ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

母子分離の悲劇

2011年11月23日 | 母子関係の確立
読者から母子分離について素晴らしいコメントがありましたので転載させていただきます。
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10年前の初めてのお産、「たまごクラブ」読んだり、母親学級行ったりしたなあ。
あの時は何もわからなかった。
自分の無知が悪いのだが、なんだかだまされたような気分。
大事なことはなにも教えてくれなかった。
ここのブログに出会えてうれしかったです。

なんとなく選んだ産院は母子別室で、身体が休めるからいいと言われてた。
お産が始まり、入院してすぐ、注射を打たれた。
それからすごい勢いで痛みがきて、パーンと破水して、それはもうジェットコースターに乗ってるようだった。
赤ちゃんが生まれて少し対面したら、別室に連れて行かれた。
本能ですごく悲しかった。身をはがされるような気もちがした。
この時から何か違うと感じ始めた。
授乳の時赤ちゃん、すごく泣いてた。
看護婦さんが「この子はすごく泣いてるのよ」と言っていたな。
今思うとせつない。ごめんね。退院してからは母乳が出なくて大変だった。
当たり前にできると思ってたことができなくて辛かった。
辛くて、幸せ感がなくて、それがまた辛かった。

二人目は反省を踏まえ、理想のお産ができた。
母子同室で促進剤や切開なしで自然なお産をした。
産後、すべてがスムーズだった。

二人の子供どちらも差はなく、愛おしいことはまちがいないが、悲しいことに、上の子とは添い寝の相性が悪い。下の子とは一緒に寝ていて疲れないのだ。

声を大にして言いたい。今起こってる問題は、母子隔離から始まっていると。
産院はミルクメーカーからお金をもらっているのか、だから別室を推奨してるのかと思ってしまう。
小さい時から保育園に預けてしまうというのもどうかと思うし、
それを推奨してるかのような国もどうかと思うし、不妊治療もどうかと思う。もっと自然に生きられないものか。子どもは母を求め、母も子といたいと思うのが自然なのではないか。
それが妨げられられたり、そう思えないのって何?

動物も母子を分離すると子育てを放棄するという。
人間も同じだと身をもって思う。
放棄までいかないにしても、母子の関係はスムーズでなくなるような気がする。

これから産む人、絶対、産まれてからすぐ乳吸わせて、一緒にいてね。
それと産湯で体の油を落としすぎないようにね。
自然と本能を信じてください。
大変な時もあるけどそれは乗り切れる。
一緒に過ごすのは、お金を稼ぐより大事なことです。
しつこいようだけど、そのためにも母子同室でスタートをきることは最重要だと思います。
  ***********
素晴らしいコメントをありがとうございます。
爺も全く同じ考えです。
全ての医療従事者がこのことを知って欲しい。
そうすれば日本は変わる。
少子化は防げる。
国よ変われ。
厚生労働省の役人どもの頭は悪すぎる。
小役人は、圧力団体のいいなりだ。
国を変えるのは我々国民です。
国会議員、公務員などには変えられません。
選挙や利権が絡んでいるからです。
皆素直になれ。
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9 コメント

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本当にすばらしいコメントです。同じ母親として尊... (風見鶏)
2011-11-24 22:35:14
本当にすばらしいコメントです。同じ母親として尊敬します。
かくいう私も産院選びには失敗してしまいました。ひげ爺さんのブログを産前に読んでいれば・・と
後悔。一応昼間は同室(夜は別室)でしたが、生まれて30分後に少し対面させてもらったものの
その後は夜まで新生児室に連れて行かれる・・正直何故?!?!と思いました。
その院長は医療技術を「使う」主義の考え方で、切開するのも促進剤打つのも赤ちゃんのため・と
考えるタイプ。母親に休んでもらうために別室にする考え(私は希望で昼間同室に)。看護婦さんは
「赤ちゃんにとっては新生児室が落ち着いていいのよ~」なんて意味不明なことを言う人でした(謎。
カンガルーケアは「体温が下がるのでちゃんと沐浴して服を着せてから」という考えだったし。。
でも産院っていくら良い病院でも自宅や実家から遠いと現実に不可能ですよね。。
検診の通院はともかく、陣痛が始まって1時間もかかる病院へ移動するのは無理ですし・・・。
もっと自然な考えでお産ができる産院が増えてくれることを願うばかりです。
返信する
風見鶏さんコメントありがとうございます (ひげ爺)
2011-11-24 23:49:18
風見鶏さんコメントありがとうございます
多くの方が、産院のことを考えずに選んでいますね。
知識が無いのは困ったものです。
産後、赤ちゃんとの分離は「赤ちゃん」にとって残酷な仕打ちです。
この世に生を受けて、不安で不安でたまりません。
それを慰めてくれるのは、母の温もりです。
看護師や医師、助産師には無知で勉強不足の人が多い。
困ったことである。
返信する
ひげじい様 はじめまして (たの)
2011-11-25 13:49:27
ひげじい様 はじめまして

