読売ジャイアンツが、リーグ3連覇を達成しました。最近は地上波でのプロ野球中継がめっきり減ったせいもあり、とんとプロ野球情報にも疎くなっていますが、中盤戦まで広島、阪神とつばぜり合いをしていたのが、終わってみれば、大差での優勝です。
その割に、MVPは誰とすぐ名前が出てくるような突出する選手がいなかった印象です。菅野投手は2年目の今年、すっかりエースに躍り出ましたが、途中、戦線離脱もあり、絶対エースとまでは言えないかと。エース内海は後半帳尻を合わせてきましたが、序盤はなかなか初勝利が挙げられず苦悩しました。杉内も二桁は勝っているものの、ソフトバンク時代のようなキレはありません。澤村もまだまだ完全復活とは言えないかと。
それでも、投手陣は小山が出てきたり、チーム防御率はリーグ1位でしたが、打撃の方はなかなか打順も固定できずに苦しんだようです。打率は、長野が13位、坂本17位、村田、片岡、阿部が25~27位でした。打率は最下位で、得点も4位と振るいませんでした。
それでも、勝ってしまうのは、やはり巨人が巨大戦力だからですね。巨大戦力の割に苦戦したのは間違いなく、だからこそ、原監督も思わず涙してしまったのでしょうが、客観的に考えれば、あまり感動のない優勝です。
それよりも気になるのは、現在4位につけている横浜ベイスターズではなく、DeNAベイスターズでしたっけ、よく頑張っていると思います。筒香がよく育ってきたなあと思うくらいで、こちらも絶対的な選手は見当たりませんが、底力がついてきているのでしょう。
もっともっと激しく、意外な展開を見せてもらわないと、サッカーや、メジャーリーグにおいていかれます。エキサイティングベースボールを見せてほしいものです。