相模原市麻溝に四季の花が絶えない市民のオアシス的存在となっている「相模原麻溝公園」はある。園内には今、数種類の花しか咲いていない中で「花の谷」に「ロウバイ」が蕾を膨らませていてあと数日で開花しそうである早く琥珀色のロウバイを見たいものである。アジサイ「アナベル」の咲く花の谷の階段にいつも白と黒、茶のまだら、黒と「4匹の猫」がいる。少し暖かい今日、麻溝公園の住人的アイドルの「猫」4匹中白と茶の「まだらの猫」一匹と先々月以来の再会であった。一期一撮、早速フォーカスさせてもらった。陽だまりで寛ぐよう目をつむっている。最近は本当に動物番組が多い。その中でもよくNHKのBSテレビで動物写真家の岩合光昭さんの密着映像がよく放映されている。猫は警戒心は強いが人間にはよく懐く動物、今日再会した猫はどうやら放浪猫として麻溝公園をテリトリーとしているようである。(2011)
杉並区荻窪、永福川そばに房州小湊誕生寺末、区内でも古刹級に入る日蓮宗寺院「大光山中道寺」(千葉院)はある。大光院日道が当地に天正10年(1582)に草庵として建立。その弟子日法が元和2年(1616)に「大光山中道寺」とし寛永13年(1636)当地に土着していた千葉氏の家臣宇田川氏より寺地の寄進を受けて堂宇を整えた。天正10年(1582)、当寺の本尊は日蓮上人像で「願成の祖師」、玉眼作りの目が特徴的「黒眼の祖師」と称され崇敬されている。又、伝教大姉の作の「鬼子母神像」も祀られている。「松渓公園」や「善福寺川」の住宅地の一画に構えられている「寺号標(寺門)」を入ると区内では珍しい建物の一つ鐘楼と山門を兼ねた重厚な「鐘楼門」(安永2年=1773)がある。正面に入り母屋造りの「本堂」、右に「庫裏」がある。境内北側に「不動尊石碑」(宝暦6年=1756銘)が祀られている。本堂の西に「鬼子母神堂」、並びに「稲荷祠」、境外仏堂として「荻窪不動堂」がある。(2011)
相模原市南区下溝にメタセコイアやモミジが紅葉し今年最後の彩りを魅せている「県立相模原公園」はある。その紅葉の中でイベント広場からグリーンハウスへ向かう途中の一画に小さな11月から12月に掛けて咲く「カンボケ(寒木瓜)」の花壇があり赤、ピンクと白色のとこがロウバイに似た蝋細工のような光沢のある花びらを披露中である。「ボケ(木瓜)」の花と言えば春の花である。先月初めにはすでにちらほらと咲いていたが、今日は花数もグーンと増え見頃を迎えようとしている。ボケ(木瓜)はバラ科の落葉低木で晩秋頃から葉より先に根ぎわより分枝したトゲのある小枝に鮮やかな緋色や白色の五弁花が3~4輪まとまって咲かせる特徴がある。花の緋色は「緋木瓜」、白は「白木瓜」で花の少ない秋から冬にかけて咲く希少なそして可憐な花である。俳句では「木瓜の実」は秋の季語、「木瓜の花」が春の季語、「寒木瓜」は冬の季語のようである。(2011)