ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

妊娠後期の不眠

2016年02月24日 | 子どもの成長

妊娠後期の妊婦からよく相談を受けることがある。

 

「妊娠後期になると最近ひどい不眠症に悩まされた。

やっと眠れたと思っても眠りが浅いし、ほとんど寝た気がしない。

眠れる時に少しづつ眠るようにしているが、1時間位で目が覚めちゃう。何でなんだろ」という声をよく聞く。

このような相談を受ける産科医の中には、睡眠薬を処方する医師がいる。

これは困ったものである。

 

妊娠中の女性に備わった神様が授けてくれた身体のメカニズムを知らないのだ。

 

妊娠後期になると産後の準備のために身体に備わったメカニズムにスイッチが入ります。

 

産褥期の子育てのため授乳間隔に合わせて目が覚めるように間歇睡眠の準備を始めるのです。

3時間おきの授乳のタイミングに合わせて目が覚めるという人がいますがこれは間違っています。

3時間おきの授乳は人工乳の場合です。

3時間たたないと消化しないからです。

 

母乳は1時間から2時間で消化しますのでその間隔で、頻回に授乳する必要があります。

 

それに合わせて授乳できるように妊娠後期になると身体を慣らしてくれるのですね。

素晴らしいことですね。

 

それを知らないと前述のように、睡眠薬を服用することになってしまいます。

眠れないのは素晴らしいことなのです。

産院でこのようなことを教えてもらうといいのですが。

また妊娠中に産院で母乳のことも教わることが出来るといいですね。

 

ある方の経験談です「私は幸せな事に、おっぱいがとてもよく出ました。

最初の2日間くらいは子どももちょくちょく泣いて、  頻繁におっぱいを飲ませるので、3日目くらいからはよく寝ました。

でも自分のおっぱいが張ってくるので、子どもより先に痛くて目が覚めます。

 起きてきてくれると、うれしくて、早くおっぱいを飲んでほしかった。

赤ちゃんに飲んでもらうのが一番楽になりますから。

退院してからもそれほど大変ではありませんでした。

 夜中に何回もおきて授乳するのも既に経験済みですし、昼間も子どもと一緒に昼寝して、細切れ睡眠していました。

ただ、食事作りや洗濯という家事が増えた分だけ、 入院中より極楽度は下がりましたね。」

 というように事前に間歇睡眠のことを知っていると楽しむ余裕ができますね。

不眠になったらあと少しでお産です。

出産の時を前向きに向かえてください。

応援しています。

 


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