前に「真似することの大切さ」を書きましたが、今日はそれに少し関係する話です。管理人は、散ドラ諸君くらいのころに新聞に載ったプロ野球選手の写真をせっせと切り抜いて、ノートに張っていました(スクラップブックなんていうちゃんとしたものではありませんが)。もちろん、プロ野球カードも集めていましたが、カードは好きなだけ集められるわけではありません。その点、新聞はプロのカメラマンが何百枚と撮った写真の中から選ばれたカッコイイ写真が毎日載るのです。
自分のフォームの参考にしようなんて殊勝な気持ちではなく、単純にカッコイイから切り抜いていたのです。野球を好きになったのは、テレビで野球ばっかりやっているということもありますが、やはり「絵になる」カッコ良さがあるからだと思います。ラグビー、サッカー、バレー、バスケットと、いろいろスポーツはありますが、写真になると「絵」にならないんですよね…。
その点野球は、ボールを打つ瞬間やピッチャーが投げた瞬間など、圧倒的にカッコイイですよね。そんなことから、野球を好きになり、新聞の写真の切り抜きを始めたのですが、そのうち、やはりそのプレーそのものにも興味を持つようになったのは、当然の成り行きです。バッターがボールを打つ瞬間というのは、もっとも力が集中した瞬間です。バッターのフォームは選手によってさまざまですが、ボールを打つ瞬間のフォームはほとんどの選手が同じです。つまり、もっとも力が出る「形」は同じなのです。王選手や種田選手のように変わったフォームをしていても、打つ瞬間にはもっとも合理的な形になるのです(イチロー選手だけはちょっと違うと思いますが…)。
もちろん、小学生の時にこんな小難しいことを考えて写真を見ていたわけではないのですが、自分なりにそういうフォームをイメージし、真似をしていたように思います。別に新聞の写真を切り抜けとは言いませんが、みんなプロ野球カードを集めて楽しんでいるだけでなく、そのプレーやフォームにも興味を持ってほしいと思います。きっと、自分の野球にもいい影響があると思うよ。