八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

「バッテリー」を観ました

2007年03月21日 13時38分26秒 | スポーツ

今日は娘の習い事の発表会でした。2時と4時の2回公演だったので、2回目の公演を観て、車で一緒に帰ることにして、その前に息子と一緒に映画「バッテリー」を観ました。子どもが生まれてからというもの、観た映画と言えば、ポケモン、ハリー・ポッター、妖怪大戦争、シュレック、ファインディング・ニモ、モンスターズ・インクなどなどだったので、いわゆる普通の映画を息子と一緒に観られて感慨ひとしおです。

 

管理人に映画の良し悪しを語る資格はありませんが、あえて言うなら「安心して観られる」野球映画だと思います。本も映画も観ていない人のためにストーリーは書きませんが、野球を通じて少年が成長するさまをチームメートや家族との関わりを通して描くという典型的と言えば典型的な物語です。しかし、野球映画はやはり典型的な方がいいんですよね。水戸黄門といっしょで。それと、この手のスポーツ映画をアイドル主演でやったりすると、CGを使ってもプレーがとても見てられなくて、すっかり興ざめしたりするのですが、中学生という設定と野球の上手な子たちが演じているので、そういう点でも安心して観られる野球映画でした。

 

それにしても、人気があるからということもありますが、フィールド・オブ・ドリームスとか、メジャーリーグとか、がんばれベアーズとか、野球映画や野球漫画って本当に多いですよね。前にも書きましたが、やはり野球は「絵」になるのと、他のスポーツにはない「間」がドラマを生むからだと思います。漫画だとサッカーなどでも、シュートを放つほんの0.何秒かの間にものすごい多くのことが吹き出しで語られますが、実際あり得ませんよね。シュートを放つ瞬間に何分間も考えるなんて。ところが、野球の場合には、ピッチャーが球を受け取り、ロージンを手にし、プレートに足をかけ、サインを見て、モーションを起こすまでにいろいろなことを考える「間」があります。同じくそれを見守っているプレーヤーもいろいろなことを考えます。バッターも当然そうです。それを観ている観客・視聴者もそれぞれがドラマを観ているのです。

 

「バッテリー」の原作は合計1000万部売れているそうですから、映画もヒットして、散ドラにも入団希望者が殺到…なんてありませんかね。そういえば、映画館にはカズトの一家も来ていました。カズト弟もこの映画に感化されて、入団してくれるといいのですが。兄弟でバッテリーなんていいと思うのですが。

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ピッチャーは損な役割か?

2007年03月21日 11時28分31秒 | 散ドラ諸君への喝!

管理人はピッチャーをやったことはありませんが、本当にピッチャーは孤独で大変な仕事だと思います。次に大変なのは、キャッチャーでしょう。運動量では、ピッチャー・キャッチャーと他の野手では圧倒的な違いがあります。ほかのスポーツで、これだけ運動量が違うスポーツはちょっと思い当たりません。それでも子どもにとって憧れのポジションはピッチャーですし、どんなにピッチャーがすごくても野球は9人いないと成り立ちません。それが野球の面白いところです。

 

巨人のエースだった江川卓は、高校時代から「怪物」と呼ばれ、それはものすごいピッチャーでした。スピードガンでは150kmくらいでしたが、実際にはもっと速く感じられ、松坂よりもはるかに速く見えました。物理的にはあり得ないそうですが、本当に打者の手元でホップしているような速球で、なんであんな高い球を振るんだというようなボールで次々に三振を奪っていました。

 

しかし、高校時代の江川投手は自分だけが注目されて、チームの中で孤立をしていたようです。今の高校生はマスコミ慣れしていて、マー君もハンカチ王子も、高校時代の松坂も堂々とした受け答えをしています。彼らだけでなく、周りの選手も同じです。だから、彼らがどんなにすごくても、チームの中で浮いているようには見えません。しかし、江川投手の時代はまだ高校生までマスコミが追いかける時代ではなかったので、江川投手は自分のせいではないのに、チームで浮いてしまったようです。高校時代の江川投手は、甲子園でも一試合で20何個も三振をとったりもしましたが、遂に甲子園で優勝することはありませんでした。どんなにすごいピッチャーでも、27個の三振で完全試合をすることはできませんし、0点に抑えても、味方が点を取らなければ、勝つことはできないのです。

 

これを見ると、ピッチャーは損な役割と思えますが、大切なのは、誰が損だ得だということではなく、どうやったらチームが一丸となれるかということです。確かにピッチャーが大変なのは間違いありませんが、野球は9人いないと出来ないのです。この9人が一丸になることが大切なのです。外野手は球が飛んでくることが少なくても、内野ゴロのたびにカバーに走ります。報われることは少なくても、何十回に一回起きるときのためのカバーです。セカンド・ショートの返球カバーだってそうです。それだけではなく、試合に出ていない選手だって、応援・ベースコーチ・守備交代のキャッチボールなど、いろいろチームに貢献することはあるよね。高校野球では、レギュラーではない選手がキャプテンを務める例だって結構あります。これは、野球の技術だけではなく、チームを一つにする力を認められてのことです。

 

野球の面白さと大変さは、このチームが一つになれるかということでもあると思います。今年の新チームは、新6年生が少なくて大変だけど、どれだけチームを一つに出来るかで、まったく違う結果が出るかもしれません!ガンバレ!新チーム!

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