きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

模範人間

2010-05-31 | 巷の話題
今日ニュースを見ていたら、大学生の内定なんて話題になっていた。

親子で会話がある学生は、平均より4ポイント内定率が高いそうで。

うちはヤバイな。
うちこのままじゃ就職できないかも。。。。
メールの返事もせぇへんもん。。。。



そう思ったら、やがてムカムカむかついてきて、「うるせぇなぁ、この野郎!」と言う気持になった。

親子で会話がないから、どうしたんだって言うんだよ~?
就職できない?だから、何だよ。


ほんと、うるせぇや。
朝ご飯食べない子供がウンタラとか。
家族で会話がない子供がウンタラとか。
 
だいたい、4ポイントの「ポイント」ってどういう単位だよ?
ヤバさがどんだけだか分からんわ。


ついでにもっといろいろやってみたら、どうだ?

一日に何回歯磨きしない子供の就職率とか。
トイレに何回行ったか行かないかで、成績が変わるとか。

ほんと、うるせぇなぁ。
いっそのこと法律で縛っちゃう?
会話も、TV時間も、ゲーム時間も、親子の会話時間も、歯磨きトイレの回数も。。。。
そうしたらどんなイイ子が育つんだい?

それから、一番肝心なものが抜けてるぜい。
「両親が揃っているかどうかの就職率」とか(大笑)。

親の学歴や、年収、出世してるかどうかなんてのも当たるかもしれないぜ。

そっちの方がよっぽどそれっぽくないかい?

いいよ、気にしなくて。
ハッキリ言ってやったらどうだ?
そんな上品ぶって「朝ご飯がオホホ」とか「会話がオホホ」とか、そんなんじゃなくて。
そういう口の中だけでゴニョゴニョしてるようなのが、私をむかつかせるんだよ。
 

うちの息子がそうだから言う訳ではないが
誰も「落第するための子供」を産みたくて産んだわけじゃない。
 
みんなそれぞれ、悩んだり苦労したりしながら、今の着地点にあるわけだ。

朝ご飯の食べる食べないとか、親子の会話があるとか無いとか、わざわざニュースにしなきゃならない事なのかね。

こう言うニュースが発表されるたびに、躍起になって朝ご飯詰め込んだり、家族で会話をしなきゃいけないと思う親もいるのだろうか。
よっぽどそっちの思想の方がどうかと思う。

私は朝ご飯も食べてなかったし、親も好きでなかったからロクな会話もしてこなかった。
だから、こんなに落ちぶれていると言えばそうである。
 
だけど、無理やり朝ご飯を詰め込まれたり、したくもない会話を要求されずに済んで良かったと思う。
そうした所で、(無理やり仕方なくやっているだけだから)就職には結びつかなかったと思う。

要は、そう言う子は最初から、そうなんだと思うよ。
もしかしたら、何らかの因果関係があったとして、そう言う子が秀でて素晴らしいとして、どうしてみんなでそこを目指していかなければいけないんだろう。

産むのも生きて行くのも疲れてしまう。
やだやだ・・・

以心伝心プレゼント

2010-05-30 | 日記
そう言えば下の姪っ子の誕生日を忘れてて、慌てて買いに行く。


上のミーちゃんの好みはだいたい分かるのだが、ミキちゃんの方がいつも分からないんだよね。
オシャレ系?って感じでもないし、ジャニーズ系とかも興味なさそうだし。。。。


ぶらぶら歩いていると、手品用品が売っていた。
「いいかもしれない。kekeも当時こう言うの、好きだったし。。。。」
1,890円か。。。値段的にも妥当かも。^^;

