ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

育児書を捨て、子育て

2008年06月28日 | 子育てにマニュアルは必要ない
 子どもは、「宝」ですね。
親は子育ての中で、学び成長していきました。
そこには、マニュアルもない、育児書もない。
全ては、日本の家族制度である大家族が、親から子へ「伝承」されてきたのです。
子は、子育てを家族の中から学んでいました。
自宅でのお産は、子どもにとっては「学びの場」でした。
きたるべき時に備えて、知らず知らずに学んでいました。

子育てについても同じように、家族の中で学びました。
年長の子が下の子を「子守」することで、赤ちゃんの「あやし方」「おむつの替え方」「遊び方」「家事」など子育てや生きていく上で大切な多くのことを学びました。

そこには、育児書、育児マニュアルなどを売る「悪徳出版社」は存在しませんでした。
そんな「本」は全く必要なかったのです。

今、多くの子育て中の「親」が、不必要な育児書やお産のための情報誌を購入し、悩みを深めています。
特にひどいのが育児書です。
育児書は、「粉ミルクメーカー」「不必要な育児用品」のPR雑誌です。
型どおりの育児情報と金を使わせるための欺瞞に満ちた文章に、だまされ購入しています。
子どもの「猿ぐつわ」である「おしゃぶり」は拷問の道具である。親の都合で口をふさがれている赤ちゃんを見ると情けなくなります。
この行為が「依存症」の始まりであり自立の妨げになる。

赤ちゃんが「欲しい」といったわけでもなく、親の愚かな見栄や欲望を満たすための子どもは「大人のおもちゃ」とかしている。

子育ての「第一歩」は育児書を買わないこと「捨てる」ことである。

育児書のために、子育てに苦しんでいる「親」が非常に多い。
マニュアル世代の親たちにとって、必需品なのであろう。
でもそれによって「苦しむ」のは親ではなく「犠牲者」は赤ちゃんであることを忘れてはならない。
「赤ちゃん」は一人一人顔が違うように「心」も「体」「成長」皆違うのである。
その子にあった「育児書」は存在しないのである。

今すぐ「育児書」を捨てて、内なる心の中にある「ヒト」としての本能に目覚めよ。

今の日本人は、快楽を求め過ぎた結果、その本能を失ってしまった。

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5 コメント

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shinkoさん (ひげ爺)
2008-06-30 14:09:54
shinkoさん
ありがとうございました。
多くの方が、賛同してくれてとてもうれしいです。
悩んでいるときには「藁にもすがる」気持ちでつい手にしてしまうのでしょうね。
そしていつしか「我が子」は育児書に当てはまらないといことにショックを覚えてつらい階段を転げ落ちてしまうのです。

いいアドバイスをしてくれるヒトが身近にいるといいのですが。
皆さんも他の人にアドバイスしてあげてください。
そして一言「育児書はいらないよ」と声を掛けてあげてください。

本屋で立ち読みしている人には声を掛けにくいですよね。

見jかな人でに声を掛けてあげるだけで十分です。
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私も育児書に悩まされていた母親の一人です。それ... (shinko)
2008-06-30 13:57:04
私も育児書に悩まされていた母親の一人です。それはもう様々なことで悩ませてもらいました。息子はおっぱいばっかりで離乳食もあまり食べなかったし、夜もなかなか寝てくれなかったし(昼夜逆転してました)、お座りも歩くのも遅かったのです。1歳になる頃、夜更かしとご飯を食べないのが気になり、出産した病院に電話をしました。産婦人科病棟ではいつでも電話相談できるようになっていたのです。その時婦長さんに「赤ちゃんが元気でご機嫌なら、いいのよ。本どおりにいくなんて思っちゃダメ。いろんな子がいて当たり前なんだから。そのうちご飯も食べるし、夜も寝るようになるから、ゆっくり育児を楽しんで」といわれました。その時から、育児雑誌を見るのをやめました。大人だって十人十色なのに、どうしてマニュアル通りに行かないことに悩んでいたのか、バカらしくなってきます。
息子は2歳1か月。最近やっとご飯を3回食べられるようになりました。夜も自分からお布団に入ってくれるようになりました。
書店で育児雑誌を手にとってい人をみると、「そんなの読まない方がいいよ」と言ってあげたくなります。
返信する
けいずかちゃん、なすびさん (ひげ爺)
2008-06-29 10:34:33
けいずかちゃん、なすびさん
実体験ありがとうございました。
本当に困ったものですね。
育児書でどれだけの赤ちゃんが傷ついているかわかりませんね。
育児書は廃止すべきです。
育児書は、粉ミルクのようなものです。
缶(本)の中には病原菌がうようよいます。

