんか。」
「そうですねぇ。。。」
「そのうちお孫さんですね。」
「いえいえ、kekeは学校も休んでいて、就職できるのかどうか・・仕事がなければ嫁も来ず、孫はもう諦めてます。」
「せっかく合格したのにもったいないですね。」
「何度言ってもダメなんです。」
「友達や先輩にコツを教えてもらえばどうにかなりますよ。」
「それもさんざ言ったんです。本人変な所がカタブツなんです。」

K女史には定職につかず、海外を渡り歩いているお兄さんが居るので、尋ねてみた。
「ご両親は(当時)お兄さんの事を諭したりしませんでしたか?」

「母は亡くなる前に『好きなことをして生きなさい』と兄に言ったんですよ。それでますます弾みがつきました。」
「好きなことをしろと。」
「父は兄に言おうとしてますが、40近くまでそうしている兄に言った所で無駄だと私が諭してます。」
「そうですか。」

私はやがて帰ることにした。
K女史も明るいうちの方が安全ですね、と運転を心配してくれた。


私はお祝いもまだだったので、靴を買って行った。
K女史は「第一号です」ととても喜んで、何度も履かせようとしてくれた。

kekeは大事な時期に父親が居なかったからグレたのだと言う。
今までそんな事は思いもしなかったが(そんなことはあるまいと信じていたが)、もしかしたらそうなのかもしれない。
大事などこかの時期で、大事な栄養分が取れなかったのかもしれない。

私だって、幼稚園時代にあんなにイジメられずに(初期の段階で)親にチクって、先生に訴えるとか、転園をさせてもらうとかしたら、こんな人生にはならなかったかもしれない。
いろんな事が積み重なって、私はこのような卑屈な人間になり、子供1人まともに育てられず、現在に至る。

人生初期の段階で、みんなから可愛がられ自信を授けられ堂々と生きていけるように育てる事は何より大切なことだったのだ。
三つ子の魂は100まで。

K女史の赤ちゃんの笑顔を思い出し、そんな事をつらつら思いながら、帰宅。

K女史からの便り

2010-01-06 | 前の会社
年賀状を見ながら、「そう言えばK女史から来てないなぁ・・」と気になった。

そして、私は彼女と10も年が上でありながら、見習うことと教わることばかりで、何一つ役に立っていなかったなぁと思いだした。

そろそろ仕事始めの昨日に、K女史からの年賀状が届いた。
読んでみると、来月が出産予定だと書いてある。
そして、「紅白を見ながら年賀状を書いてます」と書かれていた。

K女史に赤ちゃんが!◎◎

来月なのか~
2月と言えばみずがめ座だ。私と同じ星座になるかもしれないなぁ。^^


今、こうしてモコに乗っているのも、発端はK女史だったんだ。

「sakeさん、経理の人を募集してますよ」とチラシを指差して、「この条件、いいですよ」と言う。

「でも、ダメです。私、車は運転できないんですよ。」
「車なんて、すぐできるようになりますよ。私が乗っている会社の車で練習してみたらどうですか?」
「えぇ~!とんでもない!そんなのムリですよ~!」

と、最初は言っていたのだが、急に気が変わって、練習してみる気になったのである。
思えばあれが車練習の発端であった。。。

辞める前にK女史が「最後にランチでもしましょう」と誘ってくれた。
そして、「sakeさんの運転で行きましょう」と言うのだ。

「まだまだ危ないですよ。」と一度断ったのだが、思い切って運転してみることにした。
K女史はレストランに着くと「大丈夫ですね。今度は目的地を決めて運転するといいですよ。」と言ってくれた。


そうか。K女史にも息子だか娘だかが生まれるのかぁ。
今、K女史が暮らしているのは、ちょっと会いに行ける距離ではないのだが、こちらに来る機会もあるだろう。
そのうち、赤ちゃんに会わせてもらわなくては。(^^)♪


しかし、新年明けて、何かとハッピーなニュースが多いではないかい?
きっと、この年はいい年になりそうな気がする。(^o^)丿


ちなみに今日は夜に会社の初飲み会があるらしい。

今日リピートしているのは福山雅治の「はつ恋」だ。
社長が暮れに「誰か歌ってくれ」と言っていた曲だ。

坂本冬美もいいけど、ちょっとこっちにしようかと思って、誰もいない昼休みに一生懸命覚えている。
ここまでしなくてもいいのだが、たぶん私は体も心もヒマなのだろう。

一生懸命覚えているのだ。

黄色いスイカの記憶

2008-08-20 | 前の会社
ジャーマンポテトは今まであまり作らなかった。

焼いただけでは中まで火が通らないような気がしたし、一度ゆでてからさらに焼くのはまどろっこしいような気がしてた。
でも、これからは前もってじゃがいもをゆでて皮をむいておいて、いつでも気軽に作れるようにしよう。