そう言えば思い出した。
来週、移動教室、だって言ってたなぁ。
みんなで遊べるようなゲーム類がいいかもしれない。。。。。

そして、ゲームを見ていると、カップヌードルのゲームが置いてある。
カップラーメンのパズルを3分間で組み立てないと、ドカン!とバラバラになるようである。

「移動教室でみんなと楽しめるかもしれない。。」と思い、難易度が一番簡単な奴を購入する事にした。
それから手品グッズ。


しかし、その後で大変なことになった。
自分の車を置いた場所が分からなくなった。

駐車した場所を覚えると言う習慣が、ほとんどないのである。
いつもコンビニぐらいしか停めないから。

その間しばらくグルグル回り、やっと車を探し出すことができる。
そして、帰ることにした。


ミキちゃんにプレゼントを渡すと、「あ!さっき見てほしかったのだ!」と言う。
先ほど買い物に行った時にほしかったのだが、値段が高かったし諦めたのだと言う。
それが私の買ったカップヌードルゲームだったようだ。


前にもミーちゃんにリップクリームをプレゼントしたら、「前からほしかったの!」って言われた事もあったっけ。^^;
私ってケッコウ勘が働くのかもしれない・・・。

テレパシーなのだ。


ミーちゃんにはエプロンドレスを買って行った。
それも好評で、調理実習で持っていくそうである。

めでたし、めでたし。

淡々と

2010-05-29 | 今の会社
事務所の模様替えは今週の月曜には終わっていた。

初日で壁を取り払ってもらう傍らで、ZENさんが壊さない部屋からクロスを貼っていき、次の日には電気屋さんの配線、それから段差が違う所をなくしてもらい床が作られていき、次の日はLAN配線と、通販で新しい棚や机が届くところを、ワッと一斉に組み立て始め、あっと言う間に完成。

社長が怖いから、みんなやるのが早いこと、早いこと。。。
通販の家具ももう少し時間を掛ければ値引き交渉や、場合によっては組み立て費用ぐらい値引けたのではないか?と言う感触があるが、それより社長の機嫌が悪い方が迷惑なので、トンテンカンテンと組み立てたのである。

「何だか引越ししたみたいだなぁ」
「ほんとですね。(^o^)」

私はそれからきれい好きになって、毎日カウンターや机をピカピカふいているのである。

それから一昨日は社長が現れ、「sake君、オレの部屋にある契約書類をどこかにしまってくれよ」と言って、ドカドカと持ってきた。
せっかく私は新しい棚をもらったのに、1/6ぐらいは社長室の契約書類で埋まってしまった。
そして昨日は社長がまた現れ、「sake君、これをどこかにおいてくれよ、オレは使わないから。」と言ってレターケースを持ってきた。
(えぇ・・・私も使わないよぉ)と内心思っていると、隣からnanuさんが「はいはい、かしこまりました」みたいな笑顔で引き受けている。(社長を怒らせるような事をするなよな!)と言う私への無言のメッセージである。
そして、それは棚と隣に置くことになった。

このPCの時代にレターケースはないだろう。
誰も使わなければ、来年当たり捨ててしまってもいいように思う。

捨ててしまってもいいと思うで思い出したのは、玄関先のグリーンである。
これがかなりビミョウ系に、枯れもせず、半ばしおれた状態で・・・私が入社してからかれこれ、2年を過ぎようとしてる。
私がたまに水をあげると、新しい葉が生えてきたりするが、相変わらず、支えの棒を失ったあさがおのように、葉がダランと垂れ下がっている。これをどさくさに紛れて誰かと共犯して捨ててしまおう、と思っていたのに忘れてた。

2年この状態であると言う事は、もうこの先青々と葉が茂る事はおそらくない。
しかし、私の手1人では持ち上げる事にできない大きさである。


G子からメールがきた。
派遣先から来月いっぱいだと通告を受けたと言う。
私は「でも、ここに来た時はエクセルもワードも何も知らなかったんだから、今は経験があるから前より条件は良くなってるはずだよ」と言った。それしか言いようが無かった。
G子はとにかく来月の簿記の試験は絶対に受かりたいと言う。メールも専門学校の自習室からだと言う。有休を取って勉強してるらしい。

