ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

妊娠は喫煙すべからず

2008年12月21日 | 妊娠・子育て中のたばこの害
最近、妊婦の喫煙や一緒に歩いている妊娠中の夫婦や、赤ちゃんをつれて夫婦が喫煙している姿を目にする。
妊娠中や育児中の喫煙は、もっての他である。
赤ちゃんのためにもあなた自身のためにもよくない。
夫が喫煙していたら、妊娠を契機に禁煙するべきです。
子育ては、たばこをやめるより難しい。

喫煙の害について考えてみよう。
母体の喫煙や他人の喫煙からの受動喫煙によるニコチンのため、母体から胎児への栄養や酸素の運搬路として大切な血管が収縮します。
血流の減少により、お腹の赤ちゃんは一時的にせよ、大変苦しがっています。
さらに、本来は酸素をたくさん運ぶはずのヘモグロビンが、喫煙による一酸化炭素と優位に結合して酸素を充分に運べなくなり、胎児と胎盤が慢性的な酸素欠乏状態になってきます。
その結果、流早産、常位胎盤剥離等を伴うことになり、きれいな空気の中で育った赤ちゃんに比べて、極端に危険な状況におかれるわけです。
 受動喫煙でも同様にリスクが高くなります。家庭だけではなく、妊娠してからも仕事を続ける女性が増加しています。喫煙する家族や職場の同僚に理解を求めましょう。
次に、鉄分は酸素を運搬するヘモグロビンの成分の一つであり、重要な役目をしています。妊娠後期になると、循環血液量は増えますが、それに伴ってヘモグロビンが追いつかなくなって、貧血傾向になりがちです。
 当初は、薬や注射に頼らずに、出来るだけ食事内容を工夫し、鉄分を多く含むメニューを一品加えてみてはいかがでしょうか。
鉄分が多く含まれる食品は、レバー、ごま、あさり貝、しじみ貝等です、ほうれん草、小松菜などの緑野菜があります。それらに加えて卵、肉、大豆、豆腐などのタンパク質も一緒に摂取することにより、鉄分の吸収が盛んになります。
 赤ちゃんとあなたのために、偏食を避け、栄養のバランスのとれた食事を心がけましょう。
まだお腹の赤ちゃんは小さいですが、あなたと夫の子育ては妊娠中から始まっているのです。
夫婦でマタニティライフを楽しんでください。お腹の赤ちゃんのためにも。
健やかな赤ちゃんの誕生を祈っています。

お腹の赤ちゃんのためにも「今すぐ禁煙」をしてください。



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