ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

母親が風邪をひいた時は母乳が大切

2007年10月15日 | 母乳と風邪薬
うれしいメールがきましたので紹介させていただきます。
これから風邪の季節ですね。
母乳哺育をされているお母さんがこれからの時期で一番心配なことは、「風邪」ではないでしょうか。
授乳中の風邪について考えてみましょう。

「薬も母乳の中に移行してきます。この移行した薬の成分が赤ちゃんに何か悪い働きをするのではないかという心配のために、薬を飲むなら母乳を与えてはいけないという指導を受けることがあります。
このため、授乳中の薬については、母乳の大切さと薬が赤ちゃんに与える影響を比較して母乳を続けて良いか決めることになります。
一般に風邪の時に使う薬(鎮痛解熱剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、抗インフルエンザ薬、抗生剤、抗アレルギー薬など、)には母乳をやめなければいけないほど赤ちゃんに影響を与える薬はないといわれています。(渡辺眞史先生)」

早速、風邪をひかれたお母さんからのメールです。
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こんばんわ。
すっかり秋らしくなってきましたね。

実は先週末に風邪をひいてしまいました。
でも、たまごママネットで勉強していたので、バッチリ母乳は続けましたよ。
私は自分も内服しながら、授乳も継続という方法をチョイスしました。
幸い、母乳に理解のあるドクターに診てもらい、薬と共に「ダラダラ長引かせるより、薬を飲んで短期間で治す方がいいんだから」というお言葉ももらいました。
たまごママネットにも、母乳と薬のQ&Aがありますね。
内服した結果に関しては記載がないようですが、私のケースの結果を書きますね。
先生には想像するのは簡単でしょうが・・・。
私は辛いと感じたのは1日半で済み、息子はうつったものの私よりも症状は軽かったです。
私は熱が出たのですが、息子は発熱せず、鼻水が出ている以外は症状もなく、いつも通りに機嫌よく元気に大きな声を出して遊んでいました。
私が風邪症状に悩まされてる以外は、いつも通りの生活でした(笑)。安易に母乳をやめなくてよかったです。
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医師団の渡辺眞史先生の回答の中から抜粋します。

お母さんの風邪のために母乳を止めると、赤ちゃんはすごく不機嫌になったり、哺乳びんからミルクを飲まなかったり、具合の悪いお母さんを余計に苦労させることになります。また、お母さんが風邪をひくと赤ちゃんも同じ風邪をひきます。
このとき先にひいたお母さんの母乳中にはその風邪に対する免疫が作られ、赤ちゃんに母乳を与えることにより風邪を予防したり軽くすませることができるようになります。
  風邪をひいたときはむしろ母乳が大切になります。お母さんが風邪の症状で苦しい時、薬を飲んで早く楽になって母乳を与えることが、お母さんだけでなく赤ちゃんにとっても良いことになります。
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ぜひ、授乳を続けてください。
安易な母乳の中断はよくありません。

小児科医も薬のことや母乳哺育について勉強して欲しいですね。
大学でも母乳について教えて欲しい。

母乳哺育を楽しんでください。

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