スポーツ好きを自認しているのに、金藤(かねとう)理絵選手のことは、今大会までまったく知りませんでした。いえ、恐らく目にし、耳にしたことはあるのでしょうが、記憶にまったく残っていません。入賞ももちろん立派なのですが、残念ながら人の記憶に残るのは、やはりメダルをとって表彰台に上る人なんですよね。
その金藤選手は北京五輪では7位入賞したものの、ロンドン五輪では代表入りを逃し、世界選手権でメダルをとったことがありません。そんなこともあり、一度は引退を決意したものの、コーチにも熱く説得され、とどめはお姉さんの結婚式でのサプライズのビデオレターだったそうです。皆が金藤選手が世界で戦っているのを誇りに思うというメッセージで引退を撤回し、競技に戻ったそうです。そして、今年に入り、今季世界最高タイムを出して、ランキング1位、主将として臨んだ平泳ぎ200mで見事金メダルを獲得しました。昨日の柔道の田知本といい、日本人はこうした苦労物語に弱いですね。本当におめでとうございます。
そして、同じく競泳男子の200m個人メドレーでは、萩野がフェルプスに敗れはしたのの銀メダルを獲得しまた。秒差はつきましたが、400m個人メドレーで金、800mリレーで銅など、複数種目に出場し、メダルを獲得して、「さすがに疲れた」と言ったようですが、見事なものです。
男子卓球では、第一人者の水谷選手が、念願の銅メダルを獲得しました。実力はありながら、人気で勝る女子の影に隠れがちでしたが、今回は見事に主役になりました。立派でした。
その他、ニュージーランド、フランスなど強豪を撃破して、メダルを目指した男子7人制ラグビーは、南アフリカに完敗して、4位に終わりましたが、W杯同様世界を驚かせました。女子バスケも、4位以内を確定したそうです。男子テニスの錦織選手も2大会連続ベスト8進出です。天敵ジョコビッチがいないのは、チャンスですね。
今日で金メダル7個と、早くもロンドン五輪に並びました。今日の柔道最重量級、体操種目別、女子レスリング、バトミントンなど、まだまだ有力競技があります。4年後の東京に向けて、勢いをつけてほしいですね。
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