ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

熱性けいれん?

2007年12月02日 | ひきつけ
ひきつけのことで悩んでいます。という相談がありました。
熱性けいれんは遺伝的な要素もあるようです。
我が家の娘は二人とも熱性けいれんをおこしました。
孫が出来たらまたおこすのでしょうね。
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現在2歳の娘です。10ヶ月の時初めてひきつけをおこしました。その時の診断は熱性けいれんでした。(熱は、7度5分)2度目、1歳5ヶ月。平熱でひきつけ、検査入院。脳波もとりましたが異常なし。その後主人の都合で渡米。3度目1歳7ヶ月。
すべってころんで後頭部を打ちひきつけ。脳波、MRIともに異常なし。4度目、1歳9ヶ月。テレビを見ていてひきつけ。熱はなし。5度目、1歳10ヶ月。お風呂から出てひきつけ。熱はなし。6度目、1歳11ヶ月。かぜぎみでせきが少し。熱7度7分。7度目、それから6日後ひきつけ。かぜも治まってきたと思っていたところ。熱7度2分。その後9度6分まであがる。8度目、2歳。テレビを見ていてひきつける。熱はなし。
  てんかんではないかと心配しているのですが、ただひきつけやすい体質なんていうこともあるのでしょうか。
回答  たまごママネット医師団
かなり頻回にひきつけを起こしているようです。子どものひきつけは大きく分けて、熱に伴って全身性のけいれんを起こす熱性けいれん、熱を伴わずに起こる様々な形のてんかん、激しく泣いたときに呼吸を止め顔色が悪くなり体が硬直する憤怒けいれんがあります。
けいれんを起こしたときの状況、熱の有無、ひきつけの形などによってどのひきつけなのかを判断します。また、ひきつけに見えるもののひきつけではない動きもあります。

質問のひきつけは、熱に伴うときと別の時があり熱性けいれんではなさそうです。また必ずしも泣いたときだけではなさそうですから憤怒けいれんでもなさそうです。
ひきつけの形(顔色・顔つき、手足の動き、意識の状態、持続時間、失禁の有無、回復したときに状況など)がわかりませんのでてんかんと決めるのも問題があります。てんかんですべってころんで後頭部を打ったためにひきつけるということは考えにくいと思います。またてんかんだから脳波に異常がでるとは限りませんが、普通は何らかの変化が見られることが多いです。
今必要なことは、そのひきつけが本当にてんかんを考えるようなものなのかをしっかり判断することだと思います。できればその様子をビデオで撮影してください。ひきつけの様子を見ることができれば、大変参考になります。また脳波検査をもう一回行い、異常がないかを見る必要がありそうです。前回異常がなくても時間をおいて検査をすると異常が見つかる場合があります。
質問の内容からは典型的なてんかんとは考えにくいところもあり、はっきりとお答えすることができません。
ご両親が納得できるように検査や説明を受けることが必要と思います。
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多くの相談が寄せられますができるだけ回答するようにしていますが、同じような質問も数多くあります。






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