我が国の子育て事情は、最低です。
まして国や自治体のハートのない子育て支援とは名ばかりの施策には怒りを覚えます。
特定の団体や口の上手いNPO、官製NPO、社会福祉法人などが、皆さんが納めた税金を食い物にしているだけです。
先日いった、北海道の留萌市は、少ない予算と長年培ってきた親育てのノウハウを活かして素晴らしい支援をしています。
親の表情が生き生きしていました。
そこには、大きな予算も必要ありません。「集いの広場」という意味のない子育て支援もありません。
とおの昔に「児童館」が小学校校区に一カ所作られています。
そこに「母親クラブ」という支援組織がボランティアで動いています。

税金の無駄遣いの「つどいの広場」など、廃止すべきである。

話が横道にそれました。

自らに備わった子育て力を信じてください。
万人いれば子育ては万通りあります。
当てはまるモノは一つもありません。


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確かに育児書には間違った情報がたくさんあります (なすび)
2008-06-29 10:09:37
確かに育児書には間違った情報がたくさんあります
私の持っている主婦の友 「はじめての育児」にも 母乳について
●母乳の量は体重にあらわれるので 一週間単位で体重のチェックを。
●授乳は生後三ヶ月を過ぎると三時間おきのペースがつき三ヶ月以降は
四時間おきになります
●1時間くらいでおっぱいをほしがるなど授乳間隔が短い 1時間以上おっぱいを
すっているときは 母乳不足が疑われます
●母子ともたっぷり眠るため 夜だけミルクにしてもいいでしょう

完母で5ヶ月ですが いまだに昼の授乳間隔は30分のときもあれば1時間のとき、2時間のときもありバラバラです。夜はそのかわり8時間 爆睡しています。
生後二ヶ月までは 30分おき 1時間以上 おっぱいをすっているなんて ざら。2時間なんて 絶対あくことはありませんでした。夜中三時間以上うとうとしながら すい続けたこともありました。
最初は しんどかったですけど 今思うに 赤ちゃんの自然なリズムに こちらが
徹底して 合わせることが 大事です。赤ちゃんは 十人十色です。
周りのおかあさんも 実際は母乳がでるのに 育児書や粉ミルクメーカー、検診の医師の一言に惑わされ
ミルクを足してしまい、結果 母乳の分泌が減ってしまった人が多いです。
残念なことだと思います。人間は 本来 自分の力で 子供を育てる力が
備わっているはずなのに。



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子育てに育児書はいらない・・・本当にそうですね。 (けいずかあちゃん)
2008-06-28 15:51:39
子育てに育児書はいらない・・・本当にそうですね。
いらないどころか、あったがために悩みを自ら作っていたような気がしています。
以下は、かつて自分がぶつかったマニュアルの一部です。
「うちの子は、本に書いてあるのとちがう!!」って具合に
自分で勝手に悩んでいました。
「うんちは1日に1回から2~3日に1回にまとまってきます」
→うちは4・5ヶ月まで一日に何回もウンチしてたぞ
「授乳間隔をあけるように・・・」
→お腹が空いちまったんだから、あげないわけにいかないでしょ。
「昼寝は一日○回以内、○分以内に・・・」
→そんなこと言ったって、眠いんだから寝る。起きないものは起きないさ。
「離乳食のレシピは、月齢による量は、云々・・・」
→おとなが美味しくないと思うものは、赤ちゃんだっておいしくない。
その日その時ごとにがっつり食べたい時や気が進まない時だって
赤ちゃんにだって、あるのでは?
・・・な~んて、今ではこのようにいちいち毒づきながら、
そして息子にどうしてほしいか伺いながら、育児をしております。
そうなれたのも、ひげ爺さまに励まされ続けたおかげです。
ありがとうございました。
ちなみに、おしゃぶりについては私もはじめから使う気はありませんでした。
まさに「さるぐつわ」、そう見えてならなかったからです。
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