これはニンニクとたまねぎのみじん切りを軽く炒めて、ベーコンにじゃがいもをいため合わせて塩と黒コショーをふってみた。


何気にこの前、去年の今頃のブログを読んでみた。

前の会社で、Iさんの色恋話を聞かされていたり、社長からベネチアンマカオの話を聞いたのもこの頃だった。
それから読んでいるうちに、黄色いスイカの話も思い出した。

ベネチアンマカオも黄色のスイカも、読んで急に思い出す事ができたので、書いてなかったら、そのうち忘れてしまったことだろう。よかったよかった。
 
みんなイイ人で、とてもお世話になったけれど、それはまたそれなのだ。
出会った人全てをいつまでも自分の中で抱えておけるはずがない。
別れがきたら、私は新しい置き場で生きていく。
それが本来の私の姿。

むしろ去年、nanuさんやAさんや北澤辺りがミョウに懐かしかったりしたのが、尋常ではなかったのだよね。
そんな事もあり、こうして今があり、また未来の何かが待っているのだ。
いつもいつでも、私は前を向いている。
料理を開拓するのと、おんなじでね!


しかし、去年の今頃の思い出があの黄色いスイカって言うのも、なんだかなぁ。


Iさんからの問い合わせ

2008-06-09 | 前の会社
今日、久しぶりに前の会社のIさんから電話がきた。。
用件は「宛名ラベルの作り方」を教えてほしいという話だった。

私は前の会社の時に、エクセルで作った住所録からワードで作った宛名ラベルへ印刷する方法を本を読んでやってみたのである。
で、自分が居なくなっても後の人が宛名ラベルが作れるように、【宛名ラベルの作り方】と言う文書をワードで作って印刷し、「作るとしたらIさんだよな」と思ってIさんに渡した。

Iさんは不愉快そうに「そこに置いておいて」と言って、私が辞めていなくなるまで読みもしなかったのだ。(辞めていなくなっても今まで読みもしなかったのだろう)
そして、辞めてもう2ヶ月以上過ぎた今頃になって、「できない」と言い出してきた。

「ちょっとFAX送るから、それを見ながら電話する」と言って送られてきたのは、私が辞める前に作った【宛名ラベルの作り方】のプリントだった。
そして、やがて電話が来て「ここの箇所ができない」と言い出した。

私は想像の範囲でできるだけのアドバイスはしたが、Iさんは「やってもできないよ」と言った。そして、しばらく沈黙が続いた。

「えーと、私が使ってたPCならできると思うんですけど。」
「sakeさんが使ってたPCでやってるよ。」
「・・・・・」

やがてIさんは、それじゃヘルプで調べるよ、と言って不満そうに電話を切った。


そんなコト言われたって。。。

電話を切った瞬間、「辞めてよかったかもしれない。。」と思った。
今の会社だったら、自分でどうにかしようと調べたり誰かと考えたりどうにかしようとしてるだろう。。。2ヶ月以上前に辞めた人間(しかも送別会もしなかったくらい腹立たしい人間)に電話するなんて恥ずかしいと思う。ましてや「やってもできないじゃん」みたいな苦情を言うかな?。。。エクセルやワードの本を読めば、普通に分かるような機能を使っているだけなのだから。

先の事はどうなるか分からないが、辞めてここに移ったことはたぶん後悔しないだろう。
やる気があるかないか、なのだと思う。
いまさら人のせいにされてもねぇ。。。

【写真】
私のオリジナルレシピ「あさりとなすのトマトスパゲティ」だ。
ナスをオリーブオイルとにんにくで炒めて、あさりも入れてワインで蒸して、トマトの水煮で似たソースをかける。味付けはコンソメの顆粒と塩コショウ。私はトマトの酸味が苦手なので砂糖も多めにいれてみました。
まあまあ美味しく食べましたよ。ナスも久しぶりでおいしい。

旅立ちだ

2008-03-26 | 前の会社
さて、今日から新しい会社だ。

「1年ありがとうございました」のひとことだけど、社長にも挨拶はできた。
腹の底をさぐれば、堂々巡りになるから、それ以上は考えない。

昨日はIさんとはまたずっと事務所にいた。
コピー機の紙を補充しながらIさんが言う。

「あそこには明日から行くの?」
「はい。」
「みんな・・・元気?」
「たぶん・・・」

何となくぎくしゃくして、私は珍しく目をそらす。
みんなは元気だ。
だけど、そう言い辛かった。
 
そんなIさんは最後に挨拶した時、少し笑ってみせた。
社長が花壇は誰が作ったのか?と言うので、Iさんが「オレとsakeさんです」と言った。
「そう言う時はオレに言わなきゃ。土を持ってきたのに。肥料をやりすぎてもダメなんだよ。」と言うと、今度業者の人にお願いすることにしたらしかった。
 
卒業式でも葬式でもいつもそうだけど、これでお別れって言う感傷に浸りたくないから、私は前に進むことにする。
別れは終わりであって、始まりじゃない。
私は次に進むんだ。
 
大切なのは次に待っていること。
でも、ほんのちょっぴりありがとうの気持は忘れないでいるよ。

愛子さんにひきつぎ

2008-03-24 | 前の会社
さて、今日は事務所に愛子さんがきた。
(愛子さんとは社長の愛人関係にあるのではないか?と言うウワサの女性である。真偽のほどは分からない)