それに比べて自分は・・・・・。

明日が無いのは、私は変わらないと思ってる。
ただそれを知らされないだけで。
だから、怯えないで済んでいるのだ。


社長がメチャクチャ電話で怒ってる。
年金で未納期間の2ヶ月が許せないらしい。
そんなに給料をもらっているんだから、納めているのも多いはずで、それが足りなかったところで困るレベルではあるまいに。

私は専業主婦の時代があるので、この年になっても厚生年金20年になっておらず、まだ貰えるのさえ確定してないのだ。ちっ、バカヤロー。
G子は何だかんだ言っても、離婚で無いからもらえるんだよな。既に・・・。

アリとキリギリスだったら、G子はアリで私はキリギリス。
でも、もういいや、って感じ。。。。。
年を取るとはこういう事なのかなぁ。

社長はだいぶ怒鳴り込んでいる。それは今から払えるものではないと分かったから、さらにエキサイトしてる。
「それじゃ、オレはその2ヶ月の未納があって、本来と幾らもらえるのが違うのよ?」と言って「1ヶ月1000円なんぼ」と言われたようで、やがてエキサイトは収まっていき、電話を切るに至る。

年金がもらえないかも、暮らしていけないかも、と気づいた辺りから、頑張って生きていくのがバカバカしくなる。あまり人には言えないけれど。

週末になってもkekeから電話一つ来ず。

ポジティグシンキング

2010-05-27 | 日記
私が週に1度、数学を教えているミーちゃんは中学2年生の女の子だ。

一言で言うと、少女マンガの主人公みたいなタイプの女の子である。
元気はつらつで、学級委員や生徒会の仕事が好きな頑張りやさんだ。
いつも笑顔を絶やさない。
正義感があり、正直者。O型で親分肌。
(ここまで書くと、kekeとイトコというのが七不思議である)

そんなミーちゃんなので、先生からも友達からも人気者だ。
それは嫉妬にもつながり、小学校時代にクラスメートからシカトされた時期もあり妹は心を痛めていたが、担任の先生は「とても面倒見の良いいい子なので周りの顔色を見て遠慮するようになっては残念です。その良さを潰さないように見守っていきましょう。私も注意しますから。」と言われ、その後しばらくすると、イジメっ子達は退散し、今でも明るく元気なミーちゃんなのである。

今日はそんなミーちゃんのポジティブシンキング発言集。


「ミーちゃんは、みんなのいいDNAばかりもらってるの。(^◇^)」

(例えば?と私は尋ねる)
「おばあちゃんの字のうまい所。ママの役員とかのお仕事が好きな所。パパからは面白い所。おじいちゃんからは歌がうまいところと帽子が似合うところ。」

「ミーちゃんは、お嫁に行かないでお婿さんをもらうの。ママみたいにこの家にずっと居るの。(^◇^)」
(両親が大好き&尊敬&憧れなのだと思われる。)

「お婿さんはどんな人がいいの?」(私)
「パパみたいな人!!(^◇^)面白い人がいい。」
「カッコいい人とか、頭がいい人よりいいの?」(私)
「うん!顔はどうでもいいの。パパみたいな人がいい!もう少し落ち着いてるパパのような人。」

ここまで書いただけで、少々疲れてきた。
どうしてうちの息子はこうならないのだろう。
「sakeのようなお嫁さんと結婚したい!(by keke)」←120%ありえない

ミーちゃんは、将来音大に進みたいそうである。
ブラスバンド部に入っていて、朝7時に起き、家を出て、帰りは夜7時に帰る。
(部活がないのは日曜だけだそうである。)

夏にコンクールがあり、そこで入賞するのが夢だそうだ。

ブラスバンド部員が少ないので不利なの、とミーちゃんは言う。

「人数が少ないと音量も出ないから不利なの。他の学校は人数が多いから、1年生はほとんど出ないか出てもうまい子だけなのね。でもミーちゃんの学校は1年生もみんな参加なの。」
「それは大変だね。」
「だからその分、音質を良くする様にみんな頑張って練習するの。今年は賞を取りたいんだ。」
「そうかぁ。」


