相模原市南区麻溝に梅雨期の代表花「アジサイ」、初夏の花々が咲きだし華やかとなってきた「相模原麻溝公園」はある。花の谷の和風ガーデンの一画では数株植栽されているなんとも珍しい「ホタルブクロ」(蛍袋)が茎先や葉の脇に、長さ4、5センチのベル型、釣鐘形という可愛らしくも独特の花を下向きに続々とつけ始めて満開期を迎えている。白から濃い紅紫色まで100輪以上はありそうである。花の特徴は花冠の内側には濃い色の斑点があること、萼片は5枚で萼片の間に反り返る付属片があることである。名の由来は提灯の古名「火垂」にちなむこの「ホタルブクロ」は東北アジアと朝鮮半島、日本が原産、キキョウ科 / ホタルブクロ属の多年草である。別名「チョウチンバナ」、「トッカンバナ」、「釣鐘草」、英名は「ベルフラワー」とも呼ばれる。この花は初夏から夏の前半にかけ白花と赤紫色の花を咲かせ、昔の人はこの花の中にホタルを入れて灯りを楽しんだことからこの花名が付いたようであるがなんとも可愛らしい花である。 (2105)



