高校野球のプロ化について書いていたら(後日アップします)、そういう状況をひっくり返すような試合が3/25にありました。管理人は仕事だったため、新聞の情報ですが、報徳学園対室戸戦がその試合です。1対2で室戸が勝ったのですが、報徳は言わずと知れた野球どころ兵庫県の伝統校であり、対する室戸は自ら32番目のチームというような無名校です。
高知県も高知商を初め野球は強く、室戸だって県内のうまい選手が集まっているのでしょうが、普通に考えれば、圧倒的に報徳が優勢です。しかし結果は、「勝つとすれば最小失点に抑えたとき(しっかり守りきったとき)」と言っていた室戸が自分たちのゲームプラン通りの試合運びをし、勝利をものにしたのでした。エースは170cmほどしかないそうですが、きっちりと抑えきり、バックも新聞に写真が出ていましたが、外野手が抜けるかという当りを背走しジャンピングキャッチするなど、しっかり守り切った結果です(守備機会の少ない外野手にとってはたまらない瞬間です。みんなはボールが飛んでくるなという感じだけど、みんなボールよ飛んで来いと思ってほしいな)。
このように「基本」の守りがしっかりできると、力の差があっても勝つチャンスが生まれるのです。よく解説者や選手が言っていますが、どんなに良い打者でも10回に7回は失敗するのです。このように、せっかく相手が失敗してくれているのに、こっちも失敗(エラー)していたらもったいないよね。練習のときから、ほんとに基本を意識してほしいと思います。
あと、この試合でもう一つ大事な点は、室戸の選手たちが勝つ気で戦っていたことです。自ら32番目のチームと言っていても、それはあきらめているのではなく、冷静に自分たちの力を分かった上で、全力で、強い気持ちで戦ったのです。だからこそ、勝利を手に入れたのです。彼らは決して奇跡だなんて思ってないでしょう。散ドラ諸君も、こういう強い気持ちを前面に出して戦おう!気持ちだけでは勝てないけど、強い気持ちがあるとプレーも変わるゾ!楽しくプレーすることと、強い気持ちで戦うことは矛盾しません。逆に強い気持ちで全力で戦わなきゃ、楽しくない(満足感は得られない)はずです!
基本と強い気持ち!次の試合はこれを忘れずにガンバレ!散田ドラゴンズ!