・・・・・まぶしすぎる。(^_^;)
ポジティブシンキングなのである。


私もそんな風に思えたら、どこかで人生変わっていたのだろうか。

入賞するといいな。^^

ZENさんのマルノコ

2010-05-26 | 今の会社
ZENさんがマルノコとカンナを盗まれた!を騒いでいた。

どこで盗まれたのか?と言うと会社の作業場だと言う。
絶対アイツに違いない、ここらをウロウロしていたアイツだ、この前オレの作業場を覗き込んでいて馴れ馴れしく話しかけて来た奴だ、と言う。カギをかけずに置き放しにしてたら、無くなっていたと言う。

何を根拠にそう言うのか分からないが、今からそれが真実でもそうでなくてもどうしようもない。
ZENさんは、それが無ければ仕事にならないので買わねばならないのだが、何万もするような高額なものらしい。
私とかだったら大問題にもなりそうなこの事件。ZENさんは社長のハートをつかむのが上手なので、どうにか安い中古を探してくることで無事に購入許可を得たようだ。


そんなこんなで1~2週間がすぎ、誰もがこの些細な事件を忘れてきた頃、またZENさんが喜んで事務所にやってきた。

「見つかったんだよ、マルノコが!!」と言う。
私と課長(元部長)は「え!どこにあったんですか?」と尋ねると、以下の話が聞けた。

ZENさんは前に仕事仲間から噂を聞いていた。
仕事仲間が同じように道具が盗まれたことがあり、それがあるショップで売りに出されていたと言う。
ZENさんは近くを通りかかった時に何気にその店を覗いた見たと言う。

「そしたら、オレのマルノコがあったんだ!」
「よく分かりましたね。」
「今まで使ってた仕事道具だろ?間違いねぇ。」

店に事情を話すと、買い取った値段で譲ってくれると言う。
その時道具を売りに来た相手の身分証明の控えも渡してくれたそうだ。
「やっぱり、オレの思った通りの奴だ!」とZENさんは勝ち誇ったように言った。
(ちなみにカンナの方は買い手が現れ、買われてしまったそうである。)

さて、煮るか焼くかどうするか・・・とZENさんは言う。
が、その後で何をすることもないようだ。

またその男は味をしめて、ここら近辺をウロウロする日もあるのだろうか。
そうすると、面白くなりそうなのだが、物騒なので来ないでほしいと思う。

やるせない気持(NHKのニュースを聞いて)

2010-05-25 | 巷の話題
昨日NHKのニュースを聞いていたら、「国民所得水準の平均は20年前まで落ち込んだ」そうである。

20年前と言えば、kekeが生まれるちょっと前である。
ネットもなければ、移動電話とか自動車電話とか何とか言われていて、ごくごく一部で携帯が試行されていたような時代である。
同じ所得でネットをつなぎ、携帯料金を払っているわけだから、よそにひずみが行くのも仕方ないように思う。


大企業が外国に工場を立ててモノを作って、安い賃金で働ける外国人を稼がせたりしてるって言うのはどうだろう???
それで、国内でリストラだぁ、派遣の契約切れだぁと言っていたなら、そりゃ国民はビンボウになるわ。。。。

車なんて買える訳がないわな。
肉屋・魚屋・八百屋しか相手にできないわな。
(そのうちユニクロも売れなくなるだろう。服なんて何でも良いのが真のビンボウ人だ)


よく考えると、大企業や政治家の考えたやり方は、私が「見切り半額のお肉を買いにスーパーに行く」のと発想が変わらないのだ。
天にツバを履いて(自分は儲けながらも)下々の社員を切り捨て、安い労働力を追い求めた結果なのである。
感覚が主婦感覚なのである。(どっかの会社も全く同じだ、ガハハ)

