今日は久しぶりの球審でした。恐らく1年ぶり6試合目です。塁審も緊張感を持ってやっていますが、球審はやはりそれ以上ですね。特に、昨日の試合でいろいろあったようなので、なおのこと緊張しました。
しかも、当初は研修リーグ秋季戦の消化試合のはずだったのが、試合の組み換えがあり、学長杯2回戦の松が谷ジャガーズB対八王子アパッチ戦でした。
八王子アパッチの投手は球が伸びていて、とても良い投手でした。松が谷Bは、3人の投手を繰り出し、皆それなりに抑えましたが、一長一短で絶対エースがいないという感じでした。
写真のスコアのように締まった試合で、ジャッジをする側としても、緊張感がありました。しかし、緊張感があったせいか、自分で言うのもなんですが、変なジャッジで揉めることもなく、昨日書いた審判の心得に沿って、7回をマネジメントすることが出来たと思います。
それと、今回ちょっと球審として気づいたというか、成長したと思えるのは、「投球を見る感覚」を掴んだと思えることでしょうか。
塁審でもそうですが、ボールなど狭い範囲だけを見ていると分かりづらいのですが、少し俯瞰してみると、走者と野手などの全体像が見えてきます。球審の時も、今までは狭い球筋だけを見ていたように思いますが、そうすると、打者との位置関係、ベースとの位置関係などがイマイチ分かりづらかったと思います。
今日の試合の中で、意識的ではないのですが、ストライクゾーンを「一つの絵のように見る」ようにしていたら、とても球が見やすいということに気づきました。この「一つの絵のように見る」という言葉を反芻していて、落合博満氏の言葉を思い出しました。氏は現役時代、相手投手の癖を読むこともなかったし、分からなかったと言います。その代わり、投手やその後ろのバックスクリーンなどを「一枚の絵」のように見ていたのだと言います。そのように見ることで、ちょっとした変化などに気づいたということです。それと同じことなのではないかと思います。
あとは、「審判員はあらゆるプレイについてもっとも良い位置をとれ」ということを気をつけ、実行できたと思います。
今年は球審はおろか、ほとんど試合を観ることも出来なかったので、塁審すらしていませんが、審判のスキルについてもしっかり勉強したいですね。なにしろ、子どもたちは真剣、周りの大人も真剣そのものですからね!