いつもブログを拝見させていただいてます。

私ももっと早くひげじい様のブログを知っていれば…と後悔します。

私は今年の3月に日赤で出産しました。生まれてから結構早くカンガルーケアができました。初日は赤ちゃんが泣くまで新生児室に預け授乳に呼ばれました。
2日目から完全母子同室でした。
ミルクもママの許可なしにはよっぽどの理由がないかぎり飲ませないようでしたし、泣き止まなくてもすぐにミルク飲ませましょうとか言われず根気よく指導されました。

私は3日目から完全母乳でしたが無知な私は混合を考えてました。
なぜなら東北の震災一週間後に生まれ母乳だけでなく何かがあったときにミルクを覚えさせておきたかったからです。
その事を看護師さんに相談したら一喝されました。
「今の時期だからこそ母乳がいいんだよ!震災おきたら哺乳瓶の消毒もできない、お湯もない、ミルクもない!けど母乳はあなたが元気なら乳首を清潔に保てばすぐ赤ちゃんに飲ませてあげれるよ!今の時期だからこそ母乳でがんばらきゃ!」
と、教えていたたかハッと目が覚めました。
今の思えば本当にありがたい言葉です。
なので私の息子はミルクを3、4回ぐらいしか飲んだことのない母乳大好きです。
本当に病院は選ばなくてはいけないですね。
粉ミルク会社に買収された(笑)病院ならきっと混合で育ててたでしょう。
ひげじい様のブログで確認させていただきよかったです。
またこれからも赤ちゃんの生の声をひげじい様から 聞かせて下さい。
お願いします。

返信する
初めてコメントさせて頂きます。 (まな)
2011-11-25 18:45:38
初めてコメントさせて頂きます。

素晴らしいコメントですね。その通りだと思います。

ただ、不妊治療を否定するのはどうでしょう・・・
ひげ爺様も以前よりそのようなご意見が多くみられがっかりします。
どうか、不妊治療をしなければ子供が授からない人の気持ちも考えてみて下さい。
私は不妊治療で授かりました(高度治療ではなく自然妊娠ですが)
それでも子供にはめいっぱいの愛情を注いでいます。

ちょっと話が反れてしまっていますが・・・
治療を否定しないで下さい。お願いします。
返信する
たのさんコメントありがとうございます (ひげ爺)
2011-11-25 19:01:43
たのさんコメントありがとうございます
素晴らしい看護師さんとの出会いでしたね。
下手な考えに縛られるのはよくありませんね。
産むところは、真剣に探してください。
それが産婦と赤ちゃんのためです。
返信する
先日、思春期の子どもを持つ母親たちの集いに参加... (子宝ママ)
2011-11-25 20:00:37
先日、思春期の子どもを持つ母親たちの集いに参加する機会がありました。
そこで話題に上がっていたのは・・・


不登校(ひきこもり)の子ども・・・
夜遊びを繰り返し昼夜逆転した子ども・・・
授業妨害する子ども・・・


このような子どもの行動に右往左往しながら、
今後の方向性を模索している母親達の姿がありました。


偶然にもこのお母様方に共通していらっしゃったのが、


生後間もなく保育所に預け、自分は子どもの為に、一生懸命にフルタイムで働いてきた・・・
子どもの為に色んな習い事もさせてきた・・・
それなのに何故・・・
子どもは今になって親を裏切る行動をとるんだろう・・・


その中で、その会の進行の方が、皆さんでシェアリングしましょう~と切り出し、
経験豊富なお母様方が自分の体験談を語り出す・・・


順風満帆だった今までの人生が、出産・育児で「こんなはずじゃなかった・・・」
と頭うち状態に・・・


今は自分の人生の棚卸しだと思い、子どもと向き合ってます。
今はピークのしんどさは和らぎ、子どもはエネルギーを内に秘めるタイプなので学校へは行けていませんが、
子どもの将来が楽しみで仕方ありません。
とポジティブに明るく語られていましたが・・・


隣でお話しを伺っていた私には、仰る言葉とは真逆の、
「辛いです・・・今の現状を早く脱出したいです・・・」
という風に聞こえてきました。


母親が子どもの為に・・・と思い、
様々なツールから知識や情報を得たり、資格を得たりすればする程、
母親のこころは、子どもから離れていってしまうようです・・・


思春期になってから離れたこころとこころを繋げるのは、相当なエネルギーが必要なようです・・・


この後も同じような話題が続いたようです・・・
私は用事が入り、途中で退席させて頂いたのですが・・・


私も・・・pe-の妊娠中にひげ爺さまに巡り合うことなく、
家族の犠牲を顧みずに、自分の良しとする道を進んでいたら、
今頃は、この集いの中の母親たちときっと同じ悩みを抱えていたんでしょうね・・・
pe-!!!ひげ爺さまに巡り合わせてくれてありがとう~(●^o^●)


この集いによって・・・
日ごろ色んなことに感謝の気持ちを忘れがちな私は、
今の幸せは、パパ・子ども達・父母・友人・ご近所の方々・様々な方達・そしてひげ爺さまのおかげで
成り立っているということをあらためて感じることができました。
・・・ありがとうございます・・・

・・・・・・・感謝・・・・・・・


ひげ爺さまのbrogを訪れる皆さまの多くは、
まだまだママの両手で包みこんで抱っこができる子どもさんですよね~!!!