私が居なくなった後は経理面は社長の奥さんが戻ってこられるようになり、ただ毎日ずっとは居られないので電話番に愛子さん来る事になったようだ。
簡単に引継ぎをしておしまい。
社長の奥さんにも愛子さんにも私の携帯を教えておいた。何回かは電話が来るかもしれないけど、あとはどうにかなるだろう。私だって3日で引き継いで今に至るが、結局困って電話したのは1度か2度だったように思う。
そんなものだろう。
 
退職の書類もほとんどできたし、会社に置いておいた地図や帽子(チラシ配り用の)も持ち帰ることにした。あとコップ、ほとんど使わなかった歯ブラシ、箸は明日でいいかな。

家に帰ると、たたんであったはずの洗濯物がぐじゃぐじゃになっていた。
kekeにこれどうしたの?と尋ねたら、この前洗濯してって頼んだトレーナーがないから怒って蹴っ飛ばしたそうだ。

「あれ、洗ったよ~乾いたから部屋のハンガーにかけたのに」
「汚れが落ちてなかった。」
「どれどれ~??」
「もういいよ。」

まだkekeも子供だから、放っておいたままではいけないんだなぁ。
今日の昼も冷蔵庫にギョウザがあるってメール送るの忘れてた。こう言う何でもないことだけど、言葉で伝えるようにしよう。

kekeがジュースが飲みたいと言うので、買いに行った。
ついでにお菓子も買った。せんべいと、きのこの山を2箱。
いつもこんなに一度にお菓子は買わないんだけど、今日ぐらいはいいだろう。。。ビールもまたあれから飲んでないんだから。

なんか、楽しい。

今度の会社は台帳もまだ揃ってなくて、やっと半年前から請求書のファイルと作り始めたそうだ。しばらくは帰りが遅くなるよ、とkekeに言った。
でも、MAX7時には事務所を出ようと思う。それで頑張って夕飯を作るんだ。
そんな状態なのでブログは今のように更新できるかどうか分からない。
 
それでも私は次の会社で働くのが楽しみなんだ。
もう一度いつかいっしょに働きたい・・・同じ気持を持った仲間がいる所なんだ。^^
この気持、ずっと忘れないように。
でも、きっとみんなも同じ気持でいるんだろうから。

私は頑張れるよね。

あと何日

2008-03-22 | 前の会社
会社で新聞のチラシを見ながら、私が「あ!」と言うと、MTさんが「なになに?」と言う。

「このスーパーのチラシ!ナプキンが2個で250円だって。3日くらい前に1個200円で買ったばかりなの。」

と言ってから、はっ!と思ったが、MTさんは若干戸惑っても話は何でもなかったように続く。3児の父だ。ナプキンくらいで驚きゃしないだろう。

「うちのカミさん、ここのスーパーが好きなんだよ。」
「私もよく行きますよ。安いしね。」
「オレは車で○○○(地元の大型スーパー)が好きなんだけどね。何でも揃ってるし。」
「だけどちょっと値段が高いんですよね。」
「そうなんだよ。^^」

その後、社長が珍しく事務所にきた。
ちょっとドキッとした私も普通に業務をこなす。社長もいつものように用事を言いつける。
雑誌を開いたら【ベネチアン・マカオ】が載っていたようで、MTさんにいつかのあの感激を語っていた。

そして帰り間際に「sakeさん、何かある?」と言うので、「あのぉ~・・もしかしたら社長にお会いできるのも最後かもしれないので挨拶を・・」と言うと、社長はカレンダーを見て、また月曜に来るよ、と言って出て行った。

午後になると、岸部シローに似た社長さんが来た。

シロー「あれ?K女史さんはどうしました?」
I「支店が変わったの。(笑)」
シロー「えぇ??(ここに居ない)Yさんと?」
MT「アハハ、別荘に転勤だよ。」
シロー「えぇ??」
 
Iさんはその後どこかに出かけたようだ。
Iさんと作った花壇にじょうろで水をあげた。
暖かくなってから、オリーブはどうするのだろう。
 
携帯に電話が入った。
Aさんからだ。
給料計算の事で電話が掛かってきた。今は他にやる人がいないのだ。Nのファイル何でもぐじゃぐじゃに入ってるんだよと言っていた。
 
電話を切る頃、シローさんが帰るようなので、この前電話で愛想がなかった(らしい)のを謝った。
「あぁ、あれは声が違ってただけですよ。sakeさんじゃないのかと思って。」
それから、来週で辞める挨拶を簡単にした。
 
事務所に戻ると、MTさんがあーあ、と言った。
「忙しそうなのはYさんだけだね。」
「そうですね。今、Aさんから電話があってね、給料計算はじめてやってるんだって。台帳もないらしいの。」
「あははは、sakeさん、忙しくなるね。」

こうして何も無く一日が終えていく。
ほんとにあと何日で私はここに来なくなるのだろうか。
それきりなんて思えない。
おなじ業界にいて、きっとまたそのうち会えるんだよね。

いつかきっとMTさんとまた一緒に仕事ができる日が来るといい。
それとも、彼は別の道を考えているのだろうか。
もう私からは何も訊けない。