ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

子育てにイライラしていませんか!!

2007年09月21日 | 子どもの成長
子どもを育てているほとんどのお母さんが子どもにイライラして怒ってしまいますよね。
お母さんからみれば何でこんなことができないの、何回言ったら出来るようになるの!!何でそんなにゆっくりなの、また失敗したね。ダメだね等と、出来ないことについイライラして怒ってしまいます。
 子どもは、身体や機能の発達ししていません。経験も不足しているために、早くできなくて当然です。

指の機能が未熟なためボタンを留めたり、服や靴を脱いだり来たりすることが早くできません。
親からみれば簡単なこともでも、子どもにとってはひどく難しいことで、毎日毎日、何回も何回も繰り返すことによって上手にできるようになるのです。
子どもができないことを責めることを「怒る」と言います。
親はイライラして一日に何回も怒ってしまいます。
子どもにとってできないことを責められてもどうすることもできません。
怒られてばかりいると、子どもは次第にやる気をなくし、怒られないように自己防御をするようになります。
親の顔色をうかがって行動する子どもになります。
「怒る」ことは少なくしたいものです。
怒りたくなったらちょっとだけ我慢してみてください。

ちょっっとだけ我慢し、気持ちを落ち着かせるだけで、ずいぶん我が子の見方が変わってきます。

してはいけないことを教えることを「しかる」といいます。
人を責める言葉を言ったり、社会のルールやマナーを守らなかったり、人に迷惑をかけたり、身体に危険があったりなど、社会生活をする上でしてはいけないことを教えることが「しかる」です。

子ども時代に、何でも挑戦し、たくさん失敗し、何故出来ないのか、どうしたら出来るのかということを、身をもって経験することが、将来、社会に出て自分の能力を発揮するために必要なことです。
「しかられる」「失敗する」ことは、子どもが成長する上で大切なことです。

「ピグマリオン効果」という言葉があります。
 子どもは親が望んだ方向に育っていくという意味です。
おまえはできない子だ、やることが遅くだめな子だ、何でそんなにダメなんだ、などと子どもを否定する言葉をたくさん言われると、子どもは自分はそのような子なんだと思い、持っている能力を発揮できなくなります。
 反対におまえはなんて賢い子だね、自分でがんばって偉いね、今日はこんなことができるようになったね、上手だねなどと何かできたときに、ほめる言葉をかけてあげると、子どもはうれしくなり、がんばろうという気持ちになります。
自分の持つ能力を最大限に発揮できるようになります。
 子育ての中で親の苦労は並大抵のものではありません。
いい母親になろうとがんばる必要はありません。
少しだけ、子どものいいところを探してみてください。
必ずいくつものいいところがみつかると思います。
長所に気づくと子どもをみるのが楽しくなります。
子育ては前向きにいきましょう。

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