歴史に登場するような大物の政治家や起業者なら、こう言う発想にはならなかっただろう。
自分のことばっか考えて、周りにチヤホヤされて鼻の下を伸ばしながら企業や国をいいように動かそうとするから、こうなったのだ。
本当に政治生命を掛けても国民を守ろうと言う気がないんだな。
こういう事にやるせない怒りを感じる。
民主党とか、自民党とか、関係なく。


口蹄疫はGW前からネットでは騒がれたいた。
「何故マスコミは報道しないのだろう?」と騒がれていたのである。

・2000年に同じように口蹄疫は宮崎と北海道で発生しているのだが、その時はウィルスも弱かったのか4戸で終息したらしい。
・今回は、韓国産の豚肉を禁輸を解除した直後なので(先に韓国で口蹄疫が発生したため)政府責任を問う声もあるが、生肉の輸入はもともと保留されていたのではないか?と否定する声もあり。

        ↑
こういう事も、TVニュースではあまり聞かないような気がする。
種牛の何とか富士がやられてしまって、かなりのダメージだと言われているが、高級牛肉の世界なのでよぉ分からん。

CO2を25%削減とか、金持ちに子ども手当とか、そんなの止めてそっちに金を回して酪農家を救ってくれればいいのになぁと願う。
(CO2削減は欧州はじめ諸外国にまんまと乗せられているという説もあり。)

しかし、私が数年後に倒産・リストラして路頭に迷った時、誰か助けてくれるのかな???
年金では家賃を払うのがやっとぐらいだそうだけど、そこから先どうやって生きて行けばいいのかな????

見切り半額の主婦感覚が「組織(会社)を守るため」だってさ。
せめて、ゴメンナサイぐらい思えよ。


日本で生まれて、日本で育ち、そこそこ真面目に働いてこの国を愛しても、この国で育ったおいしい牛肉を食べる事はできないんだなぁ、と言うのに気づかされた今日この頃。
このやるせない気持はなんだ?!

高級牛肉を食べている中国のセレブとかよ、募金ぐらいしてみたらどうだ?

今日の父

2010-05-23 | 父の記録と母の思い出
日曜の首都高は8時9時辺りが良いようだ。
ほどよく混んでいるので、60キロぐらいだし、ほどよく車間も開くから車線変更もできる。

何度も何度も電話して、やっとkekeと少しだけ会話ができた。
「学校は行ってるの?」
「行ってる。」
「お金は足りてるかい?どのぐらい要るかい?」
「分からない。」

電話はそれで切れた。

自転車も位置が変わっているので、引きこもってはいないようだ。
詳しい事は分からない。

首都高は乗り始めると、雨が降ってきた。
我慢強い私がワイパー自動にするほどの雨になった。


帰ってから、父の所に向う。

たまに前の日に眠れないと、やたらテンションがおかしい時があるのだが、今日は穏やかで元気だった。
二人で裕次郎のCDを聴く事にした。

CDデッキを持ってきた看護婦さんが、「いい声ですね。お父さんはカラオケはよくされていたんですか?」と訊くので、「もちろんそうです!毎日とまでは行かないけれど、週の半分はカラオケスナックに行ってました。妹も母も家族で行ってたんです!」と言うと、ニコニコして父に「お歌うまいですね」と声を掛ける。

「ここもカラオケがあったらいいんですけどね。」と父に言う。

父の病院の看護士さんは、どなたもニコニコしてて、じいさんばあさんを大切にしてくれる人ばかりで嬉しい。
幼稚園の保母さんのようだ。
仕事だから仕方なくやる、だけではこのような笑顔にはならないはずだ。

よく考えてみると、幼稚園の子供と、認知症の年寄りは案外似ている。
自分の要求にはストレートだが、あまりしたたかな企みはないのである。

あ、もう年長さんぐらいだと、したたかな子もいるかもしれないな。

認知症棟に踏み入れて、最初はたまらんわと思ったのが正直な感想だった。
しかし、みんな純粋だ。
要求に素直なのでワガママではあるけれど、ずるくない。
子供は可愛くて年寄りは手が掛かるだけ・・・と言うのは、今までの私の偏見だったのかな?


