昨日はOMさんと野菜の店に行く。
今日、野菜の店に行く時にOMさんが「いろいろ本を読んでいる友達から聞いた話なんだけど」と言い、「新聞やテレビだけではダメなんだってね」と言う話をしていた。新聞やテレビでは中国や韓国のこと(主に日本に対する仕打ち)をどれほど報じていないか、と言う話らしい。
中国がどれほど脅威かと言う話を聞かされたそうである。
だから私は「どうもそうらしいですよね。私も誰の言っていることが正しくて何の情報が正解なのかはいまだに分からないんですよ。」と言い、でも最近ここらあたりの人が何となく信じていいのかなぁ~と思って、まぐまぐや本を読んでみたりしてますよ、と言う話をしたら、OMさんがぜひそれを教えてくれ、と言う。
私は正直、宗教でも政治でも「自分の信じることがすべて正しい」と言い切れる人をあまり信用できないでいる。
というのは、100%正しいことなんて、その時代ごとに移り変わりゆくもので、政治家だって、あとあと歴史が過ぎて行かなけばその人が結果的にどうだったのかなんて判断できない。
だから自分も面と向かって「これが正しい」と言いきることはできない。
誰もが自分で本を読んだり、ネットで調べたりしながら、「何となく自分はこの人の意見に賛同したいなぁ」と思って次に進む。私は自分に自信がないから「あくまでこの人はそう書いてますけど、それが正しいのかどうかも分かりませんが。」と言う注釈つきである。
でもOMさんは「韓ドラは好きだけど韓国人は嫌いになった」と言い、「娘が韓国人と結婚したら反対する」と言うので、私も「そうなんです。私も姪っ子がK-POPが大好きなので、今に韓国人のお婿さんを連れているのでは?と心配してるんです」、と言い、でも叔母として一石は投じるつもりです、と言った。
OMさんは「中国もひどいよね!」と言い、日本の食品を原発で汚染されてるって制限してるのよ、でもどっちの方が汚染してるのかしら、と言うので、私も「そうですよね、あちらの空気、PM何たらの国に言われたくないですよね!」と言う。
なるべく中国産は控えたいですが、服だけはどうしてもメイド・イン・チャイナになってしまう、と自虐で言うと、OMさんは「私はバングラディッシュとかを探すわ」と言う。
そもそも日本だって昔は洋服・着物産業があったはずである。
どうして服はほとんどメイド・イン・チャイナなんだろう。あーやれやれ。
そんな中、図書館からお取り寄せのお知らせが届き、ケント・ギルバードさんの本が届いた。
もう政治がらみの本は悔しくてストレスばかりがたまるので読みたくないが、またしても読んでしまった。
日本覚醒/ケント・ギルバードさん著
この人の本を読むと「アメリカ人がここまでいろんなことを調べて教えてくれているのに、日本人としてボケボケしてていいのかな」と思う。
かと言っても分からん。
この人とて、人間である。もしかしたら本を売ってボロ儲けをすべく「日本人よ、このままでは中国に乗っ取られますヨ!目を覚ましなさい」という本を何冊も出しているのかもしれない。
ケントさん、あなたは本当に何のためにこのような活動をしているのですか?と私は真に迫って訊きたい。
彼が本当に(この本に書いてある通り)「私は日本を愛し心から日本人に自信と誇りと勇気を持っていただきたいのですよ、この国が沈んでいくのを見ていられないのです。」と言うのなら、やっぱりボケボケしている場合ではないのである。
ちなみにこの本では、過去のアメリカの歴史にもページ数を割いていて、ギルバードさんは過去アメリカでは4人の偉大な大統領がいたという。
1.ワシントン大統領(言わずと知れた初代大統領)
2.リンカーン大統領(奴隷解放と平等を憲法に盛り込んだ)
3.ルーズベルト大統領
4.レーガン大統領
この中の3番目のルーズベルト大統領は、ケント・ギルバードさんは大嫌い。なぜなら自国の利益のために日本をアメリカに奇襲させるよう(真珠湾)に仕向けた張本人であり、裏で手を組んで、ソ連と敗戦の日本を分割統治させようとたくらんだ大統領だからである。(しかし終戦前にこの人が亡くなってしまったので、日本は奇跡的に(?)分断されずにアメリカの手に残ったというのが彼の説)
ギルバードさんは3番目のルーズベルト大統領は嫌いだが、でもアメリカの繁栄について考えそれを達成した点では、アメリカ国にとって偉大な大統領であることは変わりないとしている。(日本人で明治以降そういう政治家はいませんね・・あえて言えば安倍さんはそれに近い政治家ですが・・・他はみんな器が小さく自分が議員になることしか考えていませんね、とも書いている。)
その中の文章を一部引用しよう。
「結局、自分の国のためかよ!」と言いたい人もいるでしょう。その通りです。
すべての国が、そしてその国民が、まずは自分の国の利益、国益を最優先に考えるべきなのです。この場合の国益とは具体的には、他国の領土を侵略されたり、国民の生命と財産が脅かされるような事態を防ぐことです。
それらに加えて、国の威厳や名誉を守ることも重要です。自分が生まれた国に誇りを持てない国民は、他国を通じて祖国の破壊活動に走るかも知れないからです。日本人が、領土主権や国益に対する関心が低いのは、GHQの洗脳が続いている証拠です。「竹島くらい韓国にあげればいい」、あるいは「敵が攻めてきたら抵抗しないで降伏した方がいい」などと発言する人間が、テレビ等に平気で出演できるのは、極めて異常な事態なのです。(原文のまま引用)
極めて異常な事態なんだそうです。
その「極めて異常な事態」を多くの人が普通・あるいは正しいと思っているのはどうなのかなぁ~、やっぱり各々がいろんな本を読みながら考えた方がいいのではなかろうか。それをしないで、ひたすら平和憲法だけにしがみついて、そうでないものを全て戦争と結びつけるのは・・・・?
ということで、OMさんには今度ギルバードさんの本と、北野幸伯さんの記事をお勧めしてみようと思う。
やっぱり日本人なら一度は読んでほしい本なのである。
でも前回の「まだGHQの洗脳に縛られている日本人 」のが分かりやすいかも。
amazonのレビューもかなり高評価である。