座間市入谷に座間の地名にもなっている臨済宗建長寺派寺院「座間山心岩寺」はある。座間湧水の一つで「心岩寺湧水」があり本堂横から湧き出ている。山門を抜けると正面に「本堂」、本堂左側に池中央に不動明王を安置する「不動池」がある。その池の周りに「スイセン」が100輪近くの白い可愛らしい花を披露中である。スイセンはイベリア半島を中心とした地中海沿岸地域を原産とするヒガンバナ科 / スイセン属の花(多年草)である。別名に「雪中花」、「雅客」。方言ではチチロ、キンデバナ、キンデ、シイセン、ハルダマの呼びかたをされる。和名の「スイセン」という名は中国での呼び名「水仙」を音読みしたもの。中国で名付けられた漢名の「水仙」は「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来する。水辺に育ち、仙人のように寿命が長く、清らかなという意味から名付けられたとされる。花は花弁と萼片の6枚と、その基部につくラッパ状の副冠からなる。副冠は形がさまざまに変化するものも多く、また花色も多彩で白や黄色、オレンジ色、ピンク、複色と多い。(2012)