家に帰りたくて今日も大声でダダこねてるおばあさんは、息子が3人いるらしい。
大声なのは、本人耳が悪いかららしい。
彼女も、3人の息子達を育てていた「旬」な時代があったのだろう。
息子達が面会に来ているのを見たことはないが、それもそれぞれ事情があるのだろう。

それで、いいのだ。


父の部屋で裕次郎の曲を聴いていると、シアワセばあさんが何度もやってくる。
「父が途中で寝てしまうのが心配なのだ」と言う。
そうすると、看護婦さんが昼食を抜いてしまってそのままになるから、心配で来るのだと言う。

もう1曲聴いてから、父をシアワセばあさんのソファーに戻す事にした。
父の好きな「嵐を呼ぶ男」である。

シアワセばあさんは「娘さん、来てくれてよかったでしょ。忘れちゃダメよ」とまた父に言う。
しかし、その瞬間、父は忘れてしまうのだった。
目が見えないから、次の動作に移る瞬間に、もう忘れるのだ。

忘れた事が分かると、またばあさんに怒られるから、「sakeだよ、またくるね」と言った。
父は「おぉ」と言って、「気をつけて」と言う。

たぶん、今まで一緒に居た事も、裕次郎の歌を聴いていたことも、もう忘れているんだろうが。。。

まぁいいか!
私も旬に子育てしてた時代があり、そろそろ誰からをも必要とされなくなって、やがては何も分からずあの世に向う。
それだけのことよ。(注1)


今日のドライブは中森明菜の「Femme Fatale」と言うCDだ。
私が持っているたった5枚のCDの中の1枚である。
明菜は、やっぱりいいな!!!!!!

さっそくレンタル屋で最近のCDを借りる。

明菜に関しては語りたい事が山ほどあるので、いつか語りつくそうと思う。


(注1)それだけのことよと言うのは「Femme Fatale」と言うアルバムの中の「jive」と言う曲の歌詞の引用。今日は明菜三昧である。

偽善者

2010-05-22 | 母子家庭だから思うこと
ある方のブログを読んでて、勝手に引用。

「他人の好奇心を満たすために生きてるんじゃない」





ほんと、大きなお世話だよ。

12年経った今でも思い出すとムカツクのは「どうして離婚したのか」と訊いて来たバカ連中だ。
最初は言わなかったが、あまりにもしつこく訊いてくる2名が居たので「旦那が浮気したんだよ」と答えてやったら、喜んで翌日には会社中に知れ渡っていた。

12年経った今では、元夫もその愛人を思い出してもあれほどギューーーと胸は痛まないのに(それは苦労してでも養育費を払ってもらっている事が大きいのだが)、あのバカ連中のあのバカ行為には思い出すと未だにムカツクわ。
どうしてあんなにバカなのか、どうしてあれほどまでに人の気持が判らないのか、と思う。


私は自慢ではないが、ケッコウ気が利かない。
片付けもヘタだし、事務員の割りには客応対も下手だ。
マナー研修とかも受けた事がないし、よその会社に行く事がないから良くわからない。

それでも、これは相手を傷つけるだろうとか、ここは触れちゃいけないだろう、って言うのは分かる。
そう言う事が分からない連中は、そう言う部分が欠落しているんだろうな、と思う。

しかも、一番タチ悪いのは、親切心を装っている奴だな。
まだオチャラけているなら、「バカだなぁ、こいつら」で済むんだけど、親切心を装って来られると何て構えてよいか戸惑う。
邪険にもできないし。

でも、こっちも鼻が利くから、本当に心配してるのか、親切心を装うだけなのか、分かるわけだ。
本当に気持が汲み取れていたら、そういう言い方できないだろ、って言うのがある。
で、当人心から自分が善人のつもりでいるから、余計始末悪い。
想像すると、ホント腹が立つ。

