予選4位に沈んだ男子体操団体ですが、決勝では遂にエース内村悲願の金メダルを獲得しました。さすがに時間が時間なので、試合のほとんどは見ていません。朝起きてテレビをつけると、鉄棒を終えて、それまで首位のロシアを僅かにかわして、最終種目の床に向かうところでした。予選で4位だったせいで、苦手の鞍馬、吊り輪から入り、跳馬、平行棒、鉄棒、床という順で、「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ」の名台詞とともに、劇的な鉄棒の着地で金メダルを決めたアテネ五輪とは異なる展開となりました。しかし、内村が「がむしゃらにいった」、「アテネは越えられなかったが、自分たちの新しい歴史を作った」と言ったように、本人にしか分からない深い満足感が感じられます。確かにアテネでの冨田の着地は感動でした。リオの疲労困憊した床の演技後の内村は、安堵でした。本当に良かったです。
そして、銅ラッシュが続く柔道でも、男子73kg級で大野選手が見事一本勝ちで金メダルを獲得しました。ロンドンでは男子は遂に金メダルゼロに終わり、今大会も銅が続いていただけに、金メダル本命と目され、プレッシャーもきつかったと思いますが、自らがそれを乗り越え、一回り成長できたと言ったように、心身ともに充実した見事な金メダルでした。しかし、それ以外の選手もここまで全員銅メダルを獲得しており、世界のレベルがあがっている中では、見事な戦いぶりです。胸を張ってほしいですね。
これで、400m個人メドレーの萩野公介に続き、金メダル3個となっています。もちろん、金メダルの数だけが全てではありませんが、分かり易いひとつの目安です。前回ロンドン大会では、7個でした。ボクシングの村田、体操個人総合の内村、女子柔道の松本。残りは女子レスリング3個、男子レスリング1個でした。4連覇がかかる吉田、伊調もさすがにピークを越え、今回は確実視は出来ませんが、女子レスリングは、やはり金の有力競技ですし、体操の内村の個人総合、白井の種目別も有力です。柔道、競泳もまだ可能性ありです。その他の競技で、またヒーロー、ヒロインが出てくる可能性もあります。ロンドン大会超えの可能性大です。
まだ序盤戦ですが、目が離せませんね。
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