八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

神様!仏様!稲尾様!

2007年11月14日 20時52分43秒 | プロ野球・高校野球
往年の名投手稲尾和久さんが亡くなりました。管理人はもちろんリアルタイムでは観たことはありませんが、通算276勝、年間最多勝利タイの42勝、日本シリーズ3連敗後の4連勝という数々の記録からは“剛腕”を想像させます。しかし、VTRなどを見ると剛腕という印象はありません。スリークォーターからしなやかに投げ込むフォームは、管理人の知っている投手では、郭泰源にちょっと似ています。豊田泰光、中西太らかつてのチームメートの話を見ても、剛腕というよりコントロールがいい戦略的なピッチャーということが言えそうです。高校時代には無名だったことからもそれが言えると思います。高校時代に注目されるのは、今年の仙台育英・佐藤のようにやはり速球ピッチャーだからです。何と言っても、スピードは将来性を感じさせますから。これまた管理人は見ていませんが、尾崎行雄とか、池永正明などの方がきっと速かったのではないかと思います。

では、何故あれほどの活躍ができたのでしょうか。日経新聞の「私の履歴書」でも書いていましたが、父親が漁師だったためよく櫓で舟を漕いでいたそうです。管理人は舟を漕いだことはありませんが、想像するに、力以上にバランスが難しいのだと思います。もちろん、それだけではないでしょうが、そうしたことが粘りのある足腰を生み、抜群のコントロールにつながったのではないでしょうか。やはり、投手は下半身ですよね。もちろん、肩の強さも必須条件ですが、下半身が安定していない投手はいくら速い球を投げても、活躍できません。過去にも球が速いけども活躍出来ずに消えていった投手は山ほどいます。時代が違いますから、稲尾さんのように舟を漕いだり、野っ原を駆け回っているうちに足腰を鍛えるというわけにはいきませんから、やはり地道にランニングやトレーニングするしかないでしょうね。

コメント
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