「もっとあの時代に抱っこしておけばよかった~」と後悔しないように・・・
いっぱい、いっぱい抱っこの時間を楽しんでくださいね~~~(●^o^●)
私も・・・まだまだ 抱っこの時間を楽しみま~す!!!


返信する
子宝ママさんありがとうございます (ひげ爺)
2011-11-25 20:37:03
子宝ママさんありがとうございます
思春期の子どもを持つ親たちの悩み「自業自得」ですね。
自分が招いた結果です。
子どもの10年後15年後を考えない愚かな結果です。
後から後悔しても後の祭り。

あの時は、あなたに必死で訴えました。
何度も何度も!!!
このままでは、犯罪者になるよ!!
この子の悲しい目がそれを暗示している。
お姉ちゃんにもそれが出ている早く向かい合って
わが子を見つめなおしてと爺が厳しいことを言いましたね。

やっとそれを聞いてくれた時はうれしかったです。
返信する
まなさま (おけい)
2011-11-26 01:47:16
まなさま

本当に不妊と診断された方たち全員が治療が必要なのかしらと疑問に思います。
私は不妊治療をされそうになりましたが、本能的に拒否しました。
でも二人子ども授かり、間違ってなかった。

人間は生き物ですから、ほとんどの人は皆、子孫を残そうという本能は備わっていると思います。
必要なのは赤ちゃんが居心地のいい身体を準備すること、整えることだと考えます。
お風呂に毎日ゆっくりつかって冷えを解消して子宮にゆったり血液が廻るようにし、
そのためにストレスがあったらなくすようにしたり、深い呼吸を意識したり、体操したり、生活を見直すことを、まずするべきだと思います。





返信する
またまた連投すみません。 (風見鶏)
2011-11-28 23:03:45
またまた連投すみません。
不妊治療の話がコメントにあったのでつい再コメントさせていただきました。
不妊治療の大変さは経験された方にしか分かるはずもありません。
私は経験しておりませんが、不妊治療を行うこと自体に当然否定も批判もありません。
ただ・・現代になって何故これほど不妊治療が増えているか問題提起は必要だと思います。
自分の周りの話で恐縮ですが、同月齢のママ友で不妊治療経験者が4人おります。
その4人に共通すること・・仕事で無理をされてました。うち1人は何年もかけて治療してました。
(皮肉なことに4人とも、子どもが1歳or1歳手前で職場復帰しましたが。)
これは私の知り合いではありませんが、仕事を辞めた途端妊娠した例もあるそうです。
不妊の理由は幼少期からの食生活だったり睡眠の問題だったりストレスだったり・・様々な要因はありますが、現代の女性の生活はまさにすべてが「妊娠しにくい体づくり」に結びついているのではないでしょうか?思春期から月経不順の人も多いですし、社会に出て男性と同等に仕事をすることにより母体を知らず知らずのうちに傷つけています。インスタントな食生活、さらには連日飲み会などの暴食、睡眠不足、そしてストレスは最大の要因かもしれません。不妊どころか、仕事のストレスが理由で原因不明の免疫の病気になった知り合いもいます(命に関わる病気らしい。
現代社会は女性から母性を奪おうとする要因をあげればキリがありません。
自然妊娠ができない、自然出産ができない、母乳が出ない、子供と向き合えない、手抜き育児、etcetc・・すべての問題の根源が見えてくるような気がします。


産院について自分がコメントした後あれこれ考えました。
病院にとって「技術を使う」のは万が一の際に責任が取れないからなのでしょうか??
死産や出産により障害が残れば訴えられる場合もあります。(カンガルーケアも同様)早く促進剤打って、切開して、早く出してしまいたい。産科医の本音かもしれません。
昔と同様基本的にお産は命がけ。数年前に救急車でたらい回しにされ、子どもは出産できたものの脳溢血(??)か何かで亡くなられた妊婦さんがおられました。適切な医療行為がなされていたら助かったかもしれません。どこまでが自然でどこから手を加えるか、非常に難しい問題だと思います。
子供をまず別室で管理したい医者の本音も理解できなくはありません。
医者の意識改善も必要ですが、トラブルの無い自然出産を実現するために、妊婦側の精進はそれ以上に大切なのかもしれません。
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