八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

やはり基本が大切!それと強い気持ちもネ!(高校野球編)

2007年03月27日 13時34分18秒 | プロ野球・高校野球

高校野球のプロ化について書いていたら(後日アップします)、そういう状況をひっくり返すような試合が3/25にありました。管理人は仕事だったため、新聞の情報ですが、報徳学園対室戸戦がその試合です。1対2で室戸が勝ったのですが、報徳は言わずと知れた野球どころ兵庫県の伝統校であり、対する室戸は自ら32番目のチームというような無名校です。

 

高知県も高知商を初め野球は強く、室戸だって県内のうまい選手が集まっているのでしょうが、普通に考えれば、圧倒的に報徳が優勢です。しかし結果は、「勝つとすれば最小失点に抑えたとき(しっかり守りきったとき)」と言っていた室戸が自分たちのゲームプラン通りの試合運びをし、勝利をものにしたのでした。エースは170cmほどしかないそうですが、きっちりと抑えきり、バックも新聞に写真が出ていましたが、外野手が抜けるかという当りを背走しジャンピングキャッチするなど、しっかり守り切った結果です(守備機会の少ない外野手にとってはたまらない瞬間です。みんなはボールが飛んでくるなという感じだけど、みんなボールよ飛んで来いと思ってほしいな)。

 

このように「基本」の守りがしっかりできると、力の差があっても勝つチャンスが生まれるのです。よく解説者や選手が言っていますが、どんなに良い打者でも10回に7回は失敗するのです。このように、せっかく相手が失敗してくれているのに、こっちも失敗(エラー)していたらもったいないよね。練習のときから、ほんとに基本を意識してほしいと思います。

 

あと、この試合でもう一つ大事な点は、室戸の選手たちが勝つ気で戦っていたことです。自ら32番目のチームと言っていても、それはあきらめているのではなく、冷静に自分たちの力を分かった上で、全力で、強い気持ちで戦ったのです。だからこそ、勝利を手に入れたのです。彼らは決して奇跡だなんて思ってないでしょう。散ドラ諸君も、こういう強い気持ちを前面に出して戦おう!気持ちだけでは勝てないけど、強い気持ちがあるとプレーも変わるゾ!楽しくプレーすることと、強い気持ちで戦うことは矛盾しません。逆に強い気持ちで全力で戦わなきゃ、楽しくない(満足感は得られない)はずです!

 

基本と強い気持ち!次の試合はこれを忘れずにガンバレ!散田ドラゴンズ!

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野球進化論

2007年03月27日 13時32分47秒 | 指導・育成のうんちく

春の選抜高校野球が始まり、プロ野球も開幕し、まさに球春到来といったところです。

 

高校野球など学生スポーツは、毎年主力選手がいなくなるので、チームづくりが大変だと言われますが、最近ではプロ野球でも毎年メジャー流出が続き学生野球と同じような状況となっています。大沢親分と張さんは「渇!」を入れていますが、これは嘆くことばかりではありません。自然界とは良くできたもので、何か環境の変化があると、それに合わせて姿を変えていきます。地上に繁栄した恐竜が何らかの環境変化で絶滅したあとは、それまで少数派だった哺乳類が栄えて、人類の進化へとつながっていきます。

 

また、以前読んだ新聞記事にこんな研究がありました。「働きアリ」はみんな勤勉に働いているわけではなく、一定割合で怠けるアリがいるそうですが、この「怠けアリ」を取り除くと、それまで勤勉に働いていたアリが、やはり一定割合で「怠けアリ」になるそうです。これにどんな意味があるのかまでは書いてありませんでしたが、自然に必要な何らかのバランスが働いているのでしょう。最近は人間が人為的に自然環境を変えていて、大きな環境問題となっていますが、本来の自然には、こうした自己復元力というか、環境適応力が備わっているのです。

学生スポーツや最近のプロ野球だって同じことです。主力選手が抜けて大きな穴がポッカリあいたように見えますが、そこには誰かがおさまるのです。その穴は最初はとても大きく思え、いきなりその穴が埋まるわけではなく、その「誰か」は悪戦苦闘することでしょう。しかし、そうして必死でやるうちに、その「誰か」は少しずつその穴を埋め、場合によってはそれ以上に大きくなる(成長する)のです。こうしたことが、プロ野球でも学生野球でも脈々と行われてきたのです。

 

散ドラだって同じです。散ドラの「誰か」は部員全員です。みんな一所懸命頑張れば必ず成長し、今あいている穴以上に大きくなれます。逆に、今大きくならずにどうするという感じです。大人はこれまでの経験や知識はありますが、今の力を維持することがやっとで、いまさら成長することはとても困難です。でも、みんなは体も技術もどんどん伸びる時期です(一所懸命やればの話ですが)。一人ひとりが、一回りも二回りも大きくなるつもりでガンバレ!

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