ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

妊娠中の授乳は流産する?

2014年12月11日 | 妊娠の不安
授乳中に授乳をしていると「流産する」ので断乳するようにという指導をする産科医や助産師がいます。
それを指示されたお母さんから問い合わせがよくあります。

この問題も困ったものです。
私の周りにはたくさんのお母さんが授乳中に妊娠し、無事に出産し二人に同時に授乳しています。

 母乳育児中に再び妊娠し、授乳を続けていると流産をするのではと心配し、断乳断乳を指示されることがあります。
それを医師から言われると信じますね。

でも授乳を止める必要はありません。
妊娠すると、子宮の筋肉を収縮させるオキシトシンというホルモンが働かないように、オキシトシンを受け止めてその働きをブロックしてしまう受容体(receptor)が作られ、妊娠中は赤ちゃんを流早産の危険性から守ってくれています。
しかし、妊娠末期(大体9ヶ月以降)になって、子宮が激しく反応して痛いくらい強い場合とか出血している場合は控えたほうが良いと言われています。

また、産後は多くの場合授乳しているうちに自然に飲まなくなる場合が多いようです。
これには個人差があります。
おっぱい好きなお兄ちゃん(姉)の場合、産後も吸い続け、いわゆるタンデム(2人こぎ自転車)授乳となることもありますが全く問題なく大きく育っています。

一日も早く医師からの間違った指導が無くなるように学んでほしいと願います。
無知は犯罪です。
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母乳と風邪薬

2014年12月11日 | 母乳哺育
このところ急に冷え込んで風邪が流行りだしてきました。
そのせいか、母乳哺育で授乳中の服薬をするなら母乳を中止するようにとの指示を受けたのだが、赤ちゃんが人工乳を飲んでくれないという相談がよくあります。
このブログの中の授乳中の風邪薬についてのアクセスが増加しています。
日本の薬の説明書には少しでも母乳に薬の成分が移行すると母乳を与えてはいけないとなっています。
普通子どもが風邪をひいた時に使うような薬でさえもだめとなっています。
  アメリカ小児科学会やWHO/ユニセフでは多くの症例を分析して薬と母乳について安全性を検討しています。その中では特殊な薬をのぞいて多くの薬が母乳を飲ませながらでも使用できるとされています。
継続的に薬を服用している場合には注意しながら授乳する場合もありますが、急性疾患で短期間薬を飲む場合には通常量であれば使用可能のものがほとんどです。

多くの方が内科医や小児科医から授乳の中止を言い渡されているのだと思います。
その根拠になるのは、薬の添付文書に記載されている「授乳中の服用は中止」との文面をそのまま鵜呑みにしているためだと思います。

授乳中も多くの薬を服用することが出来ます。

医師は薬についてもっと勉強してください。

母乳哺育の赤ちゃんは、ゴムの乳首からの授乳を嫌がります。
また、その乳首から飲んでくれずに、脱水症状になるケースもあります。
急に人工乳に変えても赤ちゃんは飲んでくれません。

風邪で体調を崩して辛い思いをしている上に、追い打ちをかけるように、赤ちゃんに泣かれたら・・・・それを想像すると本当に辛いです。

薬のガイドラインをきちんと作るべきではないでしょうか。
アメリカのように。
それを、処方する側に徹底して知識を深めて欲しい。
医師や薬剤師は学んでください。
風邪をひいて母乳を中止するように言われたらたまごママネットのサイトを見てください。
http://www.tamagomama.net/
育児相談室に母乳と薬のページがありますので参考にしてください。
Q&Aがあります。

早く治してくださいね。お大事に。
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