おじいちゃん、おばあちゃんは、孫の積極的に関わろうとします。
それはある意味では、とてもいいことなのですが、ややもすると子育ての弊害になることもあります。
多くのお母さんが、その弊害に悩み苦しんでいます。
孫を可愛がり、孫に関わりたいがために、母乳哺育で頑張っているお母さんに、母乳は栄養がないからミルクに変えるように要求することがあります。この要求の裏側にあるのは、「自分がミルクをやりたい」孫の面倒をみたいという考えが根底にあるからです。
自分の育児感を、押しつけたり、以前の間違った育児知識を強要します。
昭和30年代頃までの日本社会の風潮としてミルクは母乳に比べてより栄養価の優れた赤ちゃんのための哺乳食品としてもてはやされていた。
また当時母乳哺育をする者は貧乏人、ミルク哺育をする者は金持ちなどの偏見からミルクで子育てをしてきているおばあちゃんが多く母乳で頑張りたいお母さん達に安易にミルクを足すように勧めたり、母乳に栄養価がない、または減っていくなどの誤ったアドバイスをしている現状がある。
森永ヒ素ミルク事件もこのような考え方があったからです。
一昔前にスポック博士の書かれた育児書が、広く世間に浸透しました。
赤ちゃんが誕生すると、スポック博士の育児書を贈るのが流行りました。どこの家にもその本があったのではないでしょうか。
その育児書には“抱き癖がつくから必要以上に抱くな”“赤ちゃんは一人で寝かすように”“赤ちゃんは一人で寝かせるべだ”などと書かれていました。
日本で行われていた川の字に家族で寝ることなどは否定されました。
ほんの影響で、赤ちゃんを別室で寝かせることなどもされました。
アメリカでは育児書通りに育った子ども達が少年犯罪を起こすケースが多発し、社会問題になりました。
幼少期に必要な愛情を十分与えられずに母子関係が希薄化したため、大きくなってからの対人関係や精神に異常をきたしているのだと思います。
今はこの本は否定されていますが、この本をマニュアルにして子育てした世代が、おばあちゃん、おじいちゃんの世代です。
間違った本の影響を押しつけてきますので、注意してください。
お母さんは、子どもの欠点ばかり見えて気になりますが、不必要なことを言わずに、おじいちゃん、おばあちゃんは、孫のキラリと輝く素敵なところを、見つけて引き出してあげてください。
孫育ての時間を楽しんでください。
ジジ・ババたちの孫へのおせっかいをやめる方法アドバイスの広場も開いたら???
は~~い! 参加します!!