関東・関西の違いもあるかもしれない。

東京の人間って言うのは、腹で何思ってても本人には言わない所があるから。
周りでどう言われてても、私みたいにそんなの知らんわで自分の狭い半径だけで余計な事を考えずに生きている人間は居心地良かったりするかもしれない。


話は脱線したけれど、「これは言っちゃいけない」とか、弱っている人の気持を汲み取るとかって言うのは、能力が必要なのだと思う。
相手の気持を想像する能力だ。

それには自分が傷ついたり、それによってバカにされて悔しかったり・・・そう言う経験がないと分からないのだろう。
最初にバカ連中呼ばわりした人たちも、今ではそんな事を言ってこない。

自分達も家庭を持って、あれこれ考える事があったんだろう。
もっとも、離婚だけじゃない。
子供の事。
仕事の事。
病気になることだってあるし、人はレールから足を踏み外して落ちる事は、いつでもある。

まだ彼ら(つまりバカ連中)はそれを知らないだけなんだ。

誰だって、うまく行かない事はある。
足をすくわれることはある。

自分だけはそんなことはない、なんて、どこのどいつの驕りなのか。
(まぁ、いつかそのうちアンタも分かるよ、心の中で思いながら、私は了見が狭いから、今にまとめてドドンと落ちればざまーみろと思ってしまう。)

それを受け止めていくのが、人として生きていることなのかもしれない。
より一層。


と言う訳で、うちの息子もどうなっているか分からないが、心配するしかなく、あまり現実の世界の人には言えるようなことでもなく(子供の事なだけに言われる事に傷つくしかなく)、ブログで書いていこうとも、そのうち書くことさえままらなくなるかもしれません。

当たり前のこと

2010-05-21 | 息子keke
kekeは帰ってこないか。。。。

相変わらず、どうしているのかも分からん。
学校に行っているのかどうか。


こんな金曜の夜は、本当にひとりなんだなァと思う。

これがいよいよ「淋しい」と言う気持なのだろうか。
そうかもしれないし、違うのかもしれない。

今度の日曜はどこに行こう。天気もイマイチっぽいし。


家族連れもアベックも、もう自分には関係ねぇな。
このまま素直に終わりに近づいていくんだろうか。

「死ぬ」なんて言葉の意味はまだよぉ分からんけど
たぶん、誰しも1人で生まれて、死ぬ時も1人なんだよね。

あの家族連れも、あのアベックも、みんな最後は1人。
今ひとりの私もかつては、家族が居た時代があったんだっけ。
一人になった時期がちょっと早いだけ。

当たり前のこと。

トマトを求む

2010-05-19 | 息子keke


前の日は鶏肉としめじを炒めて、市販のトマトソースで煮込んだもの。

そして、昨日作ったのはミートソースだ。(写真は撮れず)
体がトマトを求めているらしい。

そう言う時はおもむろに、そればかりを食べる。
私はそうやって、自分の体の中の叫びを聞くのが好きだ。
「何々が不足しているから栄養剤で補いましょう」とかしてると、体が叫ばなくなってしまいそうな気がして、だから薬品類は好きでない。
 
オンナの方が寿命が長いのは、そうやって自分に必要なものを取り入れることが容易だからなのかもなぁ、と考えてみる。


今日も気にしているのは、kekeのことだ。
この前は冷蔵庫に、100円で湯煎で温めるタイプの肉団子が幾つか入っていた。
あの子は、あれだけでご飯2~3杯はいけたりするから、それで終わっているのではなかろうか。
お金を心配してそうなっていると思うと、不憫になってしまい、少し置いてきた。

1人で暮らし始める事が悪い事ではないのだが、いろいろ考えていくと、際果てなく不安になってしまう。
こんな事なら家を出すのではなかったと言う少々の後悔と、でもいずれはこうならねばならないのだから、と言う悟りのような諦め。

お金だとどうなるか分からないから、米でも送るか。
でも、米炊いてるのかな。

子育てはまだ終わりきっていない。
むしろこれからが本番なのか?