余りにも暑く、外に出てみると風が心地よく幾分涼しい。午後8時、久しぶりの夜空を見上げる左舷が欠けた三日月が成長した形の「月」を見ることができた。今日の月齢でいくと「5.3」である。月は日毎に満ち欠けしてその姿を変える。満ち欠けによって変わった姿を現すものには月齢であるが、少し風情のある名前も付いている。月初の新月、繊月(二日月)、三日月(みかづき)上弦の月、十日夜の月、十三夜月、小望月、満月(今月は「15日」、来月は「14日」)、十六夜、立待月、居待月、寝待月、更待、下弦の月、有明月、三十日月といろいろ呼び名がある。今夜は右側だけであるが38万キロ先には少しだけクレーターや山、海が見える。月はやっぱりロマンに満ちている。(1908)