相模原市南区麻溝にクレマチス、アジサイ、クリスマスローズの名所「相模原麻溝公園」はある 12月も今日までは暖かく快晴、しかし明日は寒気が南下、日本海側は大雪予報である。この時季さすがに撮るべき花も少ないが、唯一「花の谷」の一角に数本植栽されている「ロウバイ」(素心蝋梅)が見頃を迎えている。この「ロウバイ」は冬に咲くことから「ウィンター・スウィート」とも呼ばれている。既にどの枝にもロウバイらしいまるで蝋細工のような光沢を帯び琥珀色の花を披露中である。撮影中一つ一つの花からフルーティな甘い香りを放っている。一つの花に昆虫が一匹吸蜜中であった。花名に梅がついているが梅ではなくロウバイ科の落葉低木である。当園にも「淡い黄色」と「濃い黄色」の二種類がある。花姿は下向きあるいは横向きに咲き、内側の花被片が暗紫色をして外側が黄色である。花弁は透明感があり蝋質を思わせる。花の少ないこの季節(蝋月=12月)に「ロウバイ」は本当に希少花である。(2012)




