投・打の二刀流!
2年半前は大谷翔平選手についてずいぶん書いていましたが、その後、ケガや手術で第一線から離れていたこともあり、だいぶご無沙汰していましたが、今シーズンの活躍は言うまでもなく「すごい!」の一言で、連日ニュースとなっています。半信半疑だったアメリカでも、もはや例えようもなく、「神だ!」などと言いだす始末です。去年までの恐る恐るのようなというか、力が定まらないようなプレーと異なり、今年は本当に投・打・走に躍動し、プレーをするのが楽しくて仕方がないといった様子です。これが本当に野球の楽しさであり、それが大人も、子どもも夢中にさせるのだと思います。
しかし、以前と違い、休みをとらずに投手、打者と続けて出場する中で、さすがに疲れが見えていたようですが、今日はボストン・フェンウェイパークでグリーンモンスターと呼ばれる巨大な壁となっている左翼に7試合ぶりの11号を放ち、アメリカン・リーグトップタイに並んだそうです。
フェンウェイパークと言えば、言わずと知れたメジャー最古のボールパークで、そうした歴史もありいびつな形をしていることから、左翼フェンスを異常に高くしています。そして、ここを本拠地とするボストン・レッドソックスは、今年何かと大谷翔平と比較されるベーブ・ルースが最初にメジャーデビューした球団であり、投手としての成績もほとんどレッドソックス時代のものです。そして、レッドソックスは、ベーブ・ルースをNYヤンキースにトレードに出し、以来長らく優勝できなかったことから、ベーブ・ルースの愛称から「バンビーノの呪い」と言われたのも有名な話です。そして、フェンウェイパークは、あの名作映画「フィールド・オブ・ドリームス」にも登場します。この映画には、現実にはあり得ない奇跡を描いていますが、大谷翔平選手の活躍はまさに奇跡であり、この球場で本塁打を放ったのも、もはや必然のように思えてきます。
今シーズンどこまでいくか楽しみです。
ラグビーと(医)学生の二刀流!
今日はラグビートップリーグのプレーオフトーナメントを兼ねた日本選手権準決勝が今日行われました。日本代表を数多く抱えるパナソニック(かつての強豪三洋電機)対トヨタ自動車でした。トヨタ自動車も強豪ですが、パナソニックに分があると思って見ていましたが、トヨタはオフサイドギリギリの強いプレッシャーをかけ、パナソニックのミスを誘い、後半序盤までは互角の戦いを演じましたが、自力に勝るパナソニックは、慌てずに僅差で折り返すと、後半トヨタを圧倒し、終わってみれば、ダブルスコア以上の48対21で勝利し、決勝にコマを進めました。
もちろん、パナソニックには良い選手がたくさんいますし、地味に見えるフォワードも重要な役割を果たしているのですが、やはり注目は負ければ引退の福岡堅樹選手です。ワールドカップの時から、トップリーグが終了後は医学の道へ進むと表明していましたが、その言葉通り、順天堂大学医学部に合格し、負けると同時に現役生活を終え、学業に専念することになっているのです。
これまでの試合でも、自陣深くから独走でトライを奪うなど、福岡選手らしいトライをあげていましたが、今日も魅せてくれました。
まずは、試合開始早々のノーホイッスルトライ(試合開始から一度もレフリーの試合を止める笛がないうちにトライすること)です。これも自陣からのカウンターで相手陣まで深く切り込み、相手ディフェンスをかわすため一度味方に預けましたが、再びボールを受けてインゴールの隅に飛び込みました。
次は、後半に入って、ラックから出たボールを回して、最後福岡が決める、ワールドカップでも見られた、典型的なパターンのゴールでした。
そして、最後は、これもワールドカップでも同じような場面があった、相手キックをジャンプしてきれいにキャッチしてからのトライでした。キャッチ後、周りにいる多くの相手選手に捕まらないように、足を大きくステップしてこの密集群を抜けると、いつもの独走で、走り寄る相手選手も振り切り、有終の美を飾るような3トライ目を決めました。
負ければ終わりの戦いも、次は遂に決勝戦です!勝っても、負けても、本当に最後ですが、この稀有なラグビー選手の最後の活躍を期